北陸エリア(石川県) カテゴリ:自然
2022-05-30 01:37:09 走行日:2022-05-22〜2022-05-22
グー!(31)
朝早くから出発する人の声で目覚めた。なんとまだ4時半。ちょっと寝不足だ。
朝食後、静岡メンバーと記念撮影を済ませると、皆とはここでお別れ。単機千里浜レストハウスへ。
駐車場へ止めると、ゼッケンをつけたライダーでいっぱいだ。『一人一砂運動』に参加しようと、レストハウスへで砂を買って浜へ下りる。昨夜のお祭り騒ぎが嘘のように静かだ。砂を撒いて写真を撮る。
さて、今日は北へ向かいながら道の駅巡りとSSTRステッカーを集めよう。先ずは志賀町の道の駅へ。ところがここでは配布はなく、次の『とぎ』で貰えるという。青空が広がり、左手には海。昨日もこんな天気の中を走りたかったな。
買い物をするのが条件なので、土産を買いステッカーをもらうとトトロ岩へ。今まで見たことがないくらいバイクがいた。順番を待って写真をパチリ。
『赤神』では、3年連続で輪島塗のカップでコーヒーをいただき、その先の黒島地区にある旧角海家へ。何度か前は通ったものの入ったことはなかった。中へ入ると、ちょうど別の方を案内しているガイドがいたので、これ幸いと話を聞く。米、穀物、豆など倉がいくつもあり、立派な調度品なども残されている。建物も素晴らしい。ついゆっくりしてしまった。
『白米千枚田』も駐車場から溢れんばかりの車とバイク。ソフトを食べながら千枚田を眺める。今回はここでUターンだ。
輪島のキリコ会館が無料で見学できたので寄ってみた。立派な切子燈籠がずらりと並ぶ様は圧巻だ。3階展望台からの眺めも良かった。
『輪島』の道の駅でステッカーと輪島の塩をいただいてバイクへ戻ると、お隣に黄色ナンバーのカブ。黄色というと90ccだろうか。ちょうどオーナーが戻ってきたので声をかけた。
北区というと大阪からでしょうか。
「いえ、東京です」
70?90ですか?
「実は、50なんです。ボアアップするつもりが間に合わなくて」
では30km/hで?
「いえいえ、黄色ナンバーですから。でも、50km/h越えるとしんどかったです」
昨日は500kmオーバー走ったらしい。彼も私と同じシートカバーを着けていた。
「これ、お尻が痛くならなくて良いですよね」
私はリアサスも変えてます。
「写真を撮っていいですか?」
カブ主話に花を咲かせていると、隣のワンボックスのおじ様が声をかけてきた。
見れば苫小牧ナンバー。車中泊をしながら日本一周をされているとか。車も改造してベッドが取り付けられていた。イベントのことを聞かれたので答えていると、カブ主の彼はまだステッカーと輪島塩をもらっていなかったようで、早速貰いに行った。
そこから半島を南下して『穴水』へ。この辺りから時間が気になり、道の駅には入らず位置情報登録のみしたが、後から中でステッカーを配布していたと知りショック。
気を取り直してK1で海岸線へ出る。思いがけずシーニングポイントになっていた『ぼら待ちやぐら』を見つけたので、立ち寄って記念撮影。左手に見える能登島にかかるツインブリッジを見るのも久しぶりだ。
『なかやま峠』に寄ってからツインブリッジへ。橋のたもとにある展望台にも寄ってみたが、スケールが大きく写真に収まらない。
橋を渡り能登島へ。ここで道を間違え南へ向かってしまった。道の駅があるのは北だ。途中で気付いて戻る。走行中も、ゼッケンを貼ったバイクに何台もあった。
能登島のステッカーは他のと違い、アニメとのコラボでサイズも大きかった。ここも買い物をするともらえるシステムだったので、娘に土産を1つ。
今度は能登島大橋を渡って和倉温泉へ行こうと思ったが、さすがにあちこち見学したり喋ったりしたため、時間がなくなっていた。そこはあきらめて『なかのと』に向かった。既に16時半になっていた。
このステッカーは、営業時間の17時までしかもらえない。残り1ヶ所どこにするか。
迷ったが、神子原農産物販売所へ進路をとった。閉店5分前に店内に入りステッカーを受け取った。よく見ると、宿でもらったのと同じだったがヨシとしよう。もう少し早く来れば、SSTR特典のコーヒーをいただけたが時間切れ。
あとは夕陽を眺めてホテルに行くだけだ。夕陽は『内灘サンセットパーク』で見ると決めていた。まだ時間がある。そういえば、まだ千里浜のSSTRカフェへ入ったことがないので行ってみよう。
カフェからは、本日エントリーしたライダーたちがゴールしているのが見えた。昨日とはうって変わり、ゴールするライダーも歓迎する人も少ない。平日はこんな感じなんだ。
太陽は見えていたが、水平線には厚い雲が出ていた。これは微妙かもと思いながら、R249を南下する。里山街道を走るのと違い、かなり長く感じられた。
まだ日没前のはずなのに、辺りが暗くなった。18時45分に道の駅へ到着。なんだか静かだと思ったら改装休業中だった。位置情報登録を済ませると海の見える裏手へ行ってみた。予想通り太陽は雲の中だった。
残念。
さすがに少し疲れが出ていた。日中暑かったのもあるかもしれない。のんびりしていると、ポツリと何か落ちてきた。
え? 雨?
そのうちパラパラと来たので、あわててバイクを屋根の下へ移動する。改めて空を見上げると、北の空は真っ暗だ。時折空が光り、遠く雷鳴も聞こえる。千里浜は降っているかもしれない。私もホテルまで行かなくちゃ。そんなことを考えていたら、1人の男性が近づいてきた。
「バイクのイベントに参加されたんですか?」
そうです。
「雨が降ってきちゃいましたね」
止むといいのですが。地元の方ですよね。この雲、しばらく降るでしょうか。
「いえ。大阪から来ました。日本一周しようかなと」
昼間に続いて、ここでも日本一周をしている人に出会うとは。
車中泊ばかりだと疲れるので、数日に1回宿に泊まるそうだ。
そんな話を聞いていたら雨が止んだ。これ幸いと挨拶し、金沢へ向かって走り出した。
今日の宿は温泉施設に併設されたホテルなので、市街地のR8沿いにあった。バイパスの中には125cc以下は走れない所もあるので、何度か止まって地図を確認し無事に到着。雨はパラパラしていたが、ピロティになっている駐輪場へ止めさせてもらいひと安心。
チェックインを済ませると部屋へ移動する。荷物を置き、一息ついてレストランフロアへ。気忙しく走って昼御飯を食べていなかったので、白エビ丼を注文しゆっくりいただいた。
その後、いろいろな風呂を楽しみ、日付が変わる前に眠りに落ちた。
外はまだ雨の降る音がしていた。
この日も無事故無違反、無転倒でした。
走行距離 約260km
本日のレギュラーガソリン 167円/L(羽咋)
同泊した友人たちと
昨日は合流してすぐ浜へ下りたので、全員の写真を撮れませんでした。
昨年参加した友人がそれぞれ友人を連れて来たので、皆がここで初対面という面白い集まりでした。
でも、同じバイク乗り。直ぐに意気投合して楽しく過ごせました。
にっぽん応援ツーリング参加者と
タンデムでエントリーされたという大阪のライダーにお会いしました。
千里浜の一人一砂運動が応援スポットでしたのでやってみました。
砂浜は本当に狭くなっているので心配です。
能登半島の三觜海岸を北上
左上)世界一長いベンチの近くの駐車場で
昨年もここで写真を撮りました。
左下)道の駅『赤神』近くの海は、こんな感じです。
右)重要文化財の旧角海家住宅。北前船の廻船問屋です。周囲は黒島地区の街並みとして保存され、私が外に出た時入れ違いにバスできたツアー客が到着。いいタイミングでした。
輪島のキリコ会館
上)この建物の中に切子灯篭が展示されています。
下)切子灯篭の一部。
能登半島は多くの祭礼が行われ、中でもキリコ祭りと称される灯籠神事は、夏に約200地区で行われ、各神社ごとにこの切子灯篭があるそうです。古くなって使われなくなったものも展示されていましたが、輪島塗(漆)のおかげで、明治時代のものも。
穴水から能登島へ
上)途中で、シーニングポイントにもなっていた『ぼら待ちやぐら』が見えたので記念撮影。
組んだ竹の下に網を仕掛け、上の櫓で魚が入るのを見ながら網を引き揚げるという、古代の漁だそうです。
下)ツインブリッジへ来たのは5年ぶりでした。
夕陽とSSTRカフェ
結局、半島を半分回って再び千里浜へ。
前日の約10分の1の参加者(約490台)のため、ゴールする人はポツン、ポツンといった感じでした。
上)この後太陽は雲に隠れてしまいました。
下)千里浜レストハウス横に開設されたSSTRカフェへようやく行けました。
内灘サンセットパークにて
千里浜でサンセットを見るイベントなので、他の場所で見たことがない。では、せっかくなので別の場所で見ようと移動したものの、残念ながら雲の中。
それどころか、この10分ほど後に黒い雲が来て雨粒が…
あれには驚きました。
後から聞きましたが、千里浜はやはり雷雨だったそうです。
スポット詳細情報