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北海道ツーリング　2019 第4話　道北編

北海道エリア（北海道）　カテゴリ：自然
2019-11-08 16:24:59　走行日：2019-08-20～2019-08-21
グー！（10）

■2019年8月20日
結論から言うと、地獄のテントキャンプになった。
本来の行程は、宗谷岬を経由して、宗谷ふれあい公園キャンプ場まで行く、
距離にして、２７５㎞程の予定だった。
ところが・・・
午前中は、まだ観光気分だったが、昼前から雨が降り出し、一気に
本降りとなった。
雨雲レーダーを見ても、今夜の宗谷は大雨予報・・・。
と、言うわけで、宗谷岬は明日に延期し、早々にキャンプ地を変更。
雨が弱くなった頃、目と鼻の先にある、猿払村キャンプ場にリバークする。
受付すると、今日はおひとりですので、お好きなところに…だって・・・
そりゃ、こんな天気に誰もテントなんか張らんわ…

カッパを着てのテント設営、徐々に風雨が強まり、困難を極めた…

それでも、しばらくすると、ライダーが１台やってきた・・・
挨拶する余裕もなく、黙々とテントを張る…
そのまま、引きこもった・・・

一晩中、台風並みの風雨・・
テント全体が風で左右に振られる・・換気用のダクトがバタバタと唸っている・・・

タープも張ったが、風で飛ばされないか、心配だった。
最悪、トイレに避難も視野に入れていた・・・
（ここのトイレは、非常にきれいで、暖房が効いており、快適だ。）

今朝の残りのパンをかじり、じっと耐える・・
防水が追い付かない・・・時おり滴り落ちる水滴をタオルで拭きつつ、
いつの間にか寝ていた・・・疲れが出てんなあ・・・
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■2019年8月21日
地獄のような一夜が開けた・・・正直、良く寝れた…どんな神経してんだか・・（笑）
外は、雨はやんでいる・・・ただ、風が強い…
急いで、テント撤収！
もちろん朝食なんぞ暇はない…今にも降りそうだ…
今日の行程は、最北端宗谷岬から、その後、オロロンライン～サロベツ原野を巡り、
苫前夕陽ヶ丘キャンプ場が今宵の宿だ。
本当は、巷で有名な、エサヌカ線の絶景を予定していが、あいにくの天候だし、
１５kmも戻らないといけないので、断念した…5年後に再挑戦だ！

で、
オロロンラインは当然、最高のハイライトとしていた・・が、天気が・・・
晴れてくれー

宗谷岬に近づく頃から、雨は上がり、何とか最北端モニュメントで記念写真。
何となくライダーの数が少ないかな？
近くにいた、R1200RT乗りさんと少し談笑。
駐車を頭から突っ込んで停めており、3人がかりで引っ張っていた。
そんなこともあろうかと、わがＲＴはケツから停めたので、セーフ！

最北端のモニュメントを後にして、宗谷丘陵に向かう。
ここは、駐車場から道挟んだ山側に向かう狭い一本道を上がるのだが、見た目は不安な道…。

結論から言うと、絶景！の一言。上がって正解だ。
草原の中にポツンと風車小屋がメルヘンチック。
全体的には広く丘陵が広がっており、オホーツク海が覗いている。
途中、シェルロードの標識があったが、湿った道を考えて、パス・・・ＲＴ重すぎ…
でもまあ、稚内市内に抜ける方向は絶景であった。
途中、突然、鹿が飛び出してきたのは驚いた！
日本海側に出ると、オロロンラインに行く前に、童夢と言う、日帰り温泉に立ち寄る。
前回、寄りたかった所だ。
そこで、天候回復までの時間調整。（洗濯込み）
雨雲レーダーより回復兆しの12時前まで居座り、再出発。
その甲斐もあり、オロロンラインは、奇跡的に青空が広がった。
利尻富士も雲の中から、先端まで全容が拝めたのはラッキーだった。

15時すぎ、キャンプ場到着。
キャンプ場は、道の駅に隣接しており、しかも、天然温泉がある。
うまくいけば、湯船から夕陽が見れるらしい。
急いで、準備、湯船に身を沈めると、利尻富士のシルエットが遠くに見ていた。
と、
地元の爺さんたちが、利尻富士が見えるから、明日は雨が来るかな…と、嫌な事を言いだした。
（聞きたくない会話だ…）

今宵、ライダー仲間も増えて、バイク談義やら、昨日の地獄絵巻（皆さん同境遇だったらしい）
で、大いに盛り上がり、皆さん、同年代にて、バイク人生など、談笑できた。
昨夜が地獄だっただけに、ようやくまともなキャンプを過ごした気がした。

たぶん、12時前に就寝！

明日に期待。

PS.以下URLで、動画アップしていますのでよろしければご視聴ください。
https://youtu.be/-dKH8JJy3ZY