ジレラ（GILERA） フォコ500ie | Fuoco 500ieのバイク愛車レビュー

見ての通り安定感が高いのが最大のメリットです。低速での挙動が掴みにくいとの声もありますが、私には低速でも異様に安定感が高いと感じます。また、前二輪のおかげで制動力も相当なものです。
その他、メットインスペースは高さこそ必要最小限ですが、実用的な広さがあります(最新のビッグスクーターは異様に広いですけど)。
ロールロックは信号待ちで使ってますが、横風とかに気を使う必要がなくて良いです。
基本的な特性は全くの二輪車なので、二輪車から乗り換えても違和感は無かったです。今では三輪車に乗ってる自覚すら無いです。

軽快感が感じられません。体を入れてもワンテンポ遅れて車体がロールする感じで、本気で走ろうとすると重心移動がオフローダーのようになります。
ロールロックしての取り回しに気を使います。ちょっとした傾斜でもグラっとくるので、使わない方が楽に取り回せます。
純正部品が高すぎます。日本車より3割高いですね。

雨に弱いイタリア車なので雨天には乗ってませんが、ウェット路面でも安定して走れます。ただしリアは普通に滑るので、滑らないと言うより前輪のグリップ力が異様に高いと考えてください。結果、転倒するリスクが低くなります。

乗り心地は、一言で言えば雲の上を流れるような感じです。特に直線で接地感が乏しく、良く言えばクラウンみたいな高級感、悪く言えば旦那仕様。ただし、コーナリングではそれなりに接地感が高まるのと、悪路ではゴツゴツしたサスではあります。

安定感と特異な外観以外に取り立てて購入する動機に乏しいバイクですが、その両方を求めるなら最高の相棒になりますし、他車の追随を許しません。試乗もせず購入しましたが、ここまで安定感が高いとは思ってませんでした。

・mp3 250RLに比べて圧倒的にパワーがある点。
・高速で120クロまでしか出さなかったら十分なパワー。
・シート下もネイキッド等に比べて盛大に突っ込める搭載量。
・ロールロックで取り回し苦労無し。
・良くも悪くも街中で目立ちまくり。
・250RLの耕運機の様なエクゾーストサウンドに比べていくぶんバイクらしい音。
・何と言っても前二輪の安定性。
・後ろはちょいちょい滑りますが、前は滑りません。それと、フロントダブルディスクブレーキの圧倒的な制動性。
・たまに「格好いい!」と声がかかります。

・まともなバイクに見てもらえない点…。
・車重が重いせいか、出足がもたつきます。
・燃費がそんなに良くないクセに燃料が12Lしか入らない。
・シート下の収納部ですが、雨に降られると池が出来ます。
・外装等を止めているネジ部から浸水するみたいで対処は困難です。私はシート下の物を大きなビニール袋に入れて浸水して来ても、浸からない様にしています。
・急にエンジンが止まる事が多々あった（ハイオクに変えて、バフンバフンと吹かして走らなければ、最近は止まったことがありません）。

値段は同排気量の二輪車に比べて高いです。
ただ、同じカテゴリーのバイクは唯一無二なので貴重かと。
私は普通免許で乗れた2009年6月にmp3を購入し、非力さを理由に10月に乗り換え。
2010年4月に特例試験を受けて特例免許持ちになりました。
普通免許で乗れたら希少価値なのですが、二輪免許が必要になった今、高価な本機種を選択する明確な理由は
・取り回し
・荷物積載性
・目立度
・安定性
といった点しかありません。
嗜好対象のバイクだからそれでもいいのかも知れませんが。

特にない

ほぼ全て

やめたほうがいい