東海エリア(静岡県) カテゴリ:自然
2017-08-06 17:21:50 走行日:2017-08-05〜2017-08-05
グー!(67)
グーやコメントのやり取りだけで会ったことのないブロス友は大勢いる。そんな中の一人Nさんと7月初めにツーを予定したものの雨で中止に。その後お互いに忙しく、ようやくリベンジツーの日程が8月5日と決まった。
ところが、今度は台風の影響でお天気がビミョーに。今年は本当に天気が読めない。
それでも、降水確率30%とギリギリ決行ライン。案内人を地元のPさんにお願いし、同じ愛知県メンバーのSさんも誘って4人でのツーリングとなった。
Sさんと東名のインターで待ち合わせ、集合場所の島田金谷インター出口のコンビニへ。
ちょっと早く着きそうだったので、PAで時間調節をしながらのんびり走行。
コンビニへ着くと、既にNさんが到着されていた。35年前のカタナだが、とても綺麗だ。Pさんを待ちながらお互いのバイクを眺めてあれこれお喋り。じきにPさんが到着され「はじめまして」の挨拶をしたのち、本日の目的地、寸又峡へ向けて出発。
大井川沿いのR473は昨春GBで走ったことがあるが、グラディウスでは初めて。あの時は3月初めで車も少なく快適に走れたが、さすがに今日は車が多かった。
大井川の川幅は広く河川敷は丸石。時おり釣り人の姿が見える。そのうちに吊り橋が見えてきた。『塩郷の吊り橋』だ。
「せっかくなので、ここも渡りましょう」
長さ220mの吊橋は、高さこそそれほどないがよく揺れる。一度に渡れる定員は10名。先の方に数人先客がいたが、定員内なのでそのまま進む。
35℃近い中を走ってきたので、川面を渡る風の吹く吊り橋の上は気持ち良い。途中で立ち止まって写真を撮ったりしながら、渡りきったらそのままUターン。
バイクへ戻ると、再び先へと進む。
この道は、前の車が切れると適度なクネクネを楽しめる。Sさんがハーレーで参加されたので、コーナーはPさんと先に少しスピードアップして走り、直線で待つスタイルで走行。
千頭駅でトーマス列車と記念撮影しK77へ。狭い山道を上っていくと下方にエメラルドグリーンの大井川ダム湖が見えた。寸又峡方面へ曲がり、今度は下り。前に4輪がいると、対向車が来る度に止まってのすれ違いになるのでのんびり進む。
ようやく寸又峡温泉の駐車場へ到着。
さすがにここまで来ると風も爽やかで気持ちがよい。ミンミンゼミやツクツクボウシが賑やかだ。
ここからは徒歩。先に『夢の吊り橋』へ向かう。温泉街を抜け、車両通行禁止の道路を歩く。4人並んで歩いても邪魔にならない広さだ。お喋りしながら進むと、下方に大間ダム湖が見えてきた。ここも綺麗なエメラルドグリーン。チンダル湖だ。雲は多いものの晴れ間も覗いているお陰で、素晴らしい景色を堪能できた。
最後は階段を下りる。恋人の聖地としても有名になった夢の吊り橋は、長さ90mとそれほど長くはないが、緑に囲まれ、足元に見える澄んだ水が美しい。『一度は渡りたい世界の徒歩吊り橋10選』にもランクインしている。
吊り橋の定員は10名、先程と同じ。
シーズン中は一方通行なので、渡ったら対岸の山を登って戻らないといけない。渡った先には304段の石の階段が待ち受けていた。『えっちら階段』『くろう坂』といったユニークな名前がつけられているが、アラフィーの私達にはなかなかの苦行。ふぅ、と休んでいる横を、若者がさっさと追い越していく。
階段を上りきればあとは平行移動。ダム湖をくるっと回る形で元の場所へ。ガサッと音がしたので見ると1m超のヤマカガシがいたり、蛙やバッタなど虫達もお出迎えしてくれるので、苦手な方はご注意を。
崖崩れを防ぐフェンスを越えて角のある石がゴロゴロしていたりと、この辺りの山の険しさを物語っている。対岸には崩落跡も見えた。よくぞここへ吊り橋を掛けようと考えたものだと感心する。景色を堪能させていただいたので、吊り橋を守るカンパ箱へ少しばかりの寄付をして、温泉宿へ向かう。
宿の食事は終わっていたため、温泉街の食事処でお蕎麦をいただき再び宿へ。もちろん日帰り温泉だけの利用だが、500円を払って中へ入る。男性陣と別れ一人女湯へ。2時過ぎという時間もあり、貸し切りだった。のんびり露天風呂にもつかり、マッサージチェアでくつろいで階段を上った疲れを癒す。
外に出ると、夕立雲が現れていた。セミもヒグラシに変わっている。バイクへ戻ると、集金のおじさんがいた。いつもは無料の駐車場だが、シーズン中は200円必要とのこと。「それなら奥まで行けたね」「いや、どうせ温泉がこっちだし」などと言いつつ出発。
ところが帰り道、前にいた4輪がとんでもない車で、対向車が来た時にまさかのバック?! 思わずPさんがクラクションを鳴らしてすり抜ける。私も抜けたが後ろの2台は阻まれた。
さすがに懲りたのか、少し広い場所で追い越させてくれたが、後ろにバイクがいるのにバックしてくるなんて殺人行為だ。神経を疑う。
千頭まで来ると路面が濡れていたが、もう止むところだったようで、少し雨が落ちてきたくらいで済んだ。雨雲のかかり具合を見ながら道を選び、本格的な雨には当たらずに、もう少しでインターと思った辺りで後ろにいたSさんがクラクション。
左端に止めるがカーブで後ろが見えない。PさんがサッとUターンして様子を見に行く。「Nさんがガス欠」とのこと。「GSまでガソリンを買いに行くからNさんと待っていて」と言われ、Uターンしてお留守番。
タンクを外して振ると、ほぼ空っぽ。「満タンにしてきたのにな〜。燃費悪すぎ!」そんな話をしていると「携行缶を買わないと売ってくれないんだけど、いい?」と買い出し部隊から連絡が。「ちょっと高い授業料になっちゃったね」「ブロスネタ提供ありがとう」と笑い話で済んで良かったが、昨秋の富士山に続いて、マスツーのありがたさを感じたハプニングだった。
その後、インター手前で全員給油を済ませ、「じゃあ、また」と挨拶してそれぞれ帰路に着いた。
なお、私はSさんと朝待ち合わせたインターまで一緒に走ったが、途中で寄った浜松SAでは、ここも先程まで雨が降っていた様子。ガス欠騒ぎで遅くなったのが幸いしたようだ。
念のためカッパを持って行ったが、最後まで出番なく済んで良かった。
今回も無事故無違反、無転倒でした。
走行距離 約400km
燃費 28.2km/L
本日のレギュラーガソリン
131円/L(金谷)、117円/L(地元)
※メイン写真は『夢の吊り橋』
※チンダル湖とは
純粋な水は元来無色透明ですが、微粒子を含まない水はほとんどありません。
この、わずかな微粒子が溶け込んだ非常にきれいな水の場合には、微粒子のせいで波長の短い青い光だけが反射され、波長の長い赤い光が吸収されるという現象が起こります。
この現象を「チンダル現象」といいます。水を入れ替えたプールの水が青く見えたり、空や海が青く見えたりするのも同じことです。(サイトより引用)
夢の吊り橋を渡った後は・・・
左)橋を渡った後、この吊り橋(パッと見、そうは見えませんが)を渡り、304段の石の階段が待っています。
右)ダム湖をぐるりと回り、反対側から眺めたところ。
小さく夢の吊り橋が見えています。
お昼は渓流そばをいただきました
山笹そば本舗『紅竹』で、おすすめの渓流そばを注文。
蕎麦の上に、ヤマメの天ぷら一匹丸ごとの他、野菜ときのこの天ぷら、イナゴのつくだ煮などいろいろ盛りだくさんに乗っていました。
ヤマメは、近くで卵から養殖しているそうです。頭から尻尾まで残さずいたただきました(^^)v
日帰り温泉に初めて入りました
Pさんおすすめの『翠紅苑』にて日帰り温泉を初体験。
実は、ツーリング中に温泉に入ると眠くなっちゃうから、今までパスしていました(^^;
貸し切り状態だったので、写真をパチリ!
温めですが綺麗な温泉でした。
露天風呂もありましたが、明るい時間に入ると水の中の浮遊物が見えちゃうんですね・・・
スポット詳細情報