知っての通り、オートバイを運転するには二輪免許が必要です。免許の種類によって運転できる排気量や取得対象年齢などの制限があることはご存知の通りでしょう。しかし自分が乗りたいと思うオートバイには、いったいどの免許が必要なのかという質問に正確に答えられる人は意外に少ないものです。そこでまずは簡単に免許の種類を整理しておきましょう。
二輪免許は原付、小型限定普通二輪、普通二輪、大型二輪、そしてAT小型限定普通二輪、AT限定普通二輪、AT限定大型二輪の7種類に分かれています。AT限定二輪免許とはクラッチ操作を必要としないスクーターがメインの車種を運転するための二輪免許で、平成17年6月に設けられた新しい免許です。それぞれ運転できる車種は下の表をご覧ください。
免許/排気量 | 50cc以下 | 50cc超125cc以下 | 125cc超400cc以下 | 400cc超 |
原付免許 | ● |
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小型免許(AT限定含) | ● | ● |
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普通二輪免許 (AT限定含) | ● | ● | ● |
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大型二輪免許(AT限定含) | ● | ● | ● | ● |
排気量400cc以下のビッグスクーターを運転するためにはAT限定普通二輪免許、400cc超(?650cc)の車両を運転するにはAT限定大型二輪免許、125cc以下のスクーターを運転するにはAT小型限定普通二輪の免許が必要です。
オートバイに乗るために必要な学科や運転技術を教習所で学ぶ。公安委員会が指定した指定自動車教習所であれば免許取得試験の技能試験が免除されるというメリットがあります。適正試験、学科試験、技能試験、卒業検定を経て卒業。その後、運転免許試験場で免許試験を受けます。
実技、学科ともに独学で習得し、運転免許試験場の試験に挑むことになります。適正試験、学科試験、技能試験を受けて合格したら取得時講習、応急救護講習を受けます。
※ 原付免許や普通四輪免許など他の免許を持っている場合は、教習所での内容や時間、免許試験での内容が変わることがあります。
受験料 | 3,300円 |
交付手数料 | 1,800円 |
合計 | 5,100円 |
運転免許試験場で受験する場合は別途、取得時講習料(12,300円)と
応急救護講習料(3,600円)が必要です。