ヤマハ（YAMAHA） XV1700ロードスターウォーリア | XV1700 RoadStar Warriorのバイク愛車レビュー

・なんといっても流麗なフォルム。フロントからリアまで低くうねるような造形。過激なXVS950A といった佇まい。
・強烈なバズーカマフラー。好みは激しく分かれるがブラックアウトされ無骨ながら精錬で結構アリかなと思う。
・ロードスター譲りのユラユラ揺さぶるOHVエンジン。60km/h巡行できちんと感じる鼓動感。パフォーマンス系クルーザーにありがちなフラットなVツインとは趣が違う。
・2500rpmからの首がもげるような加速。～120km/hまでならリッターネイキッドが渋い顔で後ろをついてくる。
・この車格にあるまじき旋回性能と取り回しの軽さ。適切なタイヤコンディションなら峠は間違いなく速い。
・攻撃的な赤いLEDイルミネーション。ブラック&赤リムホイールと相まってイメージカラーとして統一感がある。
・R1譲りの強力な足周り。私の年式は住友ラジアルキャリパー装備で、めちゃくちゃよく効く。
・基本的に故障とは無縁。信頼性は十分。
・日本に10台もあるか分からない希少性。同じウォーリア乗りにさえ「何じゃこれ!?」という顔をされる。

・タンク容量。ギリギリ300km巡航できないところが惜しい。
・マフラーの塗装の質感。もうちょっと頑張ってほしい(日焼けのせい?)
・比べる相手が酷だが現行フラッグシップのXV1900Aと比べるとどうしても細部の高級感は劣る。
・圧倒的なパーツの少なさ。消耗品はある程度ロードスターと共有出来るところが救いか。
・リアタイヤのEXEDRA MAXが訳の分からない値上げに(代わりにDUNLOP SPORTMAX を履いたが特に問題なし)

XV1900Aからの乗り換えです。

5年間探し続けたミッドナイト仕様のウォーリア。
プレスト正規輸入のウォーリアと並行輸入高年式ウォーリア(ミッドナイト含む)では、細かい装備が結構違います。
今後高年式を入手するには諦め半分で国内在庫をチェックし続けるか、待つのが嫌なら思い切って業者に輸入をお願いするほかないでしょう。

欧州ではそれなりのファンがいるようで、ebay経由でカスタムパーツが買えたりします。

アメリカン好きだけどクラシックじゃつまらない、速くてもドコドコ言わないと面白くない、無骨さと粗い造りは一緒にしたくない。普通のウォーリアじゃ満足できない。そんな人にはドンピシャな一台だと思います。

・唯一無二のスタイリング
・極太マフラー(音量はそこそこ)
・直線のスタートダッシュならリッターレプリカにも負けない超トルク
・峠もある程度なら攻められるし、ゆったりクルーズも楽しい
・乾燥重量275kgはこのクラスでは考えられない軽さ

・クラッチはかなり重い(クラッチワイヤー交換である程度改善)
・タイヤの選択肢が殆どなく、スポーツ向けタイヤになってしまい半年～1年周期で交換という憂き目に
・シート高が高く足つきはアメリカンにしては悪い(身長179cmでギリギリ両足が地面にしっかり着くくらい)
・マフラーのブラック塗装が端っこから徐々に剥がれ始めてる
・サイドバッグは片方のみしか取り付けられない
・カスタムパーツは海外から取り寄せるしかない

・タマ数が極めて少ない
・年式や走行距離を選り好みする余裕はない
・それだけに手に入れられた時に謎の達成感があるかも