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晩秋の瓶ヶ森林道〜霧の石鎚山

四国エリア(愛媛県) カテゴリ:自然
2016-11-07 16:57:50 走行日:2016-11-03〜2016-11-03
グー!(37)

去る11月3日、関西から遠路はるばる西日本最高峰である霊峰石鎚(1982m)の山頂に立つ事を目的に走って来られた方をご案内しました。
ちょうど昨年の同時期に初登頂を果たした。。。かに思われた霊峰石鎚、実際は標高にして8m足らず(参考)https://www.bikebros.co.jp/community/TRP_search.php?uid=IHc5D1eq&act=detail&tid=10999
本来の山頂である「天狗岳」のてっぺん(メイン写真)へは怖くて行けてませんでした。今回はそのリベンジも兼ねたライジャケに身を包んだ中年3人組の登頂記、果たして天狗岳は我々に微笑んでくれるのか?

色んな表情を見せる瓶ヶ森林道

早朝7時に麓の西条市にて関西からのお客様しい〇いいの氏と松山から急遽参戦のよっちゃ〇氏と合流。

気温はこの時期にしては少し低め。良く晴れてはいましたが、標高1500m付近を走る瓶ヶ森林道の寒さは想像通り。途中山肌が真っ白になっている所もあり「もしや雪?」と、思いましたがそれは空気中の水分が木々に結晶した霧氷でした。

(左)土小屋出発直後→(右)30分後

一般的な登山ルート「成就社ルート」と違い、今回の登山は「土小屋ルート」山頂までの約4,6kmは比較的傾斜のなだらかなアップダウンを繰り返すトレッキングコースでしたが、いかんせん「成就社ルート」と違って距離が長い。。。山頂の姿すら見えません。

一応親指立ててはいますが眼は死んでいます。

霧氷に覆われた石鎚山頂付近

幾つかの山を回り込みながらアップダウンを繰り返すと霧と霧氷に覆われた石鎚山頂が目の前に。頂上付近の霧が晴れる事を祈りながら歩を進めます。
ここまで約1時間。

成就社ルートと土小屋ルートの合流地点

やはり「成就社ルート」からの登山者は圧倒的に多く、一気に人が増えました。途中、抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返した山ガールのパーテイと記念撮影。

「お兄さん達バイクで来たの?寒かったでしょう?」
なんでバイクで来たのがバレたんでしょう(笑)

ムヒョー

遠目に見ると山肌に桜が咲いているかの如く見えた霧氷。

触ってみると見た目は柔らかそうなのにカッチカチです。紅葉シーズンは2週間ほど前に終わっていましたが、今回期せずしてこれを見られた事はラッキーでした。持ってる男はやはり一味違います(私)

山頂到着。霧で天狗岳は全く見えず。

登頂開始から2時間強、けっこうなハイペースで登ってきました。
残念ながらあの尖った「天狗岳」は濃い霧の中、全く姿が見えません。

諦めかけたその時でした。山頂付近を覆う霧がスッと消えてゆき。。。時間にして約2分程ではありましたが北側の切り立った斜面が真っ白な霧氷に覆われた美しい姿の天狗岳が現れました(メイン写真はこの時のもの)
それ以降は一度も姿を現す事は無く、やはり私はなにか持ってる(笑)

ガチ登山者の中で。。。

山頂付近は風も強く、チキンカレーを喰ってる時によっちゃ〇氏とも「天狗岳は危ないから止めよう」。。。と、話は付いていたのですが。。。しい〇いいの氏が行くと言いだし仕方なく。

いわゆるナイフリッジ。切り立った尾根の上を行く一本の細い道。
登山者の9割近くは行ってない模様。普通の登山者もいますが、カラビナ、ザイルを腰にぶら下げヘルメット被ったガチ登山者の姿が目立つ場所でのシンプソン&イエローコーン。

エリア最恐地点

歩く距離はほんの5〜6mですが、ここはマジで怖かったです。右はほぼ垂直。左も急斜面。尾根の角から約50cmくらいを立って歩きました。

右に落ちたら1秒後に死亡。左だと少し転がって5秒後に死亡。

振り向けば天狗岳

ずっと霧に覆われていた天狗岳でしたが振り返ると一瞬霧が晴れました。逃さず一枚。

霧が晴れた一瞬

神社方面もわずか数秒の間でしたが霧が晴れて全体の姿を現しました。紅葉した山も綺麗ですが、青空バックで半分白い山の姿も美しい。。。

しかしこの後の下山は地獄。膝が大笑い。一度座ると後ろで誰かが引っ張って邪魔してる!と思うくらい立ち上がれない(笑)

翌日病院送りになった方もいましたが、なにはともあれ皆さん大変お疲れ様でした。


スポット詳細情報

  • 瓶ヶ森林道 石鎚山
  • 住所:石鎚山

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