ホンダ | HONDA NSR80

車輌プロフィール

1987年11月に発売されたNSR80は、同じ年の6月に発売されていたNSR50の姉妹モデルとして登場。レーサーレプリカのNSR250Rや、ワークスレーサーのNSR500のデザインイメージを踏襲したミニサイズのレプリカモデルというところは、NSR50と同様ながら、エンジンは79ccの水冷2スト単気筒エンジンを搭載。NSR50の7.2psよりも166%アップの12psを発揮。リッター換算151psのハイパワーユニットだった。6速ミッションやツインチューブのフレーム、前後油圧ディスク式のブレーキ、12インチホイールなどは、NSR50と同様。車両区分上は原付2種となり、2人乗り設定も不可ではないが、NSR80は、レーサーレプリカらしく1人乗り仕様だった。その後のマイナーチェンジタイミングと、実施内容は、NSR50とほぼ同じ。カウル形状の変更やギア比の変更などだった。原付免許では運転できないという点もあって販売台数はNSR50に及ばなかったためか、特別仕様車(スペシャルカラー)の設定は少なく、NSR50で人気だったロスマンズカラーも設定されなかった。しかし、最終モデルとなる1999年のレプソルカラー(REPSOL:当時のWGPでホンダワークスのメインスポンサーだったスペインの大手石油会社)は、NSR50と同様に設定された。

1997年 NSR80 1997HRCワークスカラー(カタログメイン)1997HRCワークスカラー
1997年 NSR801997HRCワークスカラー
カラーチェンジ
1997年モデル
ホンダ NSR80

1997年版のHRCワークスカラーを採用。HRCは、ホンダの2輪レース活動を運営するホンダ・レーシング・コーポレーション(ホンダレーシング株式会社)のこと。

基本スペック

タイプグレード名 NSR80
モデルチェンジ区分 カラーチェンジ
型式 HCO6
発売年 1996
発売月 12
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1580
全幅 (mm) 590
全高 (mm) 935
ホイールベース (mm) 1080
最低地上高(mm) 105
シート高 (mm) 670
乾燥重量 (kg) 79
車両重量 (kg) 88
最小回転半径(m) 2.4
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 40.2
測定基準(1) 50km/h走行時
原動機型式 HCO4E
原動機種類 2ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 79
2スト・吸気形式 ピストンリードバルブ
内径(シリンダーボア)(mm) 49.5
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
圧縮比(:1) 7
最高出力(PS) 12
最高出力回転数(rpm) 10000
最大トルク(kgf・m) 0.97
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 キャブレター
燃料供給装置形式 PF70
燃料タンク容量 (L) 7.5
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 301.5
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 C.D.I.式
点火プラグ標準搭載・型式 BR7ES
点火プラグ必要本数・合計 1
搭載バッテリー・型式 FB2.5L-C
エンジン潤滑方式 分離給油(2スト)
2ストエンジンオイルタンク容量 1.10
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.117
2次減速比 2.187
変速比 1速 3.166/2速 2.062/3速 1.500/4速 1.173/5速 1.041/6速 0.923
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 16
スプロケット歯数・後 35
チェーンサイズ 420
標準チェーンリンク数 104
フレーム型式 ダイヤモンド(ツインチューブ)
キャスター角 25°00′
トレール量 (mm) 70
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 100/90-12
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 48
タイヤ(前)速度記号 J
タイヤ(後) 120/80-12
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 54
タイヤ(後)速度記号 J
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計