「いつかはハーレー!」がついに実現
投稿日:2015年10月20日
評価:(4.0)
年式:年
燃費:一般道:15.0km/L 高速道:23.0km/L
満足している点
とりあえず免許だけのつもりで大型二輪免許をとったら、どうしても大型に乗りたくなってしまいました。
走行100キロ未満の2011年型・ETC付スポスタ883Lが、乗り出し価格83万円というのは、まあまあリーズナブルに入手できたのではないかと思っています。本サイトのおかげです。ほとんど走行感もなく、新古車に近い状況でした。
学生時代に ホンダVTZに乗ってから、CB400SF、マグナ250S、フュージョンXとホンダ車を乗り継いでいましたが、よくあるパターンですが、頭のどこかで「いつかはハーレー」と思っていたようです。大免をとってこれがムクムクわき上がっちゃったわけです。
それで車種をどうしようかというときに、スポーツスターに決めたのは、乗り心地やポジションが日本車に近くて乗りやすそうだったことと値段の問題。スポスタなら日本車よりちょっと高めという程度で、ハーレーに乗れます。
この10年ほどフュージョンだったので、教習所でもニーグリップをしないでふんぞり返る「殿様乗り」のクセをだいぶ指摘されたし、免許取り立てで15年ぶりのクラッチ車がオーバー1000はつらいんじゃないかと思って883にしました。
実際に乗ってみると、すぐに昔のカンも戻って、1200でも良かったかなーと思っています。実際には街乗りが多いので、883くらいでちょうど良いかも知れません。もっと大きいハーレーに会うとちょっと弱気になりますが、それ以外は883だってハーレーだから、見栄的にも問題なし。
実際にエンジンもきゅるきゅる回るし、取り回しも軽いので、乗りやすいです。最初のハーレーとしてはまあまあ満足しています。
不満な点
よく言われますが、国産車的と比べて使い勝手はよくありません。収納は皆無なので、サイドバックは必須です。ビックスクーターとは天と地で、車載工具どころか車検証すら入れる場所がありません。
ヘルメットホルダもないので後付け、ガソリンタンクのキャップもオプションです。いつもメインキー、タンクのキー、メットホルダのキー、盗難防止用のロックのキーと標準で4本のカギを持ち歩かないといけません。
いちばん不満なのは、車高が低いせいかちょっとバンクするとすぐに擦ってしまうこと。ワインディングをぐいぐい行くようなことはほとんどありません。この車両特有なのかもしれませんが、サスの設定も緩くて、通常の街乗りでも結構擦ります。
これから購入する人へのアドバイス
私は、ハーレー入門のつもりで承知の上でしたが、エンジンの「ズドン、ドロドロ」といった迫力は相当弱いので、いわゆる「ハーレーらしさ」は薄い車種だと思います。スポスタは2007年からインジェクションになっていますし、古き良きハーレーのイメージとは違ってきているのは前提なのかも知れません。いかにもハーレーというのが規準なら、ビッグツインを選んだ方がいいかも。(なお乗り比べたことはありません)
比較的リーズナブルに、違和感なくハーレーの世界に入るにはスポスタはオススメです。
なお維持費は、正規ディーラーで言われるままにすると結構割高になりそうですが、自分で工夫しながらやれば国産車とそれほど変わらないと思います。私もクラッチレバーを折ってしまいましたが、純正・正規ディーラーでは2万円以上かかるというので、安い互換品と工具(スナップリングプライヤー)を通販で買って自分でやったら工具込み3000円強で交換できました。