国産50ccスクーターにはない魅力
投稿者：えぬてぃー さん
2022年08月09日
評価：
5.0
年式：2021年
燃費：一般道：35.0km/L 高速道：35.0km/L
満足している点
3年ほど乗ったSYM CROX 50が事故で廃車になってしまったため、同じSYMから現行販売されているORBIT 3への乗り換えました。主にCROXと比較した感想を書こうと思います。
●良い点
[大きい車格]
国産の50ccスクーターとは安定感が段違いです。CROXも125ccの車体を流用していたため、ほぼ違和感なく乗り換えることができました。見た目はシグナスXそっくりで、50ccには見えない堂々とした佇まいが気に入っています。足元スペースに余裕があるのはもちろん、トップケースをつけた状態でリュックを背負っても、後ろが当たらないのは快適ですね。またCROXよりシート高がだいぶ低くなっている(約690mm)ので、当方身長170cmですが、足をつく際の不安が減ったのは嬉しかったです。
[メットインが広い]
XLサイズのフルフェイスが余裕で入ります。CROXはジェットすら入りませんでした。少々かさばりますが、フルフェイス+雨合羽くらいは入れられるスペースが確保されています。私は後述のUSB電源に接続したドラレコをこちらに設置しています。
[USBポートがある]
メットイン内に5V2A出力のUSB電源があります。50ccの原付でUSB電源が標準装備なのはこの車両くらいでしょう。また謎の穴(キャブ調整用?)が2つ開いているので、メットイン内から加工なしで外部に電源を取り出すことが可能です。私はこの穴にカメラの配線を通し、メットイン内にドラレコを設置しました。こちらももちろん無加工です。メットイン内でスマホを充電するのはやめたほうがいいと思います。
[ヘッドライトのメンテナンス性が良好]
ねじを2本外すだけでヘッドライトバルブにアクセスできます。フロントカウルの一部が簡単に外れるようになっており、LED化する際とても楽チンでした。また光軸調整用のダイヤルもバルブのすぐ横についています。
[センタースタンドが軽い]
CROXよりも非常に小さい力でスタンドを立てられます。車重は変わらないので形状が工夫されているのでしょう。こんなに軽いのかと感動しました。
[給油しやすい]
給油口がフロントに設置されています。通学で利用するため給油の頻度も多いのですが、メットインを開けず、メインキーをひねるだけで給油口が開くのは非常に便利です。給油口の位置も高いため、ダンクやタクトのように腰を曲げて給油しなくて済みます。
不満な点
こちらも主にCROXとの比較です。
●悪い点
[価格が高い]
装備相応に価格が上昇しています。乗り出し28万ほどでしたので、CROXと比べて10万円近く高いです。高コスパと書かれた記事がありますが、それは旧(キャブレター)モデルになります。Euro5に対応した現行FIモデルは車両本体21万円を超えてくるので、ダンクと同じくらいですね。
[燃費が悪い]
公称値35km/Lです。CROXは全開走行しても満タン法にて35km/L程度は出ていたので、似たスペックのOrbit3なら40km/Lくらい出るんじゃないかと思っています。まだ納車したばかりなので今後に期待です。
[重い]
車両重量107±5kgになります。一般的な50ccスクーターより25kgほど重いです。エンジンも非力なため、加速性能はかなり低いです。
これから購入する人へのアドバイス
珍しさとかっこよさ、快適性は50ccスクーターでも随一だと思います。動力性能はあまりよろしくありませんが、スピードが出すぎるよりはいいでしょう。人とは違う原付に乗りたい人におすすめです。
0人がグー！を付けています。
