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紅葉+雲=雨 ツーリングはいつも気まぐれ <1>

東海エリア(静岡県) カテゴリ:アウトドア・スポーツ
2019-11-14 18:32:00 走行日:2019-11-12〜2019-11-13
グー!(18)

星空を観よう、撮影しようと数日前思い立ち装備はじめ、サイドケース・シートバッグに必要機材を入れてみると…「入らん!」「まじ入らねぇ」。
夜通し起きているわけではありませんが氷点下にも耐えうる装備を考えると必要点数は増えます、カサも増えます。それに今回はKSRで行くのですから積載量はセローに比べるとかなり制約を受けます。
天気が長続きしないこともあり「ふもとっぱらキャンプ場」翌日、野辺山の「滝沢牧場」に移動して撮影に挑むことにしました。滝沢牧場には林間キャンプ場もありますが「馬小屋」に泊まるつもりです。
これはふもとっぱらキャンプ場で装備が結露によって湿ってしまっても次の宿泊地には影響しない、且つ移動先で装備を干し3泊目に備えることもできるから。
そうして選抜した装備が積みきれないのです…困りました。
ブランケットを諦めました、超高圧コンプレッションバッグを導入し着替え類をさらにコンパクトに。しかし、連日のツーリングでは着替えも増えるし防寒服はかさばります、どうにか入りきったという印象です。
当日を迎えます。
06:30山間部を陽のある時間に走るためこの時間に出発です。凍結を警戒するだけならもう少し早めの出発もできますが、今日は快晴、紅葉が輝く時間に走ってみたいではないですか。
県道15号で日高まで行き、国道299号で秩父に向かいます。昨日の雨がまだ路面に残っています。ゆらゆらと昇る湯気をかき消すようにKSRを走らせます。軽快に…といきたいところですが満載ですからどうにか走っている、どうか神様今日一日煽られませんように。

07:20 ファミリーマート飯能東吾野で朝食休憩。ヘルメットのシールドにはピンロックを付けていますがそれでも少し曇っています。湿気を含んだ冷気が包みます。07:40出発。

秩父に入り国道140号で雁坂トンネルに向かいます、交通量はまばら天気は快晴。休憩なくひたすら走ります、KSRは休みなく全開走行です。段差があるごとにリアサスペンションはフルボトムです。あきらかに荷重オーバーです、一人乗りバイクですから当然ですね。
大滝の分岐を過ぎるとループ橋が見えてきます、この橋じつはループしていません雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)というのですが「2つの橋がループしているように見せた」というグッドデザイン賞をとった橋です。走ってみると2つの橋の一体感がよくわかりますよ。
そして橋から絶え間なく見えている巨大なダム「滝沢ダム」を越えます、埼玉県最大規模のダムで多目的ダムです。水害を陰ながら防いでいるものです。
そのため…ではありませんがダム湖の水はコーヒー色で青空を写していませんね。ちょっとがっかりです。ここで9時、止まってみると陽ざしの恩恵はありがたく冷えた体に陽がしみます。
今日は、山中湖方面の紅葉と富士山。そしてキャンプ飯に星空撮影とやることいっぱいですから休憩もそこそこに出発。
アスファルトの温みが目当てなのかサルが数匹道に居ます。通行まばらな今だからのわがまま行動ですが正直危ないですね。

09:30 「出合いの丘」でトイレ休憩。ここには立派な施設があり雨宿りやトイレに利用させてもらっています。通行料金「原付70円」を用意して出発です。
気温7℃、ひんやりとした風が谷を抜けます。トンネルは6.6キロあり、原付にとっては長い道のりです。しかし対向車もなく一人だけ、一定のリズムで流れる照明がなんだか妙な気分にさせます、自己暗示にかかるのかな。
出口に料金所があり元気よくあいさつしました。
返された言葉が「はい、590円」
私「えっ!!?」
私「原付ですが」
係員「えー?大きいのに?」
私「大きいのは荷物だけです、ほら!」とピンクのナンバープレートを指さす。
係員「本当だ、原付だ。でもでっかいね」
これは、バイクが大きいというのか? それとも荷物が? 
疑問を払しょくしないままその場を去る。
大きく旋回するように西沢渓谷上空を走り抜け長い下りが始まります、道の駅まきおか近くで富士山の頭を見かけました。まだ前衛の山がある、まだまだこれからさと思いながらスナップをパシャリ。そして道の駅で珈琲休憩。
そして一枚のポスターを見つけました「手ぶらで温泉ツーリング」、フロントにヘルメットを預けると貸しタオルが無料になるので文字通り手ぶらで温泉が楽しめる、というもの。ナイスです山梨県。
さて、これから山中湖にはどうやって行こう、鳥坂トンネルを越えて河口湖か、それとも御坂トンネルか。
走りながら考えていると、その迷いがそのまま走っている道に現れています、そして交通量は多いが折り返しが少ない「御坂」ルートへ。
陽ざしと気圧低下が、カメラのレンズに曇りを生じさせてレンズを拭いては走ることになりました。GoPro7は本体が防水なので今後はケースレスで使ってみようと思います。

12:00 富士吉田到着。目指す山中湖はもうすぐ、お腹は減っても眼福で我慢しようと自分をなだめます。湖畔道路は渋滞で進まず、このため「裏参道」と呼ばれる道を進むがなにかおかしい。山中湖を離れそして林道に誘導されている。道を薦めているのはグーグルナビではない、ガーミンハンディGPSのナビ機能です。さすがトレッキングツール、踏み分け道に案内するなんてすごい。
というわけで時間ロス。直観を頼りに湖畔道路に戻ると渋滞区間は過ぎていました。そして県道70号に入り標高を稼ぐとそこに車が溜まっている場所が「パノラマ台」です。
そして見晴らしのよさに感動。

13:00 いま、パノラマ台に居ます。「ふもとっぱらキャンプ場」は日没以降の車両の出入りは禁止されています、地平上の日没は17:25。毛無山が背後にあるので15時回れば陽がかげるでしょう…受付10分、場内移動5分、設営15分。14:30には到着し、15時には設営を終え買い出しに。そして16:30には帰着。ざっとこんな行程です。グーグルナビで今からキャンプ場に移動して到着がおよそ14:30です…すきっ腹のまま移動開始です。
山中湖南岸は混むので北岸から富士吉田に向かいます。北岸にも「ゆるキャン△」の聖地があり紅葉とアニメ聖地巡礼の方が多数いましたが道路そのものは空いていたのが救いです。
停まって撮影したいのですが、流れる風景もおつかな、と流してみました。あとで動画編集してみようと思いますがいつになるかな。

14:20 ふもとっぱらキャンプ場に到着。利用が2回目なので説明もなく受付完了。
設営ポイントは前回と同じ場所、のつもりでしたが先客がいらしたので「排他的影響区間」を空けて北東13m移動して設営しました。
15:00 設営完了、燃料給油でガソリンスタンド総合エネルギー佐野本栖SS、そして食材調達で道の駅あさぎりと直近のファミリーマート富士宮朝霧に向かいます。
道の駅では「朝霧ベーコン」「信玄ほうとう」を買いました。これで今夜はベーコンほうとうにしようと思います。ほうとうに味噌が付属しているので、あとは具ですがコンビニで白菜…はないでしょうから惣菜の「キムチ」でもあればピリ辛ほうとうにもできます。ちなみに味噌がないほうとうであれば「生みそタイプの即席みそ汁」を数袋鍋に入れるとダシ入り味噌の代用になりますよ、濃さは何袋入れるかで調整ね。
コンビニでは、水タンクの代わりに2ℓミネラルウォーターを購入、なぜか在るのは安曇野の水でした「バナジウムたっぷりの富士山ろくの水」かと思いましたが。キムチと刻み葱、そして遅れた昼めしとしておにぎりと肉まんです。あとは事前に買った調味料に「スライス干し椎茸」があるのでこれでよいでしょう。キャンプ場に戻ったのは16:30でした。

戻ると、富士山の横からデススター…お月さんが顔をだしていました。
そうです、月が出ると星は観えない。そしてその月でさえ隠れるような雲がどんどん流れてくる。
とりあえず食事しつつ空を見てカメラ回すか考えることにしました。

18:00 器「峠の釜めし」に水を張り干し椎茸を一つまみ入れ戻します。そしてベーコン塊から切り取った肉、刻み葱、キムチがほうとうの具になります。シメの用意としてメスティンにお米を浸しておきます。
18:45 椎茸が回復、釜を火にかけ煮立つ前にほうとうに付いている味噌を入れます。そして具をどんどん入れ煮込みます。このとき釜めしのフタは逆さまにしておくと逃し弁になって吹きこぼれません。
19:45 火力が上がらず煮立ちません、ガスボンベが空に近いようです。ボンベ交換したいのですが結合部が熱くて冷めるのを待ちます、釜まで冷えては困るのでS-Bitで保温しておきます。
ボンベ交換し火力が回復、ようやく煮えてきました。ほうとうを投入します。汁の味はちょっとしょっぱめです。ベーコンの塩気があるからでしょう、ちょっと湯を足して薄めます。
20:15 ほうとうが煮えてきました。今回もお酒は在りません。
冬はピリ辛鍋がいいですね。隣のテントでは「アニメゆるキャン△」の上映会が始まったようですね。ちょうど「ふもとっぱらキャンプ場会」ですね。場内のスピーカー出力は禁止なのですが、音量絞っているようですしこれはこれでキャンプテイスト上がるので隣人としては不問にしましょう。
釜が小さいので「おかわり」を作るとウェイティング時間が発生するのでその間にS-Bitでベーコンの姿焼きを作ります。フライパンにそのまま放り込むだけ。焼けてきたらナイフでそのまま切り分けます。火力の低いS-Bitだと焼けすぎずゆっくり堪能できます。ここでも一味を掛けてピリ辛テイストです。

KSRフル装備

トップケースの代わりにテーブルを荷台にしてシートバッグを載せました。
左右ケースにも隙間なく詰めましたが重量配分に悩みました。ちびバイクだとサイドケースをこれより下げるとバンクしたとき、縁石に擦るのです。
シートバッグに張り付いている丸い円盤が、アコーディオン式の椅子です。

滝沢ダムにて

埼玉県最大規模のダムで、埼玉県最高地点のダムでもあります。蒼い空と茶色い水が対照的です。

華々しく散る紅葉です

雁坂トンネル少し手前の映像です。きらめく紅葉のなかを走っていると世界はこんなにも美しいのか、と感じてしまいます。

ちょこんと頭出した富士山

数時間後にはあの山のふもとに居る、と考えると気を緩めている余裕はないですね。
湿気でけっこうかすみますね。

手ぶらで温泉のポスター

いいですよね、手ぶらで温泉。

富士山と山中湖

パノラマ台での撮影です。
素晴らしい眺望でした。ほかに言葉が見つかりません。

到着、ふもとっぱらキャンプ場

設営場所は前回とほぼ同じ。
勝手知ったる…なのであとは星のお出ましを待つだけです。

月が来りて星逃げる

でっかいまんまるお月さま。
今日は星に用があったのですが。

山梨静岡ぶっこみ郷土ほうとう

即興めしでしたが、寒い晩は味噌・唐辛子が体を温めますからよかったですよ、美味しかったし。
ベーコンからのしょっぱみがあるので味噌は薄めがよさそうです。


スポット詳細情報

  • ふもとっぱらキャンプ場

18人がグー!を付けています。

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