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登山口のない山

北陸エリア(福井県) カテゴリ:自然
2015-10-16 02:47:54 走行日:2015-09-19〜2015-09-19
グー!(19)

シルバーウィークに突入。山にでも行くべ。
前日早くに雨は上がったものの、山はまだ足元悪いじゃろう。
楽そうな山にしとこ。

で始まる、約一か月前にアップしたツーレポ、道中が案外楽しかったもので、
目的地であった「久須夜ヶ岳」までレポートしきれませんでした。
今回はそこんとこフォローしたいと思います。
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若狭湾に浮かぶ久須夜ヶ岳、頂上(ざっと海抜610m)までバイクで行けちゃいます。
なのでこの山に登るためには、「下山から始まる」という珍しい特徴がございます。

下山した先には上の写真「蘇洞門」と呼ばれる海に沈む断崖絶壁があり、観光遊覧船の目玉になっています。
2015年9月19日は快晴も快晴、水平線と空がこの上ないコントラストを見せていました。

普段ならこの遊覧船で行くところに、歩いて行けちゃう、その入り口が久須夜ヶ岳。
こう書いてしまうと、久須夜ヶ岳はただの通過点のように見えますが、
リアルにアドベンチャーワールドでした。

久須夜ヶ岳の山道、かろうじて人の 足は入っているけど、手は入ってない。
普通、階段とか目印とか道しるべとか案内板とか人の手が入ってるもんです。
そういうものが皆無に近い。地図と人の踏み跡だけが頼りです。

踏み跡を見失ったら・・と考えるだけでも、充分スリルとサスペンスですが、
海から直接吹き上げる潮風に轟轟と山が唸ります。
突然背中から得体のしれない哺乳類的な雄叫びが聞こえてきます。

おかげで、最初の下りは想定の3倍時間がかかりました。
標準時間は、下り(蘇洞門まで)1時間20分、登り(帰り)2時間のところ
実際は、下り2時間、登り1時間20分。標準の逆。(登りはもう慣れてました。)

んでもって、蘇洞門滞在の1時間を入れて、4時間余りの間、
すれ違った人は皆無。
遭遇した野生のシカは4頭。つ、角でけえよ。
人間との間に走る緊張感、奈良の神様の使いのシカとは別格。

久須夜ヶ岳、面白いですが、
トライされるときはそれなりの準備を。
悪天候、冬は避けましょう。

以下、写真でレポートです。

久須夜ヶ岳

撮影場所は海抜3m(身長込)。
中央の高い所、アンテナとか立ってるところ。
あそこまで、まずバイクで駆けあがります。

名付けてエンゼルライン。

眺望

頂上からはこんな感じ。

ただの路肩

登山口がわかりません。
地図を見ながら見当を付けます。

実際の登山口は、写真のガードレールが切れてカーブの標識が立っているところ。
一度はここ、通り過ぎてかなり下まで舗装路を下りちゃいました。

よーく見るとロープの絡まった丸太が転がっています。
ロープは手すりだったのか、それとも封鎖だったのか・・

登山口がない・・・下山から始まるからか?
まさか。

登山口確定

地図を見ながら稜線を進むこと20分。
この看板に至って初めて、これまでの登山口と稜線が登山道だったと解ります。

この看板までは難なく到達します。
この看板から先は、次の稜線まで急斜面を横断しつつ
徐々に標高を落としていきます。

この斜面の横断が初めてだと結構厳しかったです。

次の稜線に出ればあとはロープの急坂が一カ所のみで
蘇洞門までルンルンです。

「踏み跡」

蘇洞門への道は、人の踏み跡だけが頼りでした。

でも、人の踏み跡と思っていたものが、
いつしか蹄に変わり、実は鹿の踏み跡だったりもします。

写真は、泥地に残った足跡集。
2本の爪の持ち主って・・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガク

ここは屋久島か

苔むした倒木が道をふさぎます。

高くもなく、低くもなく、
おへその高さにあるでかい倒木が一番つらいw

海抜4m(身長込)到着

稜線をつたい、中央の階段を最後降りたら蘇洞門到着です。
清らかな滝が出迎えてくれます。

こう見ると、中央の階段、草に覆われてますね。

景勝大門小門

スケールデカすぎて、写真にするの難しかったです。
まあ、こんな感じ(-ー;)スミマセン

海はかなりの荒れ模様。
なので、遊覧船はこの日なし。

荒れる蘇洞門、独り占め。

バイクはバイクで

下りをクリアしさえすれば、帰りの登りは楽ちんでした。

頂上の駐車場につくと、バイクはバイクで
なんだか友達にかわいがってもらってるみたいで、
一緒に若狭湾を眺めていました。

お昼ご飯

小浜市内にもどり
若狭フィッシャーマンズワーフの
とれとれ寿司にてお昼ご飯。赤エビ。

イートインのコーナーがあります。
イートインの場合、エビの味噌汁がタダでついてきます。
エビ味噌の出汁ってこんなに旨かったんですね。

蘇洞門の観光船は、
この若狭フィッシャーマンズワーフから乗り込みます。


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