ビーエムダブリュー（BMW） K1300GTのバイク愛車レビュー

　一年前、BMW1100RSから乗り換えました。ボクサーエンジンの魅力もあったけど、BMWの四気筒が乗りたくて、購入しました。乗った感じは、RSに比べて重心が低く安定感があります。
　重量的には、重たいけど低速の安定感は、ボクサーエンジンに比べで非常に良いです。高速道路を走行するには、最高のバイクだとおもいます。
　装備も非常に満足しています。

　はっきり言って、重たいです。取り回しには気を使います。
　夜間走行は、メーターパネルの照明が反射して、スピードメーターと回転計が見にくい場合があります。

　完成されたバイクです。ただ、価格が高く良く検討して購入してください。高速道路を快適に走るバイクは、このバイク以外考えられません。快適です。

やはり、安定感・安心感がたまりません!
低速走行時でもフラフラなりにくいし、当然、高速時はビシッと安定します。
可動スクリーンも、状況によって高さを変えることで程よく走行風を遮ってくれ、疲労と騒音の低下に貢献し、最近の厳しい寒さにも耐えられます。
強力なグリップヒーターのお陰で、寒さで手が凍える事はありません。(強だと、熱すぎる事も・・・)
その他の装備も気の利いた装備が快適で、思った以上にクルーズコントロールが便利で結構使っています。高速道路では法定速度に設定して楽々です。電子サスペンションもスイッチひとつで設定を変えられて便利です。

現在のところ、ほぼネガティブな点はありませんが、コンピュータの関係で、LEDのランプが装着できないのが残念です。まあ、電力の心配をしなくても良い程の電力量があるみたいですが、視認性的にLEDに魅力があります。

すでに生産が中止となっているK1300GTですが、残り少なくなった新車を思い切って買って良かったなと思っています。
これまでは、毎年のようにバイクを乗り換えていましたが、K1300GTとは、長い付き合いになる事は間違い無しです。

走り出したら瞬間から滑走路に向かうタキシング中のジェット機の味わい。そこから先はスロットルの開け方次第で離陸できます。高速飛行（走行）中からの加速はパイロットの期待を何一つ裏切りませんよ。

平均的日本人男性の体格では、シートの形状と固さに不満が残ります。また、タンデムでの停止寸前のふらつきは私だけの悩みでしょうか。

目的地まで迅速かつ快適にたどり着きたいと思う方には最高です。
K1300GTは高速巡航性にとても優れている分単調さを感じることもあります。

低重心、2000回転からの十分なトルク、速度、自分の好みによって可変できるスクリーン、安心できるブレーキ、自然な倒しこみ等これまでのインプレで紹介されていることを身をもって体験しました。加速は言う事なし、周囲に気をつけて走ろう。

エンジンが熱い、スニーカーや布のライディングパンツでは踝から脛の脇が火傷するかも。渋滞の時は断熱材を挟み込んでおきたい気分。

1300ccになっても装備重量が288キロ、そのためタイヤのホイール、ブレーキペタル、ハンドル等々あちこち肉をそぎ落としてあります。まあ大丈夫なんでしょうが、倒すとどうなるのだろうか。立ちゴケに十分注意した方がよさそうだ。