中国エリア（鳥取県） カテゴリ：その他
2017-06-01 00:44:30 走行日：2017-05-02〜2017-05-04
グー！（10）
7時過ぎにライダーハウスを出発します。
巡回中のパトカーが前を走っていたり、山間部には朝霧が出ていたりでペースは鈍ります。
国道に出ると車の数は少ないのですが結構飛ばしていて、おっさんセダンに煽られても振り切れなかった自分の不甲斐なさを痛感します・・・
溝切りコワイ・・・(；´Д｀)
「そういえば、出雲そばって食ったこと無かったなぁ」と思い立ち、駅舎にあるそば屋で有名な島根県 亀嵩駅に寄ってみる事にしました。
早すぎて店が開いていない心配もありましたが、ちょうどOPENしたばかりで良かったです。
広島から来ていたお客に話しかけられ、「良い物（Γ）見せてもらった」と言われたのが嬉しかったです。
Γに乗っていて良い事って、こういう事ぐらいなんですよねぇ・・・（；^ω^）
亀嵩のそばは、私は椀子そばをいただきました。
椀子が3段あるのですが、最上部の椀子につゆと薬味を入れ、そばを食べて余った汁を下の椀子へかけて食べるのが食べ方だそうです。
味は太くて黒い（皮ごと挽いている）田舎そばで、非常に噛み応えがあるそばでした。
亀嵩駅を後にして、大山を目指します。
直線的に大山までつながった道が無いのでジグザグで目指します。
距離はさほど遠くないのに、時間がかかるという奇妙な感じです。
中国地方にはこういうケースが多いですね。
島根県から鳥取県にいつの間にか入っていました。
人生初の鳥取県入りですが、ピンと来ませんね。
やはり、砂丘でも見ないと。
大山を望む所まで来ると、5月のピーカン（死語）だというのに山の頂に雪があってびっくりしました。
大山にアクセスする道はたくさんあって迷うくらいで、マップルのおすすめルートも多いです。
「早めに行って全部制覇してやる！」と意気込んでいましたが、道の狭さと勾配とバンピーさに疲れてきて、燃料も切れてきたので下山しました・・・ (;´д｀)トホホ…
まぁ、でも半周はしたから良しとしよう。
そうそう、氷河みたいになっている所もあってびっくりしました。
そこの写真を撮っていたら女二人が乗ったシルエイティーが来たのでびっくりしました。
なりきりイニシャルDかよ・・・（；^ω^）
大山を下山して国道9号線を東進します。
沿岸部に高速道路のような高架で走っている立派な道です。
それもそのはず、高速道路の無料区間だったからです。
普段なら「飛ばせてラッキー」と思うのですが、海風がすごくてバイクが斜めに走りそうです。
本来の国道9号線と合流して青山剛昌（名探偵コナンの作者）の道の駅辺りにくると走り続けるのが難しくなり、内陸に進路をとりました。
これにより鳥取砂丘へ寄る事が出来なくなりました・・・(；´Д｀)
倉吉市に入ると風に悩まされることも無くなり、山間部に進路をとります。
燃料の心配をしながら、対向車がほとんど通らない山道を進み、日本で唯一？のウラン鉱山のあった人形峠を通過します。
峠を下りた所にある町で給油をしていると、大型バイクの５〜６台の集団が走って行くのが見えました。
「みんな隼駅に行くんだな」と思いましたが、よくよく考えてみるとハヤブサが1台も入ってませんでした・・・(；´∀｀)
隼駅へは国道29号線から向かっていました。
広くはありませんが、普通の国道です。
途中に看板が何箇所も出ており「さすが有名な聖地だけの事はある」と嬉しくなりました。
最後辺りの看板が示す道は、田んぼの真ん中を走る農道みたいな道で「えー!?」と思いつつ、その通りに走ると小さな駅に出ました。
いや、思っていたより小さくて敷地も狭くて意外でした。
そして、レトロ駅で十分売れるような良い雰囲気に「これでもか！これでもか！」というくらいに隼づくしだったのも面白かったです。
バイクが数台来ていましたけど、隼は来ていませんでした。
駅舎と、ライダーハウスにもなる寝台車両を見て写真を撮り、宿の心配と明日の帰路の為に少しでも西に行っておく必要があったのですぐに出発する事にしました。
（駅前にライダーハウスがありましたが、明日の行程がきびしくなるのといびきに懲りました）
帰りにお調子者の変態●●車乗りのせいで、ブーツに深い傷が付いて、はらわた煮えくり返る思いでしたが、ここでは書けない・・・(； ・`д・´)
「帰りもまたあの強風の中を走らないといけないのか・・・」と憂鬱でした。
時間もないので全て沿岸部を走りましたが、最初は風が強烈すぎて路肩の退避所に逃げ込んだりしていましたが、夕方になると風も収まってきました。
「せっかくなので、有名な温泉にでも泊まろう」と考え、島根県松江市の玉造温泉を目指します。
18時頃着くと、さすがに車が多いです。
キャンセルされて空いている宿もあるだろうと期待して観光案内所へ行きましたが、17時までで途方に暮れていたら次々と同じ考えの人がやって来ました。
宿屋を1件ずつ聞いて回る手もありましたが、次々に来る人を見てると「ここはダメっぽい」と諦めました。
そのまま西へ向かいながら宿を探すか、東へ戻って一番近くの大きな町の松江でビジネスホテルでも探すか・・・
迷いましたが、来る途中にビジネスホテルの看板を見たような気がして後戻ることにしました。
松江市郊外で日が沈みました。 宍道湖の夕日と日没が見れて良かったです。
その後、松江市街の２軒と東側の郊外にあった１軒のビジネスホテルを回りましたが、満室で断られました。
「本当に満室だったのか？」「バイクでなく車だったらOKって言ったんじゃないか？」と思ってみたり・・・(；´∀｀)
仕方がないので、東へ進みながら探すことにしました。
大きな街に来ている間に食事を取っておこうと、道路沿いの松屋を見つけ牛丼をかき込みました。
さっさと食って店を出ると、また西へ西へと進んで行き、出雲市まで来ました。
久しぶりの夜走りと、泊まる所を探さないといけない若い頃の行き当たりばったりなツーリングを味わえて、妙にテンションが高かったです。
おかげで疲れも眠気もあまり感じませんでした。
ツーリングの出発前、私はいざとなればラブホに泊まろうと考えていたのですが、山陰はラブホが少ないですね。 ほとんど見かけませんでした。
出雲市には２〜３軒あったので聞いて回りましたが、週末割り増しで高かったです。(´ヘ｀；)
途方に暮れて、道の駅キララ多伎へ寄りました。
ここは、２年前のツーリングでも寄ったところです。
海沿いのきれいな所に、充実した設備のある道の駅でした。
駐車場に入ってみるとキャンピングカーや車泊の車でいっぱいで、トイレの洗面台も歯を磨いたり顔を洗っている人がたくさんいました。
「車だったら泊まれるのになぁ」と思いつつ、革ジャンの防寒ライナー等の装備を固めてまた出発しました。
途中にセルフの給油所で給油。
いかにもツアラーといったバイクが走っていきます。
「アンタも宿が見つからず大変ねぇ」と自嘲気味に思ってみたり・・・。゜(゜´Д｀゜)゜。
さらに西へ走り、大田市の手前でビジネスホテルの看板を見つけます。
ちょっと奥まったところに４〜５階のビルのような建物の灯りも見えます。
これ幸いと飛び込むと、古くて小汚い集合住宅みたいな暗いビルのビジネスホテルでした。
（霊感とかある人だったら、何か見えるんじゃないだろうか？）
私は霊感はないので何も見えませんが、廊下に充満する殺虫剤のような臭いと、部屋の中のタバコの臭いには閉口しました。
風呂の脱衣所の扉が無く、女の人の客に黄金のマッスルボディ（嘘）を見られたりしましたが、ふとんでゆっくり眠れたので良かったです。
いびきもないし。（＾＾）
つづく
大山を望む
大山
ぎりぎり桜が残っていました。
氷河
落ちてきそうだったので、撮影してすぐに逃げました。
恩原高原
人形峠を抜けた岡山県と鳥取県の県境にある峠。 こんな所で故障したら・・・(；・∀・)
隼駅
隼駅
隼駅
マスコットキャラ。 なぜにセーラー服？
隼駅内
バイクに興味がない人びっくりするだろうなぁ（笑）
宍道湖の夕日
偶然撮れてラッキーでした。
スポット詳細情報
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