掲載日:2018年08月06日 バイク動画
動画・写真・文/太田 潤(萬指南処:塾長)
8月になりました! 学生、社会人を問わず夏休みを利用して、ロングツーリングに出かける計画もあると思います。そんな時、長距離を走る前に、一度ご自分の愛車が身体に本当に合っているのか? ということを考えてみましょう。
市販のバイク(国産車)は日本人の標準的体型に基づいて、各サイズが決められていますが手足の長さは人それぞれで、正に標準的日本人体型だという人は想像以上に少ないと思います。
そこで今回はハンドル位置を少し変更して、もっと操作しやすいポジションで疲れず、快適で安全な走行を可能にする方法を紹介します。ここでは左右が連結した、いわゆる「バーハンドル」について語りますので、左右がそれぞれ独立した「セパレート・ハンドル」には適応しないのでご注意願います。
ホンの僅かな位置変更でも想像より大きく操作性に影響するので、時間がある時、長距離走行の前にはぜひお試しください。
ハンドルホルダーにある4本のネジを緩めてハンドル位置を変更しますが、この時、ネジを緩め過ぎるとハンドルがグラグラと不安定になり、正確な位置を出せなくなるので、軽く力を入れれば動く程度に緩めることがコツです。
理想的なハンドルポジションは、楽に、スムースにペダル操作ができる腰の位置(シートポジション)で状態をリラックスさせ、軽く肘が曲がる位置です。肘が突っ張った状態では前輪の衝撃がモロに身体に伝わり、激しく疲労してしまいますし、スムースなハンドル操作も出来ません。
ハンドル位置を自分の体型に合わせたら、ハンドルホルダーのネジを締めて固定します。この時は先ず、前方(進行方向前側)のネジ2本をシッカリ(細いネジなのでもの凄い力で締めると折れます)締めてから、後方(自分側)の2本を締めましょう。最後に対角線状に4本を均一トルクで締め付ければ完了です(サービスマニュアルとトルクレンチを持っていたら、マニュアルの締め付けトルクを守りましょう)。
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