カワサキ | KAWASAKI Z650

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

2017年モデルとして新発売されたZ650(カワサキのモデル名はZ650 ABS)は、それまでのER-6n(輸出用モデル)に代わるミドルクラスネイキッド。650ccの並列2気筒エンジンを搭載するところは同じながら、Z650では、上位モデル同様に「Sugomi」デザインコンセプトを取り入れて、これまでの、どこかファニーな印象だったERシリーズからの完全脱却を図っていた。また、当時は二輪車用ETCがメーカー標準搭載として普及しはじめた時期でもあり、Z650もETC車載器は装備されていた。なお、Z650という名称は、1970年代にも使用されていた。当時のZ650が、フラッグシップであったZ1(900スーパー4)に対し、軽量・コンパクトな車体とトルクフルなエンジンの組み合わせが人気だったように、2017年登場のZ650も、Z1000などのハイパフォーマンスマシンに対する、カワサキからの別回答、ライトウェイトネイキッドだった。また、Z650登場と同時に、兄弟モデルとして、フルカウルスポーツのニンジャ650 ABSも発売された。2018年モデルのZ650は、2017年モデルからカラーチェンジのみながら、この年から車名のABS表記が外された。2019年11月のミラノショー(EICMA)でマイナーチェンジした2020年モデルが発表された。欧州の排出ガス規制ユーロ5に適合するとともに、外装を変更。ヘッドライトがLED化され、TFTカラー液晶メーターを採用した。その新型モデルは、2020年2月から日本国内へも導入された。2022年モデルで平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。燃費表示が若干変わったが、諸元・性能に変更はなかった。2023年モデルでトラクションコントールを装備した。

1978年 Z650 (カタログメイン)
1978年 Z650
1978年モデル
カワサキ Z650

基本スペック

タイプグレード名 Z650
型式 KZ650B
発売年 1978
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2170
全幅 (mm) 850
全高 (mm) 1145
ホイールベース (mm) 1420
最低地上高(mm) 145
車両重量 (kg) 228
最小回転半径(m) 2.5
乗車定員(名) 2
原動機型式 KZ650BE
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 652
カム・バルブ駆動方式 DOHC
内径(シリンダーボア)(mm) 62
行程(ピストンストローク)(mm) 54
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 64
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(kgf・m) 5.8
最大トルク回転数(rpm) 7000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
バッテリー容量 12V-10Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.5
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.550
2次減速比 2.625
変速比 1速 2.333/2速 1.631/3速 1.272/4速 1.040/5速 0.888
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 27°00′
トレール量 (mm) 108
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 3.25-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(後) 4.00-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
ホイールリム幅(前) 1.85
ホイールリム幅(後) 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.00
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.50
ヘッドライト定格(Hi) 50W/40W
テールライト定格(制動/尾灯) 27W/8W