掲載日:2015年02月13日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/山下 剛
水冷直列2気筒エンジンを搭載する既存の『ニンジャ250』と異なり、水冷単気筒エンジンを搭載するのが、『ニンジャ250SL』の大きな特徴です。『KLX250』をベースとする4ストローク249cc水冷DOHC 4バルブ単気筒エンジンは、低~中回転域でのピックアップの良さに加え、高回転域での伸びやかなトルクと鋭いリアクションを特徴としており、250ccスポーツらしいおもしろさが凝縮されたエンジンとなっています。また、ラジエターを通過した熱気を車体下部に逃すことでライダーの負担を軽減し、渋滞時や真夏のライディングを快適にする工夫も特徴のひとつです。
組み合わされるシャシーも既存のニンジャ250とは異なり、スリム・軽量・コンパクトを実現したトレリスフレームは、軽快で俊敏なハンドリング特性を引き出しており、元気なエンジン特性と相まって、軽さを生かしたスポーツライディングを楽しめる設計です。
専用設計となるこれらの装備に加えて、6リットル減の11リットルとなった燃料タンクなどによる軽量化は、車両重量172kgのニンジャ250に対して23kgも軽い149kgに収まっています。この軽さこそがニンジャ250SLの最大の特徴であり、武器となります。23kgのアドバンテージは停車時の取り回しはもちろんのこと、街乗りからワインディングまで俊敏なライディングを実現し、さらに低燃費にも貢献します。
エンジンのスペックで比較すると、ニンジャ250が31ps/11,000rpm、ニンジャ250SLが29ps/9,700rpmと、最大出力はニンジャ250のほうが上回りますが、23kgもの車重の軽さはそれを補って余りあるパワーとなります。
外観はニンジャシリーズの精悍なスポーティさを継承しつつも、エンジン型式に合わせたかのようにシングル化されたヘッドライトが異彩を放ち、SLの個性を演出しています。
水冷直列2気筒エンジンを搭載する兄貴分のニンジャ250。ちょうどいいパワーで扱いやすいエンジン特性は、街乗りからツーリングまでオールラウンドに楽しめる。
水冷単気筒エンジンを搭載。全域で十分なトルクを生み出すエンジンは扱いやすく、素直なハンドリングは街乗りからツーリングまでゆとりを持ってバイクの楽しを味わえる。
クラス最強となる36psを発生する水冷直列2気筒エンジンを搭載。ヤマハらしいハンドリングでスポーツライディングを存分に楽しめるクォータースポーツだ。
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