ホンダ | HONDA STX1300パンヨーロピアン | STX1300 PAN EUROPEAN

ホンダ STX1300 PAN EUROPEANのユーザーレビュー・写真
 
意外と使える便利な足

満足している点

積載性が非常に◎です。ちょっとした小物入れやパニアケースなどに2人分の2泊3日程度の荷物は軽く積載出来ます。
ボディのスペースに余裕があるので、HIDやセキュリティ、カスタムパーツの搭載場所に困りません。
大きなボディですが、市街地でのすり抜けもビッグスクーター並に可能ですし、押し歩きでなければ操作性も軽快です。
大容量ガソリンタンクのお陰で、長距離のツーリングであれば450km程度の巡航は無給油で問題なく出来ます。
ガソリンが減ってきてからの、航続可能距離計や平均燃費計が便利。
同クラスのBMW製ツアラーに比べメカとしての信頼性が非常に高い。出先でトラブルに見舞われる心配が必要ありません。
初めて走るワインディングでも、そつなく走れます。
限界は低いですが、この巨体でありながら、
そこそこハイペースで走る中級者が乗るスーパースポーツにも付いていけます。

不満な点

ブレーキが全く効きません。これだけ重たければ仕方ないですが・・
前後連動ブレーキの設定が他ホンダ車と違い、リアブレーキでもフロントが効いてしまうため、姿勢制御としてのブレーキが使い物になりません。
超高速ツアラーとよく言われますが、意外と超高速は苦手です。
200km/h巡航以上になると、風の乱流がひどく車体が安定しません。
最高速度もそこそこしか出ません。
一番快適なのは150km/h巡航程度です。
車両重量に対してパワーが不足気味で、瞬間的に加速が欲しい時に苦労します。
同クラスのBMW製ツアラーに比べて、疲労度合いは少し高めです。
長距離を淡々と巡航するとBMWよりも退屈です。(味が無い)

これから購入する人へのアドバイス

YAMAHAのFJRにも言えることですが、バイクというツールを使った”旅”のために買うものであれば、是非お勧めです。
BMWやハーレーといった外国製ツアラーに比べると味が無いので、
”道中を楽しむ”使い方には適しません。
社外カスタムパーツはほぼありません。純正で乗ることを基本として考えるべきです。
維持費やメンテナンスコストが安く、メンテナンスサイクルが長いため道具として見ると非常に優秀です。

総合評価: 4
年式:2004年  燃費:一般道:12.0km/L  高速道:17.0km/L
投稿者:むー
投稿日:2011-04-07 11:07:52