ハスクバーナ | Husqvarna ヴィットピレン401 | VITPILEN 401

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

2014年のEICMA(ミラノショー)にコンセプトモデルとして展示されたヴィットピレン401は、ハスクバーナが前年に傘下入りしたKTMのネイキッドスポーツ・390デューク用のエンジンとフレームを用いた、カフェレーサースタイルのロードスポーツだった。そのヴィットピレン401が市販型として登場したのが2017年のEICMAで、2018年モデルとしてのリリースが発表された。姉妹モデルとして開発されたダートレーサースタイルのスヴァルトピレン401(エンジン・フレームは同じ)も同様だった。なお、スウェーデン語でヴィット(VIT)は白を、ピレン(PILEN)は矢・矢印を表わした[スヴァルト(SVART)は黒]。このネーミングは、1950年代のロードスポーツ、SILVERPILENにオマージュを奉げたものだった。390デュークもだが、ヴィットピレン401は欧州におけるA2ライセンス所有者向けのモデル(エンジン出力35kW以下・車重1kgあたり出力0.2kW未満)だった。2020年モデルでは、リアシートの快適性を向上させる目的で、サブフレーム長を従来比で40ミリ延長した。ベースとなったKTM・390デュークがモデルチェンジした2024年、ヴィットピレン401もモデルチェンジ。これまで排気量373ccだった単気筒エンジンは、398.7ccにまで拡大され、ライドモード(ストリート/レイン/トラック)の選択も可能となった。フレームなどの車体周りも一新された。また、前モデルではセパレート式だったハンドルは、バータイプになっていた。

2024年 VITPILEN 401 (カタログメイン)
2024年 VITPILEN 401 2024年 VITPILEN 401 2024年 VITPILEN 401
フルモデルチェンジ
2024年モデル
ハスクバーナ VITPILEN 401

フルモデルチェンジを受けたヴィットピレン401の2024年モデル。従来まで373ccだったエンジンは、398ccに拡大され(水冷単気筒DOHCなのは同じ)、ストリート/レイン/トラックから選択可能なライドモード変更システムも搭載された。フレームは、スチールトレリス(新設計)にアルミのサブフレームを組み合わせた2ピース構成。サイレンサーはショートタイプになった。メーターパネルは5インチサイズのフルカラー液晶。同時に、姉妹モデルのスヴァルトピレン401も新型となった。

基本スペック

タイプグレード名 VITPILEN 401
モデルチェンジ区分 フルモデルチェンジ
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
最低地上高(mm) 180
シート高 (mm) 820
車両重量 (kg) 154.5
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 398.6
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 89
行程(ピストンストローク)(mm) 64
最高出力(kW) 33
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 13
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
チェーンサイズ 520
フレーム型式 スチールトレリスフレーム
キャスター角 66°
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 43
フロントサスペンションストローク(mm) 150
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアサスペンションストローク(mm) 150
タイヤ(前) 110/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(後) 150/60ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ヘッドライトタイプ(Hi) LED
テールライトタイプ LED
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:ギアポジション
メーター表示:燃料計
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
メーター表示:ツイントリップ
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS)
車両装備:走行モード切り替え
車両装備:トラクションコントロール
車両装備:スリッパークラッチ
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター)