中国エリア(山口県) カテゴリ:自然
2019-03-16 23:36:49 走行日:2019-03-05〜2019-03-05
グー!(15)
と言われている火山を見に行ってきました。
山口県萩市にある笠山では、
この山の裾野に生えている野生の椿の群生林が満開ということでした。
しかし椿は園芸種と違って花が小さく、
樹の上の方にしか花を付けないのです。
下の方は日当たりが悪いので必然的に日が当たる上の方になったかもしれません。
よって椿の花見としては少し物足りないのですが、
実は遊歩道上の落ち椿が写真映えするので人気があります。
ところがこれも風の強い日の後が最良なのですが、
素人カメラマンとしてはこれを待っているほど余裕がありません。
ここ笠山(活火山)に来たのは小さな噴火口を見るためでした。
我が家の奥さんは地質学にまったく興味がないので、
「勝手に行ってくれ」とのありがたいことを言ってくれました。
そこで今回はバイクでいそいそ出かけましたが、
椿群生林や火口の駐車場には1台もバイクは見かけませんでした。
見かけるのは年金族だけで、外国人にいたってはひとりも会わずでした。
笠山の半島の突端まで1.5車線の道があって、
笠山頂上までは途中で分岐してやや広い道があります。
火口には展望台があってここから見える島々は総て火山の名残です。
この付近には萩市街を含めて50か所の火山が有って、笠山以外は噴火口のない火山です。
なお海底にも2個所ほど海底(になった)火山があります。
見える島々はどろっとした溶岩が噴出して溶岩台地を造ったのです。
笠山の噴火口の底
噴火口は直径30m、深さ30mとされていますが、
火口の縁には木々が生えていて全体が見えません。
火口底は土砂で埋まって深さ10mほどですが、
最深部は立ち入り禁止になっていていて入れません。
火山が出来たのは約1万年前なので、
活火山になっています。
椿群生林の駐車場
道路の終点に駐車場(100m手前にもあり)の先は小さな船着き場になっています。
水深が浅いのでボートしか止めれないでし)よう。
キャンプ用の駐車場は建物裏(食堂・お土産販売)にあります。
海
駐車場に至る道路から見た光景。
海岸は溶岩で出来ていて砂浜はありません。
沖合の島は総て火口を持たない火山で、
玄武岩でできています。
この日は小さな漁船が近くに止まっていて、
素潜りで漁をされていました。
笠山からの光景
山の裾野は椿が生えており、
樹間に遊歩道があって海岸まで出れます。
島々が出来た当初の海面は100mほど下で、
日本は朝鮮半島まで繋がっていました。
その後海面が上がって火山が島になったのです。
低い火山はその時に海底に沈みました。
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