バイクブロスコミュニティ

３年ぶりの薄墨桜を見に

東海エリア（岐阜県）　カテゴリ：自然
2020-04-07 21:48:55　走行日：2020-04-04～2020-04-05
グー！（47）

不要不急の外出は控えてと言われているが、天気の良い日に家に籠っているのは精神的に不健康。活力を得るためにも気分転換は必要だし、正直、バスや電車よりバイクでのツーリングは、他の人と接近する可能性がかなり低いはず。
そんな都合の良い理屈をつけて、出掛けることにした。

４日の土曜日は、県外から来た城友達を苗木城跡と郡上八幡城へ案内した。ついでにモネの池にも寄ったが、天気のためかいつもの透明さが感じられず、ちょっと残念だった。

友人達はリッターバイクなので狭い道はどうかと思ったが、無事に郡上八幡城横の駐車場までバイクで登り、城を見学。もちろんマスクはつけての登城だ。雨雲が近づきポツポツと雨粒が落ちてきたが、なんとか降られずに済んだ。

途中、細い橋でダンプカーとすれ違う時に、BMWのサイドケースと橋の欄干が擦りそうになったり、高速に乗る前の給油で、ワルキューレのシートバッグのガタツキを発見し、修理して事なきを得たのも束の間、グローブが行方不明になりあたふたという場面もあったが、脱いだジャケットの裏にマジックテープでくっついていたという漫画のようなオチで無事に発見。楽しいツーリングだった。

明けて５日の日曜日。
今度はソロで花見に出掛けた。諦めていた根尾の薄墨桜がまだ咲いていると知り、人が混み始める前に散策を試みた。ところが、途中の桜があまりにきれいで、ふらふら寄り道をしていたら、またも雨雲が。
昨日は最高気温20℃を越え、ジーンズで走れたがこの日は寒い。終始一桁の根尾谷はオーバーパンツ無しでは凍えただろう。履いていて良かった。

観光バスがいないため、駐車場は半分以上空いていた。おまけに無料。バイクがそこそこ多かったのは、みな考えることが同じだからだろう。
坂道を歩いて上っていると、折からの強い風に露天の絵はがきが飛ばされたのが見えた。拾って店の人に届けたついでに、お天気について尋ねてみた。

この雨は、まだ降りますか？
「あそこの山に白いもやがかかっとるだろう。あれは雪を降らす」
雪ですか？確かに寒いけど。
「こっちには降らん。そのうちに止む」

お礼を言って先を急ぐ。人は少ないが露天は他にも数軒出ていた。

角を曲がると桜が見えてきた。満開を少し過ぎた感じだが、まだしっかり花盛り。前回訪れた時は、回りに人がたくさんいたが、さすがに少ない。
青空をバックにとはいかなかったが、写真を撮り、寒いので早々に退散する。

露天のおじいさんが言っていた通り、霧のような白いもやが晴れると、その向こうに雪山が見えた。

さて、せっかく来たので帰りに谷汲山へ寄ろう。帰り道、たくさんの車やバイクとすれ違った。早めに来て正解だったなと、いいペースで走る車について走っていたら、前の車に追い付いた。すると、対抗車線の向こうから白い騎士が走ってきた。危ない、危ない。

西国三十三ヶ所にもなっている谷汲山華厳寺は、桜の名所でもある。駐車場は、バイクは無料だ。参道の露天は少なく、閉まっている店も目立った。華厳寺の山門から苔むした庭の中を歩くと、世間の騒ぎが嘘のようだが、歩く人は皆マスクをしている。もちろん、私もマスクマンのままお参りをし、来た道を戻った。

そのすぐ西にある道の駅へ寄り、用事を済ませると昼ご飯を求めて帰路へ。ブロス友が紹介していたライダーズカフェへ寄ろうと思ったら、なんとお休み。あきらめて、帰り道にある別の店へ行ってみたがここも休み。いや、廃業か。
もしかしてコロナの影響かもと思いながら、３軒ともダメでテンションダウンしそのまま帰るつもりだったが、ふと思い立って道の駅『平成』へ行くことにした。

元号が変わってから行ったことがなかったので、賑わいはどうかなと心配したが何のことはない、大盛況だった。
ここの食堂で椎茸フライ定食を食べようやく一息つき、帰りにレッドバロンへ寄ってオイル交換。この日はオール下道だったが、16時には帰宅できた。

２日とも無事故無違反、無転倒でした。

走行距離４日/約330km、５日/約250km
燃費４日 24.1km/L、５日 26.0km/L
本日のレギュラーガソリン　115円/L(両日とも)

１日目は、最後の最後に給油ランプが点灯(残り１リットルを切った印)して焦りましたが、ガス欠にならずに済みました。