東海エリア(岐阜県) カテゴリ:自然
2020-07-08 22:10:31 走行日:2020-07-08〜2020-07-08
グー!(41)
はじめに。
先週末の南九州の豪雨被害に続いて、今度は北九州、さらに岐阜、長野と被害が広がっています。
被災された皆さまの一日も早い復興をお祈りいたします。
このところ、毎年のように『数十年に一度の』災害が発生していて、この枕詞は今後さらに増えそうです。台風と違って、梅雨の大雨は予測も難しく対応もしづらい。被害がこれ以上広がらないようにと願うばかりです。
さてそんな中ですが、雨の合間に少しだけバイクに乗ってきました。
こんな時期に…と思われる方は、どうぞスルーしてください。(これも毎回の枕詞)
8日の水曜日は、年に一度の健康診断で休みをもらった。
朝、病院へ向かう時には大雨警報が出されていて、県内でもあちこちで避難所開設のニュースが流れていたが
検診を終えて外へ出ると雨は上がり青空ものぞいていた。
所用を済ませて家に帰ると13時。まだ雨は降っていない。雨雲レーダーを確認し、空を見上げる。もう少し持ちそうだ。
そう思ったとたん、バイクに乗りたい気持ちがムクムクと湧いてきた。
こんな時に非常識かな。それより山の方は危ないかも。
危ないと思ったら引き返そう。
出発は14時近く。走れる時間は2時間ほど。では、と東へ向かう。
この辺りも避難勧告が出ていたけどと思いながら、道路状況に気を付けて走る。
路面は乾き、思いの外ゴミもなく綺麗だ。車も少なく走りやすいがスピードは控えめに。
峠の下りは山側から水が流れ出ていた。
青々とした田んぼの稲が目に眩しい。バイクを止めて写真を撮る。
集落の中を抜ける県道を走ったが、ここも思ったよりも綺麗だ。
R419に出ると、いきなり『この先通行止め』の電光掲示板が目に入った。
やはりダメか。四季桜で有名な川見の駐車場へバイクを止める。すぐ横の小川を眺めると、濁流がごうごうと音を立てて流れていた。
引き返すか。どの道を通って帰ろうか。
でも待てよ。トラックや車が北へと走っていく。通れるのかな。とりあえず行ってみよう。
前の車についていくが、問題なく走れる。どうも通行止めは、掲示板のあった場所から右手の県道のことだったらしい。
世界一大きな陶器の狛犬の横でR363に合流。狛犬のマスクは無くなっていた。
小里川ダムを見に行こう。唐突に思った。
いつもは右折する信号をK20へと左折する。間もなく小里川が左手に見えた。さすがに濁流でかなりの水量だ。
クネクネと気持ちよく下りながら、これから走る左手の道を横目で見る。大型トラックが見えた。大丈夫、通れる。
下川折の交差点を左折してK33へ。今度はクネクネと上る。先ほど走ってきた道の上を通る小里川大橋を渡りダムへと向かう。
トンネルを抜けると道の駅の水車が見えた。
駐車場へ入ると、予想はしていたが休みだった。写真だけ撮りダムへと向かう。
今回はダムの堰堤上に止めた。他には誰もいない。警報が出されていたのだから当たり前かもしれない。
普段は見学できる堰堤内は立ち入り禁止だった。堰堤上からダムを見下ろすと、ゴウゴウと音を立てて濁流が放水されていた。
しばし眺め、持ってきたお茶を飲んで休憩する。心地よい風が吹いて気持ちいい。
さあ、帰ろう。
帰りはR363を走った。行きに通った県道よりも路面に水が流れ、ゴミも多かった。さすがにバイクには1台も会わなかったが気持ちよく走れた。
あと少しで家に着くという交差点で止まった時、対向車線にニンジャが止まっていた。何となくこちらを見ている気がしたがシールドで顔は見えない。
青になって発進した時、彼がすっと左手を上げた。思わずこちらも手を上げる。今日初めてのヤエーだった。
今週末も雨予報。短時間だが走れて良かった。
本日も無事故無違反、無転倒でした。
※メイン写真は、小里川ダムの堰堤端から下の放流部分を見たところです。
ダム堰堤内の見学は中止でした
黄色いシャッターが入口です。
ここからエレベーターで下り、堰堤途中の放水口近く(メイン写真で左右に丸く見える場所)と、1階から外に出て、真下からダムを見ることができます(メイン写真の左下部分)。
スポット詳細情報