魅力溢れる「155cc・3輪スクーター」という新ジャンルの画像

魅力溢れる「155cc・3輪スクーター」という新ジャンル

  • 取材協力/ヤマハ発動機  撮影/井上 演  取材・文/佐賀山敏行  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
  • 掲載日/2017年3月29日

ヤマハは近年、魅力的なスクーターを数多く発表している。たとえば進化を続けながら唯一無二の存在と言えるスポーツスクーター・TMAXや、ローアンドロングのスタイリングが斬新なマグザム、オフロードテイストやストリート感を見事にスクーターへ落とし込んだBW'S125など、そのラインナップはじつにバラエティ豊かなもの。そして今回、新たにラインナップに加わったのが、驚きの安定感と意外なほどの軽快感を併せ持つニューモデル・トリシティ155である。

あらゆる箇所が155cc専用設計!
排気量アップだけじゃないトリシティの魅力

トリシティ155の特徴と言えば、ひと目見てわかるとおり、フロントに2輪を装備しているということ。採用されるのはヤマハ独自の「LMWテクノロジー」で、これはフロントにそれぞれ独立して動く「片持ちテレスコピックサスペンション」と、2輪スクーターと変わらないリーン(車体傾斜)を生み出す「パラレログラムリンク」を組み合わせたもの。つまり軽快感はそのままにコーナリングは安定し、さらに段差や横風ではふらつきにくいというものなのだ。そう、トリシティ155の真の魅力は個性的なスタイリングではなく、あらゆる状況で快適なライディングが楽しめる点にある。

トリシティ155は、先に発売されたトリシティ125の排気量をただ大きくしただけではない。エンジンは優れた加速フィーリングとトルク感を持ちながら、燃費・環境性能にも優れた「BLUE CORE」エンジンを搭載。さらに排気量と出力のアップに伴い、リアホイールサイズを13インチにアップすることで、街中から高速道路まで、あらゆるシーンで安定した走りが可能となっている。新たにパーキングブレーキや12V・DCジャック内蔵フロントトランクを装備している点も見逃せない。利便性をアップすることで、幅の広い使い方ができるのだ。

原付二種クラスを受け継ぐコンパクトな車体に、実用性と安定感を高める装備、もちろん高速道路を使った遠出だって得意だ。

「155cc・3輪スクーター」というまったく新しいモデルだからこそ、これまでにない、快適バイクライフに期待が高まるのだ。

専用設計で装備も走りもグレードアップ!!

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低燃費性と力強い走りを両立させた水冷4ストロークSOHC4バルブ・155cc単気筒「BLUE CORE」エンジンを搭載する。さらにトリシティ125では12インチだったリアホイールを13インチにアップすることで、排気量UPや高速道路走行によるスピードレンジに合わせた安定感を実現している。

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左ハンドルレバーの下にパーキングブレーキを装備し、坂道などでも気兼ねなく駐車できる。ブレーキをかけると「P」の文字が現れ、ひと目で作動中であることがわかる。グリップを握ったまま素早く解除できるのも大きなポイントだ。

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シート下トランクの容量はトリシティ125よりも増えて約23.5リットルを確保。XLサイズのフルフェイスヘルメットが収納できる。また、新たにLED照明が装備されているのも見逃せない。夜間でも手元やトランク内が見やすくなっており、利便性が大きく向上しているのだ。

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収納スペースの充実はトリシティ155の大きな魅力。シート下トランクの容量アップに加え、インナーパネル右側に小物入れを新設。アクセスしやすく、フタの開閉もワンタッチ! さらに12V・DCジャックも装備されており、携帯電話の充電などが可能となっている。

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ヘッドライトとポジションランプにはLEDを採用。ヘッドライトはロービーム3灯、ハイビーム2灯の5灯式となっていて、視認性の向上だけでなく、被視認性の向上、さらにルックスのアクセントにもなっている。もちろん、省電力でバッテリーへの負荷が少ない点も大きなメリットである。

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トリシティ155のアイデンティティーとも言えるフロント2輪を擁する足周りには、ヤマハ独自の「LMWテクノロジー」を投入。2輪車と同様にリーン(車体傾斜)しながらもあらゆる路面変化に対応する。また、片持ちテレスコピックサスペンションは高いスポーツ性能を発揮する。

YAMAHA TRICITY155

■エンジン型式 = 水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒
■総排気量= 155cc
■ボア×ストローク = 50.0×58.7mm
■最大出力 = 11kW(15PS)/8,000rpm
■最大トルク = 14N・m(1.4kgf・m)/6,000rpm
■トランスミッション = Vベルト式無段変速
■サイズ = 全長1,980×全幅750×全高1,210mm
■車両重量 = 165kg
■シート高 = 780mm
■ホイールベース = 1,350mm
■タンク容量 = 7.2L
■Fタイヤサイズ = 90/80-14M/C 43P
■Rタイヤサイズ = 130/70-13M/C 57P
■価格(消費税込み) = 45万3,600円

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