ホンダ | HONDA バイアルスTL125 | BIALS TL125

車輌プロフィール

バイアルス TL125は、1973年1月に発売された、一般公道も走行可能なトライアルバイクだった。バイアルス(BIALS)という名称自体が、「トライアルス走行に適したBIKE」という意味の造語。なお、岩場や山岳路など、急な傾斜や大きな凹凸があるような複雑な地形を走り抜けるバイク遊び(や競技)を「トライアル」と呼ぶが、70年代当時は「トライアルス」とするのが正しかったようで、もしも当時からトライアルだったら、バイアルス TL125じゃなくバイアル TL125という名前だったかもしれない(余談)。搭載したのは、排気量122ccの空冷4スト単気筒エンジンで、極低速が多用されるトライアル走行のために、粘り強い出力特性が与えられていた。トライアル走行のための仕様は、5段リターン式ミッションの変速比にも影響しており、1~3速はトライアル用、4~5速は移動用、というような位置づけだった。1975年に小変更を受けた。「バイアルス」シリーズとしては、競技専用モデルのバイアルスTL250(1975年)と原付クラスのバイアルスTL50(1976年)がラインナップされていた。

1975年 BIALS TL125 (カタログメイン)
1975年 BIALS TL125 1975年 BIALS TL125
マイナーチェンジ
1975年モデル
ホンダ BIALS TL125

エンジン排気量は124cc。3速のギア比が変更され、1~2速と4~5速のつなぎのようなかたちで使うことができるようになった。燃料タンク容量が、これまでの4リッターから4.5リッターに変更された。

基本スペック

タイプグレード名 BIALS TL125
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 TL125S
発売年 1975
発売月 7
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1995
全幅 (mm) 840
全高 (mm) 1095
ホイールベース (mm) 1280
最低地上高(mm) 220
乾燥重量 (kg) 98
最小回転半径(m) 1.8
乗車定員(名) 1
原動機型式 TL125SE
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 124
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 56.5
行程(ピストンストローク)(mm) 49.5
圧縮比(:1) 8
最高出力(PS) 8
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 0.83
最大トルク回転数(rpm) 4000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 4.5
エンジン始動方式 キックスターター式
点火装置 マグネット式
搭載バッテリー・型式 6N2-2A
バッテリー容量 6V-6Ah
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 4.055
2次減速比 4.000
変速比 1速 2.769/2速 2.125/3速 1.450/4速 1.000/5速 0.723
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 セミダブルクレードル
キャスター角 61°30'
トレール量 (mm) 105
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 2.75-21
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブタイヤ
タイヤ(後) 4.00-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブタイヤ
ホイールリム幅(前) 1.4
ホイールリム幅(後) 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 1.50
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 1.50
ヘッドライト定格(Hi) 25W/25W
テールライト定格(制動/尾灯) 10W/3W
スピードメーター表示形式 アナログ