ホンダ | HONDA フュージョンSE | FUSION SE

車輌プロフィール

フュージョン(1986年-)の上級モデル、フュージョンSE。初登場は1994年で、この時は1,000台のみの「限定モデル」としての登場だった。この時の仕様(フュージョンとの違い)は、レザー調のシート表皮を採用したことや、発光ダイオード(当時はLEDをこう呼んだ)式のハイマウントストップランプを内蔵したリアスポイラーが付いたことなど。この頃、ハイマウントストップランプは、クルマへの装備も進んでおり、バイクとクルマが融合(FUSION)した、というモデル設定がここにも反映されていた。限定モデルだったはずのフュージョンSEは、1996年に「カラーチェンジ」して登場。その後、フュージョン・シリーズはカタログ落ちするが、その後に盛り上がったビッスクーターブームの中で、2003年に(フュージョン及び同・タイプXが)復活。フュージョンSEも(ライトカスタム版の)フュージョン・タイプXをベースに2005年モデルとして復活。今回も、ハイマウントストップランプを装備していたが、この際のリリース文では「LED」という表記が使われており、時代とともにLED呼称が一般化したことが見てとれた。2006年3月にはマイナーチェンジを受け、同じ年の9月には、フュージョン誕生20周年記念モデルを限定販売。これが、フュージョンSEの、またフュージョン・シリーズ全体の最終モデルとなった。

ホンダ FUSION SEのユーザーレビュー・写真
 
全天候型フュージョン

満足している点

・個性的なスタイリング(『ゾロ』のルーフを付けるとさらに。)
・座り心地の良いシート(ただそのポジションから、長く乗ると腰が疲れるので、
 自作の背もたれを付けていました。)
・高い積載能力、後部の52リットルのパニアケース(購入時装着されていました。
 ルーフを付けるとバランスが良くなります。)後席にもルーフの後ろの支柱と、
 背もたれを利用することで、大きな荷物でも安定して取り付けることができました。
・ルーフの装着による高い耐候性能。雨、日差し、風圧など。
・なんといっても、日本のスクーターの中では珍しく、乗り味のあるスクーターでした。
 最後まで飽きませんでした。(長いホイールベースと、低いフレーム剛性の成果でしょうか?)

不満な点

・12インチのフロントホイールによる低い操縦安定性。10年の所有期間中2度
 パニックブレーキをかけて転倒しました。
・ルーフの装着による開放感の減少(ツーリング時にはルーフ部分だけを
 取り外して乗っていました。)
・踏みにくいフットブレーキ、足をのせているとすぐに疲れてきます、
 かといって前に足を投げ出していれば緊急時には間に合いません。
 ハンドブレーキを自作しました。

これから購入する人へのアドバイス

1993年通勤用として『ジャイロキャノピー』を購入しました。その後通勤時に路駐していた車が後方確認せずに動き出し、側面を接触されて転倒し、全損扱いとなってしまいました。そんな訳でキャノピーの購入以前から気になっていたゾロのルーフを付けられるフュージョンに乗り換えることにしました。
最近またフュージョンの独特の乗り味を思い出すようになり、また乗ってみたくなっています。
本当に良いスクーターでした。一言で言うと、その乗り味はスクーター界の古いアメ車と言ったところです。
主に雨の日の通勤に使用していましたが、10年が過ぎ機関は問題ありませんでしたが、外装が気になり始め売却しました。 売却時走行距離:3万6千キロ

総合評価: 4
年式:1995年  燃費:一般道:30.0km/L  高速道:30.0km/L
投稿者:ネッガー
投稿日:2020-07-23 14:41:28