北陸エリア(石川県) カテゴリ:その他
2019-05-29 00:38:17 走行日:2019-05-25〜2019-05-26
グー!(56)
今年は参加者が3,800人と、昨年よりもさらに定員が増えたにも関わらず、1日もたたないうちに満員御礼にというフィーバーぶり。一体どんなイベントになるのか想像がつかない中、先ずは日付が変わると同時のボタンバトルに初めて参戦した。
「しばらくお待ちください」
という砂時計が表示されること数分。やっとエントリー出来た。気になる番号は予想通り三桁。同じようにエントリーした他のメンバーに聞いたら、20分待たされて四桁だったという人もいたから、運は良かった方なのだろう。
ゼッケンのステッカーが今までよりも大きくなり、どうやっても貼れないので小さいモノをバイザーとフェンダーに貼り付け準備完了。
さて、ルートはどうする?
狼煙の特典がなくなり、わざわざ240km余分に走るのも大変なので、今年はパスすることにした。
石川県のイベントだから、石川の道の駅を回ってみようかとも思ったが、行ったり来たりが多くて効率が悪い。考えながら地図を眺めていると、いつものアレが目に入った。こっちの方が面白そう。
こうなりゃ自分らしいツーリングに徹しよう。
前日はなぜか寝付けず、眠ったのかどうかわからないまま2時半に起床。支度をして3時半前に出発した。今回は雨の心配もなく、日中は猛暑になるとの予報にカッパを着なかった。
ところが夜明け前は寒くて、高速は90km/hがやっとという有り様。それでも、予定よりも早く竹島海岸に到着した。既に先客が2名。松本ナンバーの人と挨拶していたら、富山ナンバーの黄色いトリッカーが来た。長野や日本海側の人は、前泊など前乗りだ。トリッカーの方は下道で千里浜へ向かうとのこと。
4時半頃ドカティとスクランブラーの2人連れが来て、向きを変える際に転倒というシーンもあったが、大事なく日の出の時刻4時42分を迎えた。
今年も太陽は見えなかったが、時間を確認してそれぞれ出発した。
今回は、音羽蒲郡から白鳥まで高速を使い、あとはオール下道のルート。いつも寄る美濃加茂SAには、先の松本ナンバーのバイク1台しかいなかった。さすがに6時過ぎだとこんなものか。
それにしても、陽が昇っても寒さは緩まず、九頭竜へ向かう峠では10℃しかなかった。メッシュジャケットでは震えが止まらない。
大野の町へ下りると、ようやく暖かくなった。稲を植えたばかりの田んぼと、間もなく色付く麦畑のコントラストが美しい。雄大な景色を眺めながら、ちょっと道に迷いつつ最初の目的地、浄土寺ダムへ着いた。
予定よりも遅くなったため、パスしようと思っていた恐竜博物館の開館時刻を過ぎていたので、そちらにも寄ってマンホールカードを手に入れた。
次はSSTRらしく、福井県の指定道の駅『禅の里』へ。さすがにここにはライダーが数人いた。位置情報を送りスタンプを押す。バイクへ戻ると、隣の石川ナンバーの方に声をかけられた。「このあと、どこを回りますか?」と言うのが決まり文句。さすがにダムと答える人は少ないと思うが。
永平寺ダムは、お寺から歩かないと行けないため今回は諦め、鳴鹿大堰へ向かう。川沿いを走っていると、既に電光掲示板の気温は29℃になっていた。気温差がすごい。
大堰からR364で龍ヶ鼻ダムへ。山へ入ると涼しい。この先に石川県の指定道の駅があるため、ダムから下るとライダーにも出会った。地元のテレビ局らしき人達がインタビューをしているのを横目で見ながら、ゴマソフトでクールダウン。
ここから次の大日川ダムへ真っ直ぐ抜ける道はなく、またもや少し迷って時間をロスした上に、ナビに騙されK109というガードレールもない険道を走り、分岐で道を確認しようもスマホは圏外。勘に頼ってなんとかダムにたどり着いた頃には、給油ランプが点灯していた。
SSTRでは、オドメーターで距離を確認して送るシステムになっているため、ボタンで表示を切り替えるグラディウスは、トリップメーターに戻さず走っていたので気付くのが遅れた。
こんな山の中にスタンドがあるはずもなく、ドキドキしながら国道へ向かう。ちょうど国道との交差点にスタンドがあったので飛び込み事なきを得た。
燃料切れの心配もなくなりR360〜R157で手取川ダムへ向かったが、何か聞いたことがあると思ったら、福井から金沢へ向かう国道だ。当然ステッカーを貼った対向バイクともすれ違う。こんな時間に、なぜゴールと逆方向に走ってるのかと不思議に思われただろうな。
ダムで写真を撮ると道の駅『瀬女』でダムカードをもらった。これで今回のダム巡りは終了。後は、道の駅に寄りながら千里浜へ向かうだけだ。ちょうどいいので、ここでパンとアイスコーヒーで軽く昼食を済ませた。
先ほど通った道を戻りつつ『一向一揆の里』『しらやまさん』と回る。しらやまさんでは、ソロの女性ライダーと出会った。同じ愛知県からで、初参加にもかかわらず名古屋港からずっと下道で来たと言う。みんなすごいなぁ。
そこからは街中へ。R8で金沢へ向かい、『内灘サンセットパーク』に着くと、たくさんのライダーが休んでいた。ここまで来れば、のと里山海道でゴールは目前だから余裕なのだろう。さあ、行こうかと思った時、黄色いトリッカーが入ってきた。スタート地点で会った富山ナンバーの彼だった。「全部下道で来ても同じくらいですね」「ダムを回ってきましたから」とカードを見せると笑っていた。
のと里山海道の中間にある『高松』に寄ろうか、パスしようか迷ったが、一応記念にと駐車場に着いた途端、見たことのある顔が目の前に。「あれ〜?」
今年もブロス友に会えた。そこからは3台で千里浜へ向かう。まだ時間は16時過ぎ。余裕だ。昨年のような延々と続く砂浜渋滞もなく、浜では思い思いにライダーが写真を撮ったり談笑したり。
一足先にゴールしていたブロス友から、「ゴールの写真を撮りますよ」と連絡があったので、記念写真をお願いした。
さあ、あとは誘導に従って駐車場へ行くだけというところで、ゴールの送信をしていないのに気が付いた。バイクを止め、距離を送信し『完走!』の画面を確認した。良かった。
浜へ戻ると写真を撮ってくれたブロス友と合流し、地元の方のおもてなし、貝汁と塩おにぎり、さらに今年はしし鍋と神社のお守りも用意されていて、浜の横にある階段へ座っていただいた。暑い中で熱い汁を食べ、更に汗が出たが美味しい。
予告通りロッシのバッグを持っていたので、あとから来た友人にも無事に会え、今日の出来事を話したり楽しいひとときを過ごした。
そろそろ日没という時間が近づくとみんな海を見つめたが、水平線に横たわった雲は消えることなく、残念ながら海に沈む夕陽は見れなかった。こればかりは仕方がない。日没と共に始まった花火を眺め駐車場へ戻った。
今回はゆっくりお風呂に入りたいと思ったので、スーパー銭湯の簡易宿泊施設を予約した。最終的にみんな同じ宿だったので、暗くなった里山海道を金沢へ向かい、受付を済ませたあと夕食をとりながらまたもワイワイ。
それにしても今日は暑かった。浜で出会ったライダーは一様に日焼けして、顔が真っ赤な人もいた。
今年はイベント会場を輪島と和倉温泉とに分けたお陰で、主要なゲストはそちらへ行ってしまい、千里浜は地元の歓迎とカウントダウンだけだったので、初めて参加した人には物足りなく感じたかもしれない。私にはちょうど良かったけれど。
そんなことを考えながらお風呂にゆっくり入り、日付が変わる頃床に着いた。
本日も無事故無違反、無転倒でした。
走行距離(1日目) 約560km
燃費 2日目と合わせて26.8km/L
本日のレギュラーガソリン
166円/L(高速)、148円/L(白山市)
いよいよスタート
今年は、下道をメインにすることもあり早目に福井へ行けるよう、竹島海岸をスタート地点にしました。
日の出時刻にいたバイクは、全部で6台でした^^
左の写真は、到着時のもの。ようやく明るくなり始めた幻想的な感じが良かったです。
ダムばかりですね(^^;
左2枚)龍ヶ鼻ダム。正統派重力式コンクリートのどっしりとしたダムでした。
右)石川県の指定道の駅『山中温泉湯けむりの里』で食べたゴマソフト。ゴマの風味が強くて、とても美味しかったです。ピンボケなのはご愛敬。
間もなくゴール
上)道の駅『内灘サンセットパーク』から見た内灘サンセットブリッジ
ここで夕陽を見たら綺麗だろうなぁ〜
SSTRでは叶わない夢ですが。
下)『高松』で一緒になったブロス友と。ことしは3台でウイニングランとなりました(^^)
スポット詳細情報