ウラル | URAL ギアアップ | Gear Up

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

レトロなサイドカー(側車付き)をラインナップするウラルにおいて、GEAR UP(ギア・アップ)は、後輪だけでなくサイドカー側の車輪も駆動する、2WD(ツー・ホイール・ドライブ)モデル。そのため、日本の法規上は、バイクの免許ではなく、普通自動車免許(マニュアル)運転することが可能だった(逆を言えば、大型二輪免許では運転不可)。いかにもクラシカルなルックスは、ビンテージ風を装ったのではなく、本当に開発当時のスタイルを継承しているため。旧ソ連時代に開発され、連邦解体後ロシアに戻ったあとも、各部の現代化を受けながら、変わらない姿で生産されていた。749ccの水平対向2気筒OHVエンジンは、古いドイツメーカー製エンジンの面影を残したものながら、燃料供給は、現代的なフューエルインジェクションで、始動はセルとキック併用式。前進4速ミッションにはバックギアも備えられていた。なお、常時2WDではなく、切り替え式のパートタイム2WDのため、舗装路では通常のバイクのように後輪のみで軽快に走り、悪路ではサイドカー側も駆動する2WDに切り替えるという使いかたが可能。

年 Gear Up Burgundy Satin(カタログメイン)Burgundy Satin
年 Gear UpBurgundy Satin 年 Gear Up(サイドビュー) 年 Gear Up(シンプルな側車部分) 年 Gear Up(メーターイメージ) 年 Gear UpSlate Grey 年 Gear UpOD Green
年モデル
ウラル Gear Up

後輪とサイドカーの車輪を駆動する2WD式を採用することで、小型自動車扱いになり、自動車免許で運転ができる(法規上はヘルメットも必要ないが、危険なので着用を推奨)。古いBMWに倣った水冷対向エンジンの最高出力は41HPながら、低速から粘り強く、高速走行もこなす。シャフトドライブなのも、BMWボクサーの影響を感じさせた。サイドカー後部のスペアタイヤ下は、トランクスペースになっていた。

基本スペック

タイプグレード名 Gear Up
全長 (mm) 2510
全幅 (mm) 1615
全高 (mm) 1380
最低地上高(mm) 172
シート高 (mm) 810
乾燥重量 (kg) 330
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 水平対向(ボクサー)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 749
カム・バルブ駆動方式 OHV
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 78
行程(ピストンストローク)(mm) 78
圧縮比(:1) 8.6
最高出力(HP) 41
最高出力回転数(rpm) 5500
最大トルク(N・m) 42
最大トルク回転数(rpm) 4300
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 19
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフ・キック 併用式
点火プラグ標準搭載・型式 BPR6HS
点火プラグ必要本数・合計 2
クラッチ形式 乾式・多板
変速機形式 リターン式・4段変速
動力伝達方式 シャフト
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) リンク式フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
スピードメーター表示形式 アナログ