中国エリア(鳥取県) カテゴリ:小売店
2015-11-26 00:49:36 走行日:2015-11-21〜2015-11-22
グー!(21)
中島みゆきの歌でありますね。「地上の星」
ツーリングって、この地上の星を一つ一つ巡るような・・盛りすぎですね。
いやいや、中国山地の懐深く「タルマーリー」さんに行くと、全然大げさな気がしない。
朽ちかけた山村の綺羅星・・・・何でしょう。この盛りたくなる誘惑。
カフェ?ピザ屋さん?パン屋さん?ビール屋さん?
キーになるのは「発酵」。どうやら「発酵」にこだわったお店のようです。
発酵って、要は食べ物が食べ物であり続けるように腐らせること。
そこには熟練した「ワザ」が要る。そこに惜しみなく「ワザ」を投入する。
モノを投入する。人を投入する。労働を投入する。
それに見合った対価を得る。熟練した人を育てる。農林産物(自然栽培)を応援する。
こうして地域の経済を回していく。名付けて「腐る経済」。とのこと。
余計な利潤を上げないことにも腐心されているとか。
確かに、京都一美味しいといわれる某パン屋さんより、パンの平均単価で100円以上安い感触。
実際、タルマーリーさんを中心に、ご近所さんや地域の経済が動いている。
僕もバイクで吸い寄せられる。やはり、ちょっとした小宇宙です。
上の写真は、タルマーリーさんで頂ける「和紅茶」です。
味は飲み慣れたいつもの紅茶の味。ホッと一息、肩から力が抜けて行きます。
ただし、茶葉、有機栽培を通り越して自然栽培の物をお使いのようです。
自然栽培ということば、タルマーリーさんで初めて聞きました。
気になる方はググってみてください。申し訳ねす、簡単に紹介するのは難しいです(汗。
タルマーリーさんへは、
中国道津山IC→R53経由がお勧めです。IC下りて30分程かと。
R53からは、JR那岐(なぎ)駅の看板が目印。そこから更に谷合の集落へ下りてゆきます。
岡山側からタルマーリーさんに行くR53は、峠越えや旋回橋があって走るのが楽しいです。
ピザを焼く石釜から立ち上る煙も目印。
最近増えてきましたね、こんな所でやるのか!的な辺境で頑張るお店。
今回、僕は故あって、福知山ICからひたすらR9で日本海に抜け、鳥取市からR53に入り、
帰りは瀬戸内海を渡り、新居浜にチョンと寄ってビュンと帰宅。
岡山の実家に泊まって、1泊2日1009.4km、43.94L、23.0km/Lの宇宙旅行、あ、盛りすぎた。
レポの写真は、それでもお店の人にお断りして撮らせていただいたものです。
営業中。でも改装中。
今年の6月に、岡山県の勝山から、今の場所、鳥取県の智頭(ちず)に移転してきたばかりです。
勝山のお店はもう閉めています。
地元の自然栽培の小麦を扱うための機械が収まる建物が岡山県内で見つからず、県境をまたいだそうです。
今の建物は、智頭町にあった保育園。
道理で広〜い庭があるわけだ。
グーグルマップで航空写真見ると、運動場のほかに、
プールまであるパン屋さんに仕上がってますw
さらに、現在も大がかりな改装中です。
何が出来るのでしょうか。
パン屋さんもカフェもできてるのに。
仕事の跡
お店の内外装、大きく見るとちゃんと仕上がっています。
目を凝らしてみると、プロらしからぬ仕上げがチラホラ。
ひょっとして、かなりの部分、お店のご主人の手作業かな?
と思わせるくらい、労働の痕跡がお店づくりの基調になっています。
頂きます(-人-)
旬の野菜とゴルゴンゾーラのバーガーサンド350円(ぐらいだったかな?)。
と、自然栽培のコーヒー460円。
お肉を使わないハンバーガーが、こんなにおいしいとは思いませんでした。
傷んだ食材を途上国からかき集めて、
赤字になるハンバーガー屋さんも、答えは簡単だと思うんですが。
なぜそっちに走るのか。
ビールサーバーのタンクだ
タルマーリーの奥様によると
ついにこの12月、自家製ビールの販売が始まるそうです。
タンクに刻まれた店名の刻印が心強いです。
あ、そうそう。このお店、「冬季休業」が長いです。
2016年1月26日(火)〜3月2日(火)
とのこと。
12月のビール販売開始は、次の夏にむけての助走なんでしょうね。
そして我が家は
タルマーリーさんで調達したバゲットと
柑橘系のパン。
レーズンブレッドは、撮影までになくなっていました。
このお店の最大の売り「和食パン」はまだ焼けないそうです。どえらい手間がかかるらしい。
このバゲットとスイスのスーパーで買ってきたチーズで、
我が家は、はい、智〜頭フォンデュです。
オ・ソ・マ・ツ!!
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