電熱ウェア「Heatech(ヒーテック)」で真冬のバイクライフを楽しく過ごす!!
取材協力/リベルタ  記事提供/二輪生活編集部  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
この記事は、雑誌『二輪生活』Vol.3 P104~P106を再構成・転載したものです。
掲載日/2014年10月29日

PICK UP!

雑誌『二輪生活』編集長サガヤンも大絶賛!

01

スイッチを入れて約10 秒で発熱!

何より嬉しいのがすぐに身体を温めてくれるというところ。その秘密は髪の毛よりも細いメタルファイバーヒーターという金属製の加熱繊維を採用している所にある。それゆえ熱伝導が早く、瞬時に身体を温めてくれる。しかも軽量!

02

ジャケットと繋げるだけのオールインワン設計!

グローブはインナージャケットの袖口にある接続コードを繋ぐだけで手全体を温めてくれる。また、足下のつま先を温めるトゥウォーマーはインナーパンツと接続する仕組み。ジョイントできるので接続の煩わしさはない。

03

インナージャケットだから
アウターは自由に選べる!

ヒートインナージャケットなので、アウターはお気に入りのジャケットを着用できるのが嬉しい。またシンプルなデザインなのでインナージャケットのみの着用でもコーディネイトの邪魔をしない。

04

グローブはタイプの異なる2種類から選べる!

クラシカルな雰囲気のバイクにマッチするシンプルなレザーグローブと、スポーツタイプにマッチするカーボンタイプがある。両者とも機能面にコダワリながらもシンプル。単体でも使用可能なのでデビューにもってこい!

05

電源は車体バッテリーから!
電力残量を気にする必要ナシ

従来まではリチウムイオンバッテリーだったが、充電を要したり、放電していつの間にか使えなかくなったりという点があった。しかし現在のモデルはバッテリーから直接電力を持ってくるのでノンストレスで使えるのだ。

06

小さく丸めてコンパクトに収納できる!

バイクに乗っている時の荷物の容量というのは意外にシビアだ。しかしヒーテックは丸めて収納が可能。出先で必要ないという時にはコンパクトにバッグに入れておける。持ち運びの手軽さもポイントのひとつだ。

07


ワイヤレスリモコンで
簡単操作を実現!

ヒートインナージャケットはワイヤレスリモコンが付いており、愛車のハンドルにマウントして手元で3段階の温度設定が可能だ。もちろんジャケット自体にも一体となったスイッチがあるのでお好みで活用を。

SETTING

GSR400を使ってカンタン取付講座

Heatechの取付は、車体バッテリーにハーネスを接続するだけと、とても簡単! しかし電気系統をイジるだけに、少しでも自信のない人は専門ショップにお願いしよう。

 

まずは車体に搭載されているバッテリーにアクセス。車種によって位置は異なるが、GSR400はシート下に配置されている。

バッテリー端子を取り外す。順番は決まっていて、必ずマイナス端子→プラス端子の順で取り外すこと!

商品に同梱されているバッテリーハーネスを準備。長さが足りない場合には、別売でロングハーネス(¥2,160)もある。

バッテリーハーネスにはプラスとマイナスのタグがあり、さらに色分けもされている。取付の際に間違える心配はなさそう。

バッテリーハーネスを端子に取り付ける。外す際とは逆で、プラス端子→マイナス端子の順番で取り付けていく。

余分なコードが自由に動くと断線などの原因になる。必ずタイラップなどを使ってフレームに固定しよう。

バッテリーコードのジャックは車体から10cm程度出るように調整。長すぎると乗降の際に引っ掛かるなどして危険なのだ。

最後はヒートジャケットを着て、バッテリーコードを繋げて終了!これで寒~い真冬でも気兼ねすることなくバイクで出掛けることができる。作業時間はメンテナンスなどに慣れている人だと10分くらいだ。

WHAT'S Heatech

冬に毎日着れば
毎日バイクに乗れる

「そろそろバイクに乗れなくなるな~」というのはバイク乗りでしばしば交わされる会話だ。その理由は当たり前に寒いからである。手足は末端の感覚がなくなり、寒さの中で風を受けてハンドルを握る姿は「忍耐」以外のなにものでもなくまさに修行だ。そこで紹介したいのがヒーテックのアイテム。これは手、上半身、下半身、つま先の全身を愛車のバッテリーの熱を使って温かく包み込んでくれるというもので、冬場のライディングを快適にしてくれるギアだ。

 

「冬場はツーリングに1~2回しか行かないからそんなに使わないだろう」という声も聞こえてきそうだが、ヒーテックがあれば寒さを気にせず毎日だってバイクに乗ることが可能だ。しかもバイク乗りの冬は意外と長い。気温が上がったとしても風を受けての体感温度は4月頃まで寒いからだ。そう考えるとこのアイテムというのは1年のうちの半年近くは着用が出来るということ。しかも早いうちに手に入れればそれだけ快適にライディング出来る日が増えるということになる。普段の街乗りに着ている人もゾクゾクと増えてきているというヒーテック。今年の冬は電熱ウェアをデビューしてみる!?

Heatech素朴な疑問 Q&A

まだまだ知らないことがたくさんある電熱ウェア。
素朴な質問からメリットまで気になる部分をリサーチ。今年の冬はぜひともホットに過ごしたい!

Qインナージャケットにグローブ、インナーパンツを着用したいけど普通のバッテリーで大丈夫?

「複数の使用ももちろん大丈夫です。使用する際はご自身のバイクのバッテリー容量を確認した上で使用してください。以前にバッテリーが心配だと旧車乗りや小~中型排気量に乗る方からの相談もあり、インナージャケットで通常モデルに比べてヒートパネルの面積が小さくなった3.5AMPの省電力モデル(¥30,240)もリリースしましたのでそちらもチェックしてみてください」

Qヒーテックを活用する一番のメリットは何ですか?

「真冬のライディングが可能になることですね。冬はバイクに乗らないという人が多くいますが「雪が降らない限り快適に走れるよ!」という話をよく聞きます。バイクが好きな人は1年中バイクに乗りたいと思うんです。なのでバイクに乗れる日が多くなるということと、真冬の修行のようなライディングから開放されるということですね」

Q低温やけどが心配です

「セイフティーシステムがあり、ユニットやジャケット内が熱くなったら勝手に電源が落ちる仕組みになっています。最大で54度まで温度が上がりますが、走っていると熱が逃され、体感温度ではもっと低くなります。それに体感で熱いと感じたら温度調節もできるので低温火傷の心配はほとんどありません。ただフルセットの使用の場合はバイクの発電量と消費電力を確認してください」

Q着心地は?お手入れは?

「海外から輸入しているのではなく、完全に日本で企画している商品なのでフィット感は抜群です。あと他と違うのが女性用のサイズ展開も行っているところですね。それと柔軟な金属の繊維を使っているので軽さも魅力です。そのため長距離ツーリングでは重量からの疲れは感じないはずです。お手入れは自分でも行えます。気になったら手で水洗いをしてください」

ここではヒーテックの魅力を徹底的に紹介。シンプルなデザインにベールを纏っているが、一度使ったら手放すことができないという声が続出しているほど、冬の定番アイテムとして定着している。

ヒートインナージャケット

冬の快適なライディングを叶えてくれるジャケット

日本人の体系に合わせて専門のパタンナーが企画しているのでフィット感は抜群。他メーカーにある輸入品のジャケットだとサイズがフィットしないという話もあるが、こちらはそんな問題もない上、女性用からXXXLという幅広いサイズラインナップも用意している。またオプションパーツの付属にも注目。メインのアイテムを買った時にすぐに使えるようにすべてが揃っているのだ。よくあるのが実際は付属品を買い足さないと使えないケースがあるが、これは手に入れたらバッテリーに繋げてすぐ使えるというのが嬉しい。

商品概要

■サイズ:Womens、S、M、L、XL、XXL、XXXL

■発熱温度:最大54℃

■電源:12Vバッテリー専用

■ヒートパネル:首もと、背中、両腕、両胸(計6ヶ所)

■付属品:バッテリーハーネス、ヒューズセット(15A/10A/7.5A/5A/3A)、ワイ ヤレスリモコン

■備考:ワイヤレスリモコン対応

■¥32,400

血流が多く集まる
首もとの保温

襟全面にヒートパネルを用い、防風を考慮して長めの設計になっている。また肌にあたる部分は肌触りのよいフリース素材を使用。

ちょっとした小物を
入れるのに便利!

インナージャケットでありながら左右にポケットが配備されているのが嬉しい。アウターを脱いだあとにそれを実感するはずだ。

ボディ一体型の
スイッチコントローラー

ハンドルにワイヤレスリモコンを付けての操作が可能だが、ボディにもスイッチが付いている。グローブをしたままでも押しやすい。

運動性能を
向上させる為の工夫あり

胴回りの両脇はリブ状の素材を使用しているのでストレッチ性に優れている。もちろんフィット感も生み出してくれる。

ヒートインナージャケット 3.5AMP

ヒートインナーパンツジャケットとセットで揃えたいパンツ

見た目は通常モデルとほとんど変わりはない、省エネモデル。ヒートパネル面積を小さくし、使用電力を抑えているので旧車や小~中型排気量のオーナーやBMWやDucatiなどの輸入車に乗る人にもピッタリのモデル。また通常モデルと同じディテールになっている。

商品概要

■サイズ:Women、S、M、L、XL、XXL、XXXL

■発熱温度:最大54℃

■電源:12Vバッテリー専用

■ヒートパネル:首もと、背中、両腕、両胸(計6ヶ所)

■付属品:バッテリーハーネス、ヒューズセット(15A/10A/7.5A/5A/3A)、ワイ ヤレスリモコン

■備考:ワイヤレスリモコン対応

■¥30,240

裁断パターンは脚の可動域を大きく広げられるようなシルエットで小型の電源ユニットは、後ろ腰に配置されているのでライディングの妨げにならない。太ももは人間の血管の中で一番太い部分なので、足を温めるとライディング時の血流を良くしてくれる。

商品概要

■サイズ:Women、S、M、L、XL、XXL、XXXL

■発熱温度:最大54℃

■電源:12Vバッテリー専用

■ヒートパネル:左右前身頃

■付属品:バッテリーハーネス、ヒューズセット(15A/10A/7.5A/5A)、スプリッ トワイヤー

■備考:ワイヤレスリモコン非対応

■¥23,760

ヒートレザーグローブ

真冬にバイクに乗っていると末端の寒さが一番こたえる。いつもは何も感じないはずのクラッチ操作に苦痛を覚えていたはずだ。でもそんなシーンからもおさらばしよう。こちらはどんなバイクにもマッチしやすい柔らかな牛革を使用したガントレットグローブ。究極にシンプルなデザインだが、こちらも内側にはメタルファイバーヒーターが配され、手の甲と指先が温かくなる仕組みになっているのだ。

防寒と使いやすさへの
コダワリが凝縮

フィット感を出すためにベルクロになったベルトで締めることが可能。ボタンはグローブをしたままでも押しやすい仕様だ。

スタンダードだから
長く愛用できる

手に馴染みやすい高級感のある牛革を使用。手のひらには当て布が施され、振動からの疲れを軽減できるようにもなっている。

商品概要

■サイズ:Womens、S、M、L、XL

■発熱温度:最大54℃

■電源:12Vバッテリー専用

■ヒートパネル:手の甲部、指

■付属品:バッテリーハーネス、Yコード、ヒューズセット(15A/3A)

■備考:ワイヤレスリモコン非対応

■¥29,160

ヒートカーボンスポーツグローブ

手のナックル部分にカーボンを採用したスポーティーなデザインのグローブ。指先にはシャーリングも施され、運動性能を向上させている。グローブはヒートインナージャケットに接続するだけで使用が可能。あとは四角のスイッチを押すだけで手全体が優しい温かさで包んでくれるのだ。このスイッチがグローブをしたままでも押しやすいのがポイント。目視しなくても押せる操作性があるのだ。

 

見た目と安全面の
2つを両立するディテール

存在感のあるナックルガードはレーシーな見た目はもちろんのこと、万が一の転倒時でも強くガードしてくれる。

商品概要

■サイズ:Womens、S、M、L、XL

■発熱温度:最大54℃

■電源:12V バッテリー専用

■ヒートパネル:手の甲部、指

■付属品:バッテリーハーネス、Yコード、ヒューズセット(15A/3A)

■備考:ワイヤレスリモコン非対応

■¥29,700

ヒートトゥウォーマー

今季の新作になるのが足先のウォーマーだ。この製品はありそうでなく、ユーザーからの強い要望で生まれた製品でもある。ヒートインナーパンツに接続してセットで使うモデルであり、末端の冷えから解き放ってくれる。従来は靴下を何重にも履くという方法があったが、トゥウォーマーがあればそんな煩わしさからも開放されるのだ。

 

小さいアイテムに秘められた
大きな可能性

つま先の先端内側は肌触りの良いフリースを使用しているので保温性があり、底の部分はドット状の滑り止めが配されている。

商品概要

■サイズ:S(23-25cm)、M(25-27cm)、L(27-29cm)

■発熱温度:最大50℃

■電源:12Vバッテリー専用

■ヒートパネル:つま先部

■備考:ワイヤレスリモコン非対応、ヒートインナーパンツが必要

■¥14,040