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にっぽん応援ツーリング 〜北海道四極制覇の旅:プロローグ〜

北海道エリア(北海道) カテゴリ:自然
2022-10-16 15:49:45 走行日:2022-10-03〜2022-10-04
グー!(29)

 その日から2日後の夜、舞鶴の港から同行者を伴って船に乗るはずだった。喉の痛みと湿った咳、そして高熱。会社の同僚が同様の症状でコロナウイルス感染していると聞いていたのでそれであると推測できた。あとで聞いたが自分が数日前に同じ車に乗っていたクライアントがコロナ感染していたらしい。もう諦めるしかなかった。同行者には詫びのメールを入れるのがやっとこさだった。 また今年もコロナに負けて北の大地への夢を諦めざるを得ないのか…
 10日間の自宅療養の後に出社して各方面に頭を下げて回る。副支店長のところへ行くと「大変だったねぇ。ところで中止した旅行はいつ行くの?あなた夏休み1日も取ってないからちゃんと消化してちょうだい」 は?世界はいつからそんなに優しくなったんだ? ほかの同僚たちも自分が諦めてるとは思ってないみたいだ。ならば、感染で落ちた体力が戻るであろう1月後、同行者はもう休みが合わないのでソロで逃した夢をもう一度掴みに行こうじゃないか!
 と言うわけで再度計画を練り直すことになった。 当初は2台で歌登で2泊して絶好のタイミングを見計らい函岳に登頂し、北海道最北端と最東端を目指す予定であった。 しかし、今回はソロだ。しかもシーズンオフ。函岳へ向かう林道は交通量も少ないだろう。一人で行くにはリスクが高すぎると判断し、函岳は回避し、その代わりに北海道の4極をコンプリートしようと考えた。予定としては周りの人たちにあまり迷惑をかけるわけにもいかないので休みも土日を含めて少なめにして現地を2泊3日で組んでみた。各日600〜700劼鯀ることになる。おそらくは休憩もそこそこの走りっぱになると予想される。ところが「10月中には休み消化してね〜」との総務課からのお達しがあり夏休みの全日を投入できることになり余裕も出来た。こうして10月の始めに9日間の北海道ツーリング決行となった(^^♪

 出発当日、仕事は午前中で早退し自宅に戻りパッキングしていた荷物をバイクに積載、パートから嫁さまが戻るのを待って「行ってきます!」と出発申告。「事故とかしたらもう帰って来る家は無いで」とキリリと引き締まる訓示を頂きいざ出陣〜
 まず最初の目的地は福知山のパン屋さんで翌朝の朝食をゲットしに向かう。前日に福知山のお姫様がお見送りをしてくれるとのありがたいお申し出があり5時ごろの約束をしていた。すべて下道で行く予定だったが、積み込みの手間取りや市街地の渋滞などで時間が押してしまい不本意ながら若狭道の三田ICから高速に乗る。 目的のパン屋さん「パン工房わんダフル」に到着するとすでにお姫様がお待ちであった。「売り切れる前に確保しておきましたよ。さあ、これをお持ちなさい」「はは〜、ありがたく頂戴します」と定番のホイップアンパン、クリームパンに加え新作の栗・さつまいもの4種類、そして走り詰めで物が食べられない時の味方飴ちゃんセットと言うありがたい差し入れを頂き、さらに可愛い応援団のワンズ達に見送られて舞鶴の港に向かう。途中綺麗な夕陽が見れたので動画撮影しようとするとカメラの電源が入ったり切れたりする謎の症状が発生、しばらく止まってあれこれしたが治らない(>_<) その後は夕食を摂り、バイクにもガソリンを給油し随分と早くフェリーターミナルに到着。ほかにバイクは1台もなし。出港4時間前だから当たり前か^^; 待ってる間にカメラを再度診てみたが一度全リセットをすると何とか通常に戻ってくれた。これで乗船シーンも撮影できそうだ (^^)v

 乗船時間が迫ってくるとバイクも少しずつやって来て7台になった。さあ、いよいよ乗船だ! 1番乗りで乗船でワクワクしてきた。3年分の思いが今最頂点に達しようとしている。タンクバックにあらかじめプリントアウトしてきたe乗船券を係員に読み込んでもらう…、エラー、もう一度、エラー。タンクバックから取り出してやってもらうがやっぱりエラー。「窓口で再発行してもらってきてください」慌てて窓口へ。「あ〜、QRコードの部分のインクがかすれてますね」なんですとぉ〜( ゚Д゚) さらには「お客様、往復割引が適応されてませんね。この場で差額を現金でお支払いします」 おおむね10分弱かかってしまった。外に出るともう何も止まってない。一番乗りどころか一番最後になってしまった(+_+) 
 今回は行きも帰りも一番安いツーリストAを予約。窓際は頭上にベッドが無い、もしくは収納棚が2個分使えるのどちらかがあり、往復とも収納棚が多い方を予約した。ライディングウェアから着替えていたらすでに船は出航していたので慌ててデッキに出て動画撮影をした。舞鶴の街が少しずつ小さくなって行く。船内アナウンスでは海上は荒れてて大きな揺れが予想されるとのこと。乗船までに色々あったの外洋に出る前にですぐに寝ることにした。

 翌朝、例によってレストランがオープンしたとのアナウンスで目が覚める。窓から外を覗くと灰色の空に白波を立てつつうねる海面が見えた。さらに北海道はこの秋一番の冷え込みになるとの予想。不安が無いわけじゃないがそれも楽しめるんじゃないかと浮かれ気分で考えていた。頂いたパンを食べ、朝風呂を浴びてすることが無くなってきた。そんな時のためにアマゾンプライムで動画を沢山ダウンロードしてきたんだもんね〜 と思いまずは「機動戦士ガンダム・ククルスドアンの島」を再生しようとしたら「有効期限切れています」 なぬ?じゃあ他は… 全滅でした(;´Д`) じゃあ、もう一度お風呂に入ってのんびりするべ〜「荒天のため浴室は閉鎖しております」(+_+) そんなわけで過去最高の暇な時間を過ごしつつ、ついに下船の時を迎えます。「小樽港の天気は雨」とのアナウンスでしたが本降りではなさそう。ノーカッパで挑みます。乗船は出遅れたので下船は先頭でと早々に準備をして出口で待ってたらあとから来たスクーターに順番を抜かされる悲劇(>_<) いいよー、オサーンは今とっても幸せ、何でも許しちゃうお花の心だぁ^^ 「行くぞ銀ちゃん。ここが君を連れて来たかった北の大地だよ。」
駆け降りるスロープ、陸はもうすぐ。タッチダウン!
           「北の大地よ、私は還ってきたぁぁぁあああ!」
ついに、ついに、やっとこさで北の大地を踏みしめることができました!(^^)! 雨だと言っていたけど路面は濡れてるけど雨粒は落ちてこない。さぁ、いよいよ明日からは北の大地の4極を目指す旅が始まる。お天気が少し心配だけどそんなことは今の自分にとっては小さなこと。それじゃあ、いつもの定宿に向かってGO〜   

最北端編に続きます(^^♪

※メイン写真:今回乗船した「あかしや」の船首部分。

「パン工房わんダフル」

お店は業務スーパーの店内に併設されてます。
バイクブロスのメンバーさんの中でも人気が出つつある?パン屋さんです。ホイップあんぱんが売りのようですがフルーツサンドもボリューミーでしかも安価です。お越しの際は業務スーパーとケンタッキー・フライド・チキンを目標にしてください。

嬉しすぎて♪

メチャ早く着いたら船はまだ接岸してませんでした^^; 当然バイク1番乗りの先頭。よもやよもやのミスプリで最後尾になろうとは…

やっぱりデカいぞ、新日本海フェリー

全長224.8m、街の1区画が入るぐらいの長さですよね。接岸する際に近くで撮影しましたがまるでビルが迫ってくるような感じです。この中で丸1日過ごす、退屈な時間になるか、夢の様な時間になるかはアナタ次第w

船内エントランス

車両甲板から入ると最初に目に入る光景です。高級ホテルの様な豪華仕様。初めての方ですと感激すること間違いなし^^ 豪華客船クルーズ気分で一度は体験して頂きたいです。 あ、船会社からは一円ももらってませんよw

乗船記念証

乗船記念に自分でスタンプ押してもらえます。オンシーズンでコロナが無ければビンゴゲームや大道芸・ミニコンサートなどの催しもあるんですけどこの日は無かったですね。また、大体10時前後に姉妹船とのすれ違いイベントがあるのですが、この日はありませんでした。(海が荒れてたから?平日だから?)

豪華お餞別

福知山のお姫様から拝領したお餞別です。パンは4個いただきましたがそんなに沢山食べることが出来ませんので何度も食べてるあんパンは乗船待ちで話をしていたW800海苔の方が朝飯の準備をしていないと仰ったのでプレゼントさせていただきました。
徳島の人だったので帰り道福知山に寄り道してお土産にどうぞ〜と宣伝しておきました(笑)
右上のそよ風姫の飴ちゃんセット。ドラゴンボールの仙豆のごとく、ロングライドで疲れた体に良く効くんですぅ(^^)/

銀ちゃんよ、あれが小樽の灯だ!

下船準備の案内と共に外を見ると小樽の街の灯りがかすんで見えます。波しぶきで窓が汚れているのか、雨でぬれているのか?
一か八かノーカッパで下船しましたが雨は降っていませんでした^^

本日の水揚げ

走行距離148.5Km 平均燃費20.8Km/L
さて、翌日からは約4倍ほどは走らなきゃなりません。どんな旅になりますやら。お楽しみに〜


スポット詳細情報

  • 新日本海フェリー舞鶴港〜小樽港
  • 住所:京都府舞鶴市字浜 2025番地 1 前島埠頭
  • URL:https://www.snf.jp/

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