ホンダ | HONDA スペイシー(50) | SPACY(50)

車輌プロフィール

スペイシーは、1982年5月に発売されたスクーター。当時としては日本唯一の「4ストロークエンジン」を搭載するスクーターだった。ホンダの50cc4ストエンジンといえば、スーパーカブ用が定番だが、スペイシー用も、このエンジンをベースに開発されたものだった。ミッションは、無段変速ではなく、3速のオートマチックだった。当時、近未来的とされたスタイルは、三角形を基調としたもの。スタンダードタイプの「デラックス」と、豪華装備の「カスタム」がラインナップされた。84年2月にはマイナーチェンジを受け、Vベルト式の無段変速機を採用。ここでデラックスとカスタムは一本化され、カスタムをベースにした「スペイシー」そしてのラインナップとなった。なお、ホンダによる正式なモデル名は「スペイシー」だが、80cc版などとの区分を分かりやすくするために、カッコ付で、スペイシー(50)とした。

1984年 SPACY (カタログメイン)
1984年 SPACY 1984年 SPACY
マイナーチェンジ
1984年モデル
ホンダ SPACY

マイナーチェンジを受けた。従来の3速ATにかえて、ホンダ式の呼称で「Vマチック」というVベルト式の無段変速機を採用した。セル始動のみとなった。リアキャリアも標準装備された。

基本スペック

タイプグレード名 SPACY
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
型式 A-AF02
発売年 1984
発売月 2
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1705
全幅 (mm) 670
全高 (mm) 1080
乾燥重量 (kg) 68
車両重量 (kg) 73
最小回転半径(m) 1.8
乗車定員(名) 1
燃料消費率(1)(km/L) 110.0
測定基準(1) 30km/h走行時
原動機型式 AF02E
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 49
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 39
行程(ピストンストローク)(mm) 41.4
最高出力(PS) 4.5
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 0.44
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 5
燃料(種類) レギュラーガソリン
満タン時航続距離(概算・参考値) 550.0
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 C.D.I.式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 0.8
変速機形式 Vベルト式・無段変速
変速機・操作方式 自動変速
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) ボトムリンクフォーク
タイヤ(前) 3.00-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 2PR
タイヤ(後) 3.00-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 2PR