東海エリア(静岡県) カテゴリ:自然
2019-02-03 11:37:03 走行日:2019-02-02〜2019-02-02
グー!(53)
2月初めの週末、土曜日は全国的にお出かけ日和との予報。
先週は山方面へ行って凍結路でひやりとしたので、今回は海へ行こう。知多半島と渥美半島は先月走ったので、もう少し足を延ばしてみようか。そういえば2年前の同じ時期、ブロス友と御前崎へ行ったっけ。天気がいいなら、また富士山が見えるかも。
軽い気持ちで行先を決めた。
朝は氷点下の冷え込みだったので、少しゆっくり9時に出発。
高速は、車は多めだがスムーズに流れていた。走りながら、左手に雪山が見えるかと期待していたが思ったよりも霞んでいる。ちょっと残念だが仕方ない。
天気はいいのにバイクを見かけないなと思いながら、トイレ休憩のために浜名湖SAへ寄った。やはりバイクは1台もいない。寒いし、わざわざ高速に乗らないのかも。
御前崎へ行くなら相良牧之原インターで下りてバイパスを使えば早いが、それでは面白くないので掛川インターで下り、K38〜K247で南下するルートを走ってみた。のんびりとした田舎道で、流れものんびり。海に近づいて来たなと感じた頃、R150に出たので左折する。
この辺りの海岸には、『遠州の空っ風』と呼ばれる強風を利用した風力発電の風車がたくさん並んでいる。ちょっと見に行ってみようかと脇道へ。あいにく会社の敷地内なのかフェンスがあって近づけなかったが、写真をパチリ。砂もかなり路面に飛んできていたので気を付けてUターンし、国道へ戻る。
浜岡原発を横目で見ながらさらに東へと向かい、K357へ右折する。ここから御前崎灯台までの約8kmは、海岸沿いを走る気持ちの良い道だ。
ところが、少し前から思ったよりも風が強いなと感じていたが、海岸沿いはさらに強く真っ直ぐ走りづらいほど。ウインドサーフィンを楽しむ人達の姿が見えたが、横を向くと怖いので横目でチラチラ眺めながら走る。
灯台の手前に展望台のようなものが見えたので、バイクを止め登ってみた。白い波頭がたくさん見える。さらに登ろうか迷ったが、灯台へ向かうことにした。
駐車場には車もまばらで、バイクは1台いたのみ。青い空に白い灯台。あの時と同じだ。風の強さに躊躇したものの、せっかくなので灯台へ上ることにした。
券売場へ行くと、ライダーらしき服装の男性が1人チケットを買っていた。続いて入場料を払うと「かなり風が強いので気を付けてくださいね」と売場の方に念を押された。
男性に続いて中へ入り螺旋階段を上る。最後の昇り口が狭くなっているのを知っていたので、彼が上ってから梯子を上がった。私の後ろからは熟年夫婦らしき方が昇ってきた。
外へ出るドアから一歩出ると、かなりの風が感じられた。先に出た男性と「ものすごい風ですね」と言葉を交わし、帽子と眼鏡を取った。
そして、灯台の壁に沿って時計回りに南側へ歩き出した途端、信じられないほどの強風が吹き付けた。手すりから手を離すと、体を斜め前に倒しても一歩も進めず、それどころか風に押されて飛ばされそうになる。
「こんな風は初めて体験します」とその人と話ながら、手すりを握りしめつつ何とか1周した。写真を撮ろうとチャレンジしたが、眼鏡を外しているのでよく見えない上に風で手振れがひどく、試しに動画を撮ったら地震の放送並みに映像が揺れていた。
私の後ろにいたご夫婦は、外に出るのをあきらめて引き返したようだ。
入口から中へ戻り、眼鏡をかけようとしたら鞄の中で迷子になっていて探すのに時間がかかった。階段を下りると、先ほどの男性が「降りてこないから、何かあったのかと思いました」と待っていて下さった。
心配かけたお詫びを言い、「バイクですよね。お気をつけて」「お互いに」と挨拶し、そこで別れた。
駐車場へ戻ると、ちょうど昼になったのでなぶら市場でお昼ご飯を食べることにした。半島を回り込むと富士山が見えるはず。確かこの辺りと思った時、海の向こうにドンと現れた。
それにしてもずいぶん雪が少ないな。この前降ったはずなのに。でも、見れて良かった。
なぶら市場へ着くと、さすがにバイクも何台か止まっていた。隙間を見つけて止め食事処へ向かうと、先ほどの男性とまた出会った。「ここへ来れば、だいたいルートが被りますよね」笑いながら、数軒の食堂を回るがどこもかなり並んでいる。
2年前に食べた牡蠣の天ぷらがあったら食べたいなと思っていたが、あいにくメニューにない。
男性が並んでいた店へ戻ると、「ここで食べるなら、一緒にいかがですか」と言われた。
一人なら早く案内してもらえるかもしれないのにと店内を覗くと、カウンターがなく2人掛けのテーブルだけだったので、図々しいと思ったがありがたく受けることにした。
どちらから来られたんですか?「愛知県〇〇市です」
あら、近くですね。高速で?「いえ、実は原二なんです。しかもスクーター」
じゃあ下道? 潮見坂、風が凄かったでしょう。「マジでビックリしました。さっきの灯台ほどじゃありませんでしたが」
そんな会話をしていると名前を呼ばれた。
今日はカツオがおすすめとあったが、カツオだけでは寂しいので石焼の海鮮丼をチョイス。イカやサーモンも入っていて美味しかった。
彼は贅沢ちらし寿司をチョイス。お子さんが大きくなり、自由な時間ができたのでと最近免許を取られたそうだが、小型のAT限定だとか。「自動二輪にしておけば良かったです」としきりに言っていた。ちなみに、グラディウスのことはご存知なかった。ツーリングでどこへ行ったなどの話をしながら食事を終え、再び「では、お気をつけて」と別れた。
バイクへ戻ると、周りのバイクはほぼ入れ替わっていた。滞在時間の短い人が多いようだ。支度をしてふと顔を上げると、先ほどの彼が戻ってきた。愛機はPCX。なんと釣竿を取り出している。どこかで釣りができるのかな。
頭を下げ、横を通り過ぎた。
帰りは、素直にR150南遠道路〜R473相良バイパスを通り、相良牧之原インターへ向かった。
午後になり平地でも風が出始めていた。高速に乗ると、かなりの向かい風。2桁でのんびり走り掛川で下りた。せっかくここまで来たなら、掛川城を見学しようと思ったのだ。
地図で確認した通り北へ向かったが、何故か一本通りが違う。まあ、お城はどこからでも見えるので迷うことはない。ただ、ここは駐輪場がない。コインパークにもバイクを止められればいいのにと思いつつ、歩道の隅へ止めて城へ向かった。
券売所でバイクを止める場所がないか尋ねたが、わからないと言う。駐禁で捕まっては笑い話にもならないので、天守閣内部の見学はあきらめてバイクへ戻った。残念。
さて、最後の寄り道は磐田市。実は母の出身地で、実家近くの和菓子屋のきんつばがお気に入りだ。折に触れ私も子どもの頃から食べていたし、東名高速のSAで見つけてからは静岡方面の帰り道に買ったりしていたが、新東名を通るようになったら手に入らなくなっていた。
磐田インターの近くにも店があるので、寄ってみた。いろいろ眺めていると、お茶と、季節限定の桜のきんつばを試食に下さった。あっさりした白あんと桜の花の塩漬けの塩味が絶妙の味わい。お茶処静岡のお茶も美味しい。
あれこれ買い込み、磐田インターから高速へ。
途中で給油ランプが点滅し始めたのでSAで給油しようと思ったら、トラックが数珠つなぎになっているのを追い越した勢いで入口を通り過ぎてしまった。いつものスタンドまでの距離を計算し「行ける」と判断したが、初めて給油ランプが点灯するのを見て冷や汗が出た。
幸い何もなかったが、早目の給油で安心して走るに越したことはないと反省した。
本日も無事故無違反、無転倒でした。
※グラディウスのタンクは14.5L。残り3.5Lで給油ランプが点滅し、1Lを切ると点灯します。
今回初めて13L給油しました。
走行距離 約350Km
燃費 25.8Km/L
本日のレギュラーガソリン 122円/L
メイン写真は、御前崎灯台の駐車場です。
御前崎風力発電の風車
「御前崎風力発電」と書きましたが、実際には風力発電風車が多すぎて、どこまでがどこの発電所のモノかわかりませんでした。
右)この風車の右手海岸寄りに自転車道が整備されていますが、砂と風で走るのは勇気が要りそうです(^^;
御前崎灯台
左上)メイン写真の場所から灯台をズーム
左下)灯台のふもとから駐車場方面。
グラディウスが止めてあるの、見えますか?^^
右)灯台への階段。右手の塀が切れた途端、ものすごい強風が西(右)から吹き付けます。
海の向こうに富士山が…
霞んでいてほとんど見えませんね(^^;
下は、ズームして少し修正した画像です。
雪がほとんど無い?
同じ日に、ブロス友が神奈川方面から写した写真には雪があったので、見間違いかと思いました。
ちなみに、海の色がスパッと分かれていますが、濃い色は黒潮です。本当にくっきり分かれていましたよ。
なぶら市場で昼食
上)シンボルになっている鰹のモニュメントが移動していました。
鰹の後ろの建物が市場で、写っていない右手が食堂です。
下)海鮮石焼丼です。右手に見えるポットの中にお湯が入っていて、お茶漬けのようにしてもいただけます。
黄色いのはたくあん、四角い容器の中はデザートのお茶のゼリーです。お値段1,200円(税別)。
本日ゲットしたもの
上)母のソウルフード 又一のきんつばです^^
ふっくらツヤツヤの大納言小豆がぎっしり入った、あっさりとした小豆餡ともちっとした皮が絶妙。80代後半の母が子どもの頃に食べたそうです。
下)先週に続き、歴まちカードゲット。
マンカもいただいてきました(^^)v
スポット詳細情報