2003年式FXSTソフテイルスタンダードのお客様より、 『セル押したら、ウィーンという音がして、エンジンが掛からない』 とのご連絡。 よくある故障の一つ、スターターワンウエイクラッチの故障でしょう。 ということで、車両を引き上げて早速作業スタート。 スターターモーターを取り外すには、バッテリー・オイルタンク・プライマリーカバーを外す必要が有ります。 ここまでやってようやくスターターが取り外せるように。
ハーレーダビッドソン | Harley-Davidson FXST ソフテイルスタンダード | FXST Softail Standard
その名の通り、ソフテイルファミリーにおける、基本モデル、ベーシックラインとしてラインナップされたのが、FXSTソフテイルスタンダードだった。1980年代、2000年代にラインナップされたのに続き(2011年モデルまで設定)、2020年にも、この年のレイトモデルとして登場した。ソフテイルファミリーは、2018年モデルでダイナファミリーと統合されるかたちで一新されていたので、2020年モデルのFXSTソフテイルスタンダードは、新生ソフテイルとしての新発売となった。当然ながら、フレームはソフテイルファミリー共通で、エンジンは、ミルウォーキーエイト107を搭載。この時代、ソフテイルのエンジンは、107(1,746cc)と114(1,868cc)だったので、そのうちの小さいほうではあったが、それでも大排気量Vツインであることは変わりなく、圧倒的な動力性能が与えられていた。スタイルのコンセプトは、「シンプルなボバースタイル」といったところ。ミニエイプハンドル、ソロシートを備えていた。「吊るし」状態のままでも、抑えられた車両価格のぶんをカスタム用のコストに回すにしても、それはオーナーの自由だった。