ホンダ | HONDA リード(50) | LEAD(50)

車輌プロフィール

リードは、1988年4月に発売された原付1種(排気量50cc以下)スクーター。「リード」というモデル名の50ccスクーターとしては、1982年から、リード50デラックスやリード50Sなどが販売されてきたが、1988年のモデルは、単に「リード」というモデル名で登場したこともあり、80年代前半のモデルとは項を分けた。また、モデルのキャラクターも異なっていた。かつてのリード50シリーズがスポーティさを特徴としていたのに対し、88年登場のリードは、小排気量ながら大柄なフォルムで、ゆとりある走りを求めた落ちついた雰囲気のモデルだった。新生「リード」の特長は、当時徐々に増えはじめていた装備の「シート下のトランクスペースがメットイン対応」になったこと。容量28リッターでフルフェイスヘルメットが収納可能になっていた。搭載するエンジンは空冷2スト単気筒。ブレーキはフロントのみディスク式。1998年にはフルモデルチェンジを受け、平成10年排出ガス規制に適合するとともに、やや丸みを帯びたエクステリアデザインに変更された。同時に、「コンビ・ブレーキ」と呼ばれた前後連動式のブレーキシステムも採用した。なお、50ccの「リード」は、2001年発売のモデルを最後に途絶えるが、2008年には、単に「リード」と呼ばれるモデルが、107ccの4ストエンジンを搭載して登場。混同を避けるため、ここでは「リード(50)」とした。

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