ドゥカティ | DUCATI ムルティストラーダ1260 | Multistrada 1260

車輌プロフィール

ムルティストラーダ1260は、ムルティストラーダ1200の後継モデルとして、2018年に新登場した。モデル名が「プラス60」になったように、テスタストレッタDVT(可変バルブタイミング)エンジンの排気量は、これまでの1,198ccから1,262ccに拡大された。シリンダーボア(内径)は106mmのまま、ピストンストローク(行程)を3.6mm伸ばして71.5mmにすることで得られた排気量で、当時求められていた「ユーロ4」規制に適合していた。この時代は、さまざまな電子制御技術が長足の進歩を遂げながら、(高級モデルを中心として)モデルチェンジのたびに搭載されており、ムルティストラーダ1260も、その例に漏れていなかった。前身モデルに2015年から搭載されていたIMU(慣性測定装置)は、最新版となり、コーナリングABS、ウィリーコントロール(DWC)に加え、坂道発進を容易にするビークル・ホールド・コントロール(VHC)も装備するようになった。その他にもクルーズコントロールやバックライト付きハンドルスイッチの採用など、安全性と利便性、快適性が大きく進化していた。「スポーツ」「ツーリング」「アーバン」「エンデューロ」から選べるライディングモードもさらに洗練された。フロントフォークはKYB製48㎜倒立フルアジャスタブル、リアショックはザックス製リモートプリロード付きフルアジャスタブルモノショックを装備。

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