北陸エリア(石川県) カテゴリ:自然
2023-06-01 23:41:12 走行日:2023-05-21〜2023-05-21
グー!(25)
昨年は、ゴールした翌朝はバテて寝ていたが、今年は同室の彼女とモーニングツーリングに行こうと相談していた。
6時前に外の明るさで目が覚めた。ちょうど良い時間だ。支度をしてバイクの所へ向かうと、早くも何台かバイクがいなくなっていた。既に走りに行ったらしい。
朝食まであまり時間もないので、千里浜口から海岸へ。砂浜にはほとんどバイクの姿はない。少し走って波打ち際でお互いに写真を撮ったあと、ゴールゲートへ。記念撮影をしていると、右手の方から何やら呼ぶ声が聞こえた。顔をあげると、SSTRカフェのウッドデッキで富士部隊のメンバーが、こっちにおいでと手を振っている。
ゴールゲートは潜れないようになっていたのでUターンし、レストハウスの方へ向かおうとしてミラーを見ると、彼女のバイクが倒れている。
あらら、砂にハマったかと再びUターンしてカブ号を止めようとしたが、みんなが走らない陸に近い方はかなり砂が深くハンドルを取られる。軽いので足で蹴れば何とかなるが、とにかく止めて彼女の方へ向かうと、既に富士部隊の男性二人が駆け寄ってバイクを起こしていた。
幸い人間には怪我はなかった。バイクも、砂地なので大きな破損はなかったが、左ウインカーの根元が割れてダランとなっていた。電球は点くので配線は大丈夫そうだ。
砂をはらうと傷になるからと、服だけ軽く叩く。エンジンはかかったので駐車場へ移動した。
SSTRカフェは営業前だが、デッキのテーブルでお茶会を開いていた。ホストは、富士部隊のまとめ役が昨年ここで知り合ったという元地元議員のご夫婦だ。マメに連絡を取り合っているそうで、ここで会う約束をしていたのだとか。コーヒーとチョコをご馳走になった。
話をするうちに宿の朝食時間が迫ってきたので、みんなで記念撮影をすると宿へ戻った。倒れたバイクに水をかけて砂を洗い流し、ウインカーはビニールテープを持っていたメンバーがぐるぐる巻いて固定してくれた。
朝から大変だったが、今日はみんな別行動。無事に帰宅してくれることを願うだけだ。
この日は、千里浜の道の駅の前でチャリティーバザーがあるとFacebookで知ったので、みんなで買い物に向かった。駐車場にバイク止めると、何と4月29日山中湖のキックオフでお会いした赤ゼッケンの彼女と再会した。
「会えましたね、コレもらってください」とステッカーと名刺をちょうだいした。やはりバザーに来られたらしい。
買い物ついでにジャンケン大会にも参加したが、敢え無く負けて景品ゲットならず。
道の駅の中で土産を買ったりした後、メンバーはそれぞれ次の場所へと向かって行った。今日帰宅する人もいれば、まだ他で泊まる人もいる。
みんなの見送りを済ませると、私はコスモアイル羽咋へ。何しろ、7回も来ているのに中を見たことがなかった。かなり本格的な展示もあるそうなので一度見に行こう。
支度をしていると右隣に止めたライダーが洗車を始めた。
「これ、自由に使っていいみたいですよ」
それを聞いて、私もサビ予防に潮を洗い流すことにした。
すると、左隣にR1200が止まった。この方も赤ゼッケン。そして女性ライダーだ。
先程も赤ゼッケンの方にお会いしましたよ。
「ああ、○○さんね。知ってるわ。今日はどちらへ?」
これからコスモアイル羽咋へ行きます。
「トークショーを聞きに行くの?」
いえ、展示を観に行くだけです。
「今日トークショーがあるのよ。良かったら会場まで案内してくれない?」
私も初めて行く場所なんだけどと思いつつ、彼女のペースに乗せられて船頭することに。もっとも、特徴的な建物だし、およその場所はわかる。ただ、建物はわかっても駐車場の入口が分かりづらかった。ポケットナビをセットしたおかげで事なきを得た。
駐車場で分かれると彼女はトークショーへ。私は受付でお金を払い、3階のシアターへと向かった。ウクライナ支援の一環として、ウクライナの制作会社が作ったボイジャー探索機の映像上映があると教えてもらったので、観ていくことにしたのだ。
プラネタリウムのような半円形のドーム天井に映し出された宇宙映像は、見ているだけでワクワクする。
人類が初めて月に一歩を着けた瞬間から、ボイジャー探索機が今も宇宙を旅していることなど、25分の上映はあっという間に感じられた。
観覧者はほとんど居なくて空席が目立っていたが、もったいないな。
階下に下りると、宇宙探索に関する様々な資料を眺めた。実際に大気圏を抜けて地球に帰還したカプセルの実物に触ることもできた。地球に落ちた隕石に触れるコーナーでは、見た目よりかなり重く、手に鉄の匂いが付いたのに驚いた。
その後、千里浜の一人一砂運動に参加していないのを思い出して再び浜へ戻り、千里浜の道の駅で、世界最高のジェラードに舌鼓を打つと、宝達志水町のカフェさくらやへ向かった。新しくできたライダーズカフェらしい。
ところが、迷いながら到着すると臨時休業。SSTRなのに?と残念に思いながら写真を撮っていると、店の横に止まっていた軽四がから女性が下りてきて「せっかく来てくださったのにごめんなさいね。ぎっくり腰をやっちゃって」
何と店のオーナーだった。自身もこのSSTRをとても楽しみにしていたので、残念そうだった。せっかくだからとステッカーを下さった。
お大事にと声をかけて別れ、再び宝達志水町の町中へ。
ここはオムライス発祥の地で、SSTRでもかなり宣伝しているが、なかなか食べるチャンスがなかったので、今回のお昼はここで食べようと決めていた。教えてもらった、志食堂という道沿いの店へ入る。昔ながらの食堂だ。1人なのでカウンターへ座る。隣にいた常連客らしき人がポークステーキの乗ったのがおすすめだよと言うのでそれを注文。
塩コショウの効いた豚肉は柔らかく美味しかったが、オムライスは私には少し味付けが濃かった。でも、しっかり完食。
本日の宿は小松市。真っ直ぐ行くと時間が余る。では、と近くの道の駅を回っていくことにした。小矢部にはほとんどライダーはいなかったが、指定道の駅になっていた倶利伽羅の里は流石に多い。隙間に止めるとポイント登録し、暑かったのでお茶を飲んでいると、隣のBMWライダーに声をかけられた。
昨年はハンターカブで参加したが、今年はビックリポイントを回りたくて大きいので来たそうだ。
多くのライダーはこれから千里浜へ、私は次の道の駅へと出発する。
金沢市内は混むので、山方面のしらやまさんへ行くことにしてナビをセット。すると、何だか高速のような道を案内してくれた。ちゃんと国道だが本当に走っていいの? 回りの車はすごい速度で流れていて怖いのなんの。早く下りたいと願いつつナビ通り進む。
石川県の道の駅は全て制覇しているので、ある程度場所の予測はついたが、街中はナビがあるとありがたい。本当は地図を見れるといいんだけど。
さすがにSSTRライダーは1台もいない。白山ジオパークの案内があり、パンフを貰った。そこから山の中を快走して一向一揆の里、こまつ木場潟を経由して小松市のホテルに着いた。
チェックインしてカブを玄関脇の庇の下へ止めさせてもらっていると、SSTRステッカーを貼ったバイクが2台入ってきた。同じように泊まる人がいるんだな。
お昼が遅くボリュームがあったので、夜は隣のコンビニで買ってきて済ませるとお風呂へ。
ここはよくあるビジネスホテルだが、隣に温泉施設が併設されているので、広い浴室でゆったりできるので選んだ宿だ。日曜日の夜なのに人も少なく、のんびりできリフレッシュ。
明日は平日のみカードを配布しているダムを回りながら帰ろう。地図をチェックしながらそんなことを考えているうちに眠りに落ちた。
本日も、無事故無違反、無転倒でした。
走行距離 約150km
燃費は後日まとめて
本日のレギュラーガソリン 161円/L(羽咋市)
チャリティーバザーへ
千里浜の道の駅の前で、持ち寄った商品や特産品などのバザーが行われていたので、皆で出かけました。
売り上げの半分は、なぎさドライブウェイの整備に、残り半分は能登半島の地震復興のために使われるそうです。
コスモアイル羽咋へ
遠くから見ても特徴のある建物が目印。
中の展示もなかなかです。興味のある方、無い方もぜひ一度寄ってみてくださいませ。
下)世界最大のクレーター、フレデフォート・クレーターの隕石の欠片。
実際に手で持つことができます。
持ってみるとずっしりと重い。そして、手に鉄のにおいがしっかりつきます。
赤ゼッケン2台
左)コスモアイルへ案内した女性ライダーのバイクです。
この方、前の週は熊谷から13時間かけてカブで千里浜まで来られたとか。パワフルなおばさまでした。
右)山中湖のキックオフでお会いした女性ライダー。
覚えていてくださって、ステッカーと名刺をちょうだいしました。
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