スズキ | SUZUKI ハスラー50 | HUSTLER 50/TS50/TS50W

車輌プロフィール

ハスラー50は、1971年に発売され、90年代後半までラインナップされた原付1種のオフロードトレールだった。エンジンは、一貫して49ccの2ストロークエンジンながら、登場時は空冷式、1983年のモデルチェンジで水冷式となり、同時にミッションは5段変速から6段変速に切り替わった。ホイールサイズは、初期型の前後とも17インチから、前18/後16インチ、前19/後17インチと切り替わり、83年からは、前21インチ/後18インチのオフロード「フルサイズ」になった。なお、ハスラーという言葉は、あまりいい意味で使われるものではない(ギャンブラー)。スズキは「バンディット(山賊)」や「デスペラード(無法者)」のような、やはりいい意味ではない言葉を車名に使うことが多かった。※2010年代に入って「ハスラー」の車名は、軽4輪SUVにも使われた。その公式サイトにおける車名の由来には、「あらゆる事に行動的に取り組み、俊敏に行動する人というイメージで、このクルマと重ね合わせました」とあった。ギャンブラーとはかなりかけ離れたイメージだが、21世紀に「ギャンブラーです」は通用しなかったはず。

1979年 HUSTLER 50 (カタログメイン)
1979年 HUSTLER 50 1979年 HUSTLER 50
マイナーチェンジ
1979年モデル
スズキ HUSTLER 50

ホイールサイズが、フロント19インチ、リア17インチにアップされた。タコメーター装備。〈TS50-8〉

基本スペック

タイプグレード名 HUSTLER 50
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 TS503
発売年 1979
発売月 3
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1905
全幅 (mm) 760
全高 (mm) 1035
ホイールベース (mm) 1175
最低地上高(mm) 195
車両重量 (kg) 81
最小回転半径(m) 1.9
乗車定員(名) 1
原動機型式 TS503
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
内径(シリンダーボア)(mm) 41
行程(ピストンストローク)(mm) 37.8
圧縮比(:1) 8.1
最高出力(PS) 6
最高出力回転数(rpm) 8500
最大トルク(kgf・m) 0.59
最大トルク回転数(rpm) 7500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 6
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 マグネット式
バッテリー容量 6V-4Ah
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.20
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 3.842
2次減速比 3.750
変速比 1速 3.166/2速 1.941/3速 1.380/4速 1.083/5速 0.923
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 28°40′
トレール量 (mm) 100
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
タイヤ(前) 2.50-19
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 3.00-17
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 1.6
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.75
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W