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現在午前7時。

整理券配布まであと1時間半もありますが、この時点で80番目でした。
前の方では寝袋を持参されている方もいました。明け方くらいから並んでいたのでしょうか。
平日でこれだけだと、土日なんかには・・・想像したくないですね。
隣に並んでいた方の話だと、「おととい（日曜日）に来た際は、7時半に着いて駄目だった」との事。限定効果恐るべし。
ちなみに本日は、券が配布される8時半の段階で、300人ほどが並んでいたようです。
1日限定400食とのことで、整理券を受け取って9時前に店の前を通った頃には既に本日分は完売していました。

朱雀の前に朝ごはん♪

朱雀との対面は10時からとの事なので、それまで周辺を散策することにしました。
まずは朝ごはんの調達です。
寒い中ろくに何も食べずにひたすら走ってきたので、とにかく暖かいものが食べたい。。
ということで本日の目的2つめである、竹風堂さんの「栗強飯（くりおこわ）」で腹ごしらえしました。
お店は8時半から営業されています。向かいの小布施堂さんと時間を統一されているところが凄くありがたいです。
注文すると蒸したてのおこわを目の前で箱に詰めてもらえます。

竹風堂「栗強飯」

中身はこんな感じ。
栗がどっさり入っていて、かなりのボリュームです。
モチ米は粒が際立っていて歯ごたえがあり、ツルツルした舌触りが白米とは違って面白い!栗の香りが微かに染みていて最高です。
メインの栗は本来の味を活かすため極限まで糖度を抑えて味付けされているとのことでしたが、しっかりとした甘みと独特の香りを感じられました。
一緒に入っているのは奈良漬で、栗のやさしい甘さに反した濃い味付けがいい感じです。
ごはん→栗→奈良漬の順で食べていくと飽きること無くあっという間に無くなってしまいました。

竹風堂「栗子餅」

こちらも同じく竹風堂さんの期間限定栗スイーツ「栗子餅」です。
朱雀同様、9月~10月のみの販売です。
栗のモンブランの下には栗ペーストともち米のお団子が隠れています。
モンブランは適度に甘く味付けがされており、もち米と合わせて食べると不思議な感じでしたが、何かに似ているような・・・
変わり種のおはぎといったところでしょうか。

小布施味麓庵「福栗焼き」

目の前で焼いているところを見ることが出来ます。
ひとつひとつがとても丁寧に焼かれていて、出来上がったものは人の手で作ったとは思えないほど綺麗な形をしていました。
一般にまんじゅうといえば、大衆向けのおやつといったイメージがあったので、このような印象を持つことはなかったのですが、あまりに整った形をしていたのでちょっとお高めの値段にも納得。
少し調べてみるとインターネットの画像検索でも上位にくる、有名なお店のようです。
お腹の都合でパスしましたが、食べたかったです。。

小布施堂「朱雀」

いよいよご対面です。
お店の奥に案内されると、席に着いて間もなく運ばれてきました。
大きさは拳ほどで、中の餡以外は純粋な栗100％なのでまずその香りの強さに驚かされます。
繊維上の栗は、もちろんつなぎの役割を果たすものも何も使われていないため、橋で掬うとホロホロと崩れ落ちてしまうほど繊細です。
味はまさに栗。そのまんま栗としか言いようが無いです。
甘みはほとんど感じられず、お茶のおかげで本来のそれが引き立つ感じです。
中には栗餡が入っているのですが、こちらはしっかりとした甘さがあり、表面のモンブラン生地と一緒に食べるとまた違った味わいが楽しめます。
ボリュームがあるので、外のモンブラン生地は残してしまいましたが、美味しさを求めるのではなく、本物を感じたい方のためにあるスイーツだと感じました。

• 長野県小布施町