エストレア・250TRのアイドリング不安定・・・そしてエンジンストール・・・。
更新日:2022年11月13日 18:00:00

エストレア・250TRのアイドリング不安定・・・そしてエンジンストール・・・。

プレジャーのブログ

こんにちは、プレジャーの店長でございます。

インジェクションモデルのエストレア・250TRでアイドリングが不安定になり、しまいには・・・エンジンストールしてしまうという事で入庫いたしました。だいたいどのあたりが悪いのか、ある程度予想して作業に入ります。とりあえずKVCSというダイアグでフューエルインジェクションのトラブルが入っていないかチェックいたします。


フューエルインジェクションの各デバイスは不具合を起こしておりませんが、スロットルを全閉にしている(まったく動かしていない)のに、サブスロットルが微妙に動いています。いわゆるハウンチング状態で「グワ~ン・・グワ~ン・・・」ってエンジン回転が微妙に上下して、回転数が下がった時に、「ポスンッ!・・・」ってエンジンが止まってしまいます。


まずは、スロットルボディーを洗浄いたします。間違ってもパーツクリーナーやキャブクリーナーで洗浄しないでくださいね。特にキャブクリーナーは強すぎるので絶対にNGですよ。専用のクリーナーで洗浄いたします。



専用クリーナーを吹き付けながら、綿棒などで丁寧に汚れを落としていきます。


スロットルボアやバルブ周りは特に丁寧に洗浄していきます。


ついでにバルブクリアランスも点検して、必要であれば調整いたします。このときバルブクリアランスは基準値の中で大きめに調整いたします。例えば、0.15~0.20mmという基準値なら0.20mmに合わせます。エンジンは走行を重ねれば、カムシャフトやロッカーアームが異常な場合を除けば、一般的にバルブフェイスやシート面が摩耗して、結果的にクリアランスは小さくなっていきます。そうなるとエンジンが暖まってきた時にバルブが完全に閉じなくなりエンジン不調になります。またカーボンを嚙みこんでいないか、プラグ穴から覗いてみてバルブのフェイス面もチェックしておきます。

これでスロットルボディーを組み付けて、またまたついでにワコーズのフューエルワンをガソリンに混ぜて試運転してきます。今回はこの施工で完璧にトラブルが解消いたしました。結構同じトラブルを抱えている方も多いと思いますので、参考になさってくださいませ。


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