関東エリア(千葉県) カテゴリ:自然
2014-01-31 23:00:34 走行日:2014-01-31〜2014-01-31
グー!(34)
春の足音が一歩一歩近づいてきた今日この頃。
有休消化を利用して地元房総の名所旧跡を辿るツーリングに行ってきました。
今回の相棒は、小回りの利くスズキ・アドレスV125S。
裏路地やフラットダートを散策するには持ってこいの相棒です。
出勤時間をずらしての行動、朝9時に出発。
先ずは水仙の香りをたっぷりと嗅ぎたかったので「をくづれ水仙郷」を目指します。
でもその前に、、、腹が減ってはなんとやら(笑)
途中、鴨川の「まるよ食堂」でイクラ丼(1600円)を腹に詰め込んで行きました。
さて、佐久間ダム湖周辺の地名を「大崩(をくづれ)」と呼び、毎年1月中旬から2月上旬が水仙の見頃となります。
水仙の芳醇な香りが里山全体に漂い、否が応でも気持ちはウキウキしてきます。
水仙の花に混じり梅が見事な薄紅色の花を優しげに咲かせていました。
もう春はすぐそこまでやって来ているかのようです。
をくづれ水仙郷を後にし、次に向かったのは「燈篭坂大師」の大切通し。
ここは色々な雑誌等にしょっちゅう取り上げられている房総の秘境スポットです。
切通しと言うよりは素彫りのトンネルと言った方が正解でしょうか。
冒険心がくすぐられます。
さて、房総の名所は数あれど、やはり多くの観光雑誌に載っているのが鋸山(のこぎりやま)日本寺だと思います。
鋸山の歴史は古く、江戸時代には良質な石材の産地として有名だったそうです。
その鋸山にある古刹・乾坤山(けんこんざん)日本寺の開山はかなり古く、寺伝によれば「聖武天皇の勅願により、行基によって神亀2年(725年)に開山された」とされています。
鋸山山頂へのアクセスは大きく分けて4パターン。
1.鋸山ロープウェー(大人往復900円)で山頂手前まで。
2.登山自動車道(普通車往復1000円)で山頂手前まで。
3.鋸山中腹にある駐車場(無料)に停めて山頂まで徒歩。
4.鋸山の麓から登山道を山頂まで徒歩。
今回はお金のあまりかからない3番で、山頂まで長い(本当に長い!)階段をえっちらおっちらと登って行きました。
日頃の運動不足がここで顕著に現れます。
息は切れ、大粒の汗を流し、脚が悲鳴を上げ、、、それでも頑張って登り続けました。
約40分で山頂に到着。
ここで有名なのが「地獄のぞき」。
高所恐怖症の方はよしておいた方が良いかと思います。
今日は少し霞み掛かっていたので見れませんでしたが、よく空気の澄んだ日には遠く富士山はもちろん南アルプス連峰、近いところでは東京スカイツリーや海ほたるパーキングエリアも一望することが出来ます。
山頂で火照った身体を冷ました後は、別ルートで下山します。
所々に摩窟仏、羅漢像が立ち並び、散策には飽きさせません。
ここの羅漢像は500体あるそうで(名称は千五百羅漢)、その幾つかは明治時代の廃仏毀釈により首が切り落とされてしまった可哀相な羅漢さんもおります。
登りもきついですが、実は下りの方が人間には負担が大きいらしく、私の膝の皿は笑いっぱなしでした。
この鋸山・日本寺には大きな大仏様もあり必見の価値ありです。
また、参道には大蘇鉄や美しい梅の林、椿の森もあり疲れた体が癒されるようでした。
本日、鋸山では約2時間の登山散策を楽しみ大変充実した一日となりました。
走行距離はおよそ280km
スポット詳細情報