東海エリア（三重県） カテゴリ：中華
2018-04-03 23:38:42 走行日：2018-04-02〜2018-04-02
グー！（41）
年度末の忙しさで飛んだ休みを代休で取り返すべく土日月と3連休を取った。
土曜はマスツーで徳島まで行ったので、久々の平日休みはソロでどこかへ出かけてみよう。
ここのところ走っているのは北か南か西ばかり。ならばご無沙汰の東に行くことにする。
日曜のうちにどこへ行くのか色々と妄想していると、ふと以前にブロスメンバーのＹＡＳＵさんの日記に書かれていた伊賀上野のドライブインにある中華料理屋の唐揚げ定食のことを思い出した。 入院中、病院食にうんざりしていた時に好物の唐揚げが食べたくて仕方なかった。日記に書かれていた唐揚げを是非とも食べたいとずーっと想い続けていたのだ。
そして、この店にこだわる理由がもう一つ、それは「太陽」という店の名前だ。自分が幼かった頃、父方の親戚が近所で食堂を経営していて、その店名がまさしく「太陽」だった。小さい頃お世話になった懐かしの食堂と同じ名前を持つお店に何かしら感じるものがある。こりゃぁ〜行くしかないでしょう！
ということで、通勤ラッシュが収まりつつある午前８時半に自宅を出発、阪神高速〜西名阪をお仕事の車に混じって道の駅針テラスまで一気に移動。そこで朝のコーヒーをいただきながら平日にもかかわらず止まっているバイクを眺めながらノンんびりと過ごす。 お昼ご飯まではまだまだ間があるので、少し回り道して行こうとグーグルマップを見ていると、幹線国道を繋ぐ脇道県道が多いことに気がつく。この辺は地元じゃないので決まった道しか通ってない。ならばこの脇道を繋いで目的地の伊賀上野まで行こうと出発。
針テラスからR369を南下、少し進むとＫ781の分岐で左折、なかなかの寂しい田舎道をトコトコ進む。そして途中Ｋ782に進んで名阪国道と並進して北東を目指すはずが、間違えてそのままK781を進んでしまった。すると道はどんどんと杉木立のヤバ〜い険道に変わり、県境を超えた辺りから有り得ない路面状況に。（写真参照） こんなところ、絶対車がくるはずない。転倒・滑落なんぞしたらジ・エンドだと思いつつ、慎重に峠を越えて行くと開けたところから街並みを見下ろせるところまでやって来て、ホッとした…ら、何だか、無性に、腹が、へった… 「よし、店を探そう！」となるところだが、今回は行く店はもう決まってる。険道探索はもうやめにしてさっさと伊賀上野のドライブインへとR165〜R368で向かった。
ヤバい峠越えで時間を食ったのか、お店に着いた時にはもうお昼前、胃袋の方も準備万端に整っている。さあ、夢にまで見た憧れの唐揚げとのご対面だ♪
※（以下井之頭”三気筒”五郎さんの心の声）
お店の外観、古くから有りそうな店構えで、チョットぼろ目だ。誰も参考にしないだろう薄汚れた食品サンプルが店の歴史を物語ってるな。店頭には中華屋独特の丸テーブルがなぜか半分に折りたたまれてオブジェと化している。いや、むしろこう言う店構えの方がオサーンのノスタルジーを誘い否が応にも期待が高まるってもんだ。
メニューも張り出してるが唐揚げ定食がクローズアップされてる。きっとここの一番人気なんだろう。 もう、注文するものは決まってる、いざ入店だ！
案外店内は狭いんだな。カウンターとテーブルが５台ほど、お一人さまは迷わずカウンターにイン。一応はメニューにも目を通しておくか。 ん？お昼のセットだって？唐揚げ＆チャーハン、唐揚げ＆天津飯かぁ。ノーマルが900円、セットは400円高の1300円ね。 いや、待て！隣の兄ちゃんが食べてるのは唐揚げ定食だと思うが、何だか量がハンパねぇぞ！？あれを食い切るには相当の根性がいりそうだ。ここは食意地をはって余計な注文はしない方が良い。シンプルに唐揚げ定食を注文するんだ。「すみませーん、注文いいですかぁ？ 唐揚げ定食お願いしますぅ」
まずはスープが運ばれて来たぞ、そしていよいよ夢の唐揚げ定食とご対面だ…、って！ナニ？この唐揚げの量？ワンプレートにライス、野菜、漬物が乗っているけど、皿の面積の半分以上を唐揚げが占拠してるじゃないか！ 一体いくらあるんだ？ 一個、二個、… 七個も有った(~_~;) さすがにトラッカーやリーマン、ガテン系が集まるドライブインの食堂だ、彼らを満足させるにはこれぐらいの量が当たり前って訳だな。 唐揚げ好きのライダーにも意地がある、お百姓さんには悪いが米はあきらめ、唐揚げの殲滅に注力する。「やってやるぜーっ！」
まずは唐揚げを一つ戴くか。系統としては下味が付けられた鳥肉に衣をまとわせるタイプだが、なぜか全ての個体が細長い。通常モモ肉をぶつ切りにして丸めて揚げてるところが多いが、ここの唐揚げは肉の繊維に沿って細長く削いでいるんだな。
一噛みすると、ほほう、カリカリの衣、にんにく醤油の風味と柔らかい食感が口に広がり、鳥肉の旨みが後からじわじわ効いてくる。いや、これ旨いよホント。 いかん、味の濃さについついご飯を食べ進めてしまったではないか。お腹の容量は若い頃に比べ減ってるんだ、唐揚げに集中しなくては。 とはいえ、だんだんと口の中が油で重くなってきた。ヤバい、完食しなくてはいかんというのに… あ、こんな時に助けになるアレがあるじゃないか。そう、定食のスープだ。こちらのスープはパイタンのかきたまスープ、一口飲んでみる。思ったとおり、薄味ながらもしっかりとダシが取られていて、口の中をリセットだ。 唐揚げが映画界の大スターとするならば、このスープは主役の脇を固め、ひき立てる名バイプレイヤーといったところか。先日亡くなられた大杉漣さんの様ないぶし銀の仕事だよ。居てくれて良かった〜
おっと、忘れちゃいけない、細切りキャベツと白菜キムチ。彼らも大量の唐揚げ攻略の助太刀をしてくれる有難い存在だ。
さあ、唐揚げ定食と言う名画もクライマックス、大団円に向けて最後の1本をしっかり味わって幕引きとしよう。
ああ、ご飯は半分残したが、何とか食べきった。 良い映画を見終わった時のように、このあとも走りながら、満腹のため時折出るであろうゲップでナイスな唐揚げの余韻を楽しむことにしようか〜
ごちそうさまでした！
その後は月ヶ瀬を通り、デザートに宇治で抹茶のスイーツを食べようと企んでましたが、満腹が収まることはなく、高槻から開通したての新名神を通って帰宅しましたとさ。
お・し・ま・い ヽ(*´∀｀)ノ
総走行距離302.3Km 燃費23.07Km/L
道の駅 針テラス
言わずと知れたバイク海苔が集まる道の駅。
平日の朝にもかかわらず多くのバイクが集まってました。仕事しろ、仕事！
あっ、おいらもだぁ(´▽｀)
険道781 三重県側への入口
地獄への入口のごとく、ぽっかりと口を開けていますが、このあとどんどんと道幅は狭まり、砂やコケ、石、落ち葉、湧き水などの足元をすくうマテリアルのオンパレードが待ち構えてます。
険道781の途中にて
急勾配が続き、ガードレールもなく、ところどころ路肩が崩落していて危ないので、ある程度平らなところまで下りて写真撮りました。
こんなところにＳＳや高級外車を連れてきたりすると一気にマスツーするお友達が無くなちゃいます。
ソロ限定ですねぇ（；^ω^）
「中華料理 太陽」外観
名阪国道、大内IC降りてすぐの名阪上野忍者ドライブインの中にお店があります。
お昼前に入りましたが、正午になると隣のお店も含めて労働者諸君がどっと押し寄せて来ました。
ライディングウエアの私を見る目が少し冷ややかだったように思えたのは気にしすぎでしょうか？
唐揚げ定食 900円
お店の看板メニューのようです。多くの人が注文していました。チャーハンや天津飯にもセットで付いてるほか、野菜炒めともセットになっています。
写真では分かりずらいですが、唐揚げは盛り上がってて下にも何個かあるので、提供されてきた時は「これ、ホンマに食べきれるかな？」と心配になりました。
かきたまスープ
こいつがなかなかいい味出してるんです。
さっぱりとしていてコクがある。言い古された言葉で申し訳ありませんが、ほんとにそんな味。
正直言いますと、少し飲んでから写真撮りました。ごめんなさ〜い(ﾟ∀ﾟ)
月ヶ瀬にて
帰りに寄った月ヶ瀬の橋の上です。
梅の時期には沢山の観光客がいたはずですが、今は桜の季節。みんな吉野に流れたのか閑散としてました。その分ゆっくり出来ました。
のんびりが過ぎて、買う予定だった梅のシロップを買い忘れ。春ボケです。
新名神 宝塚北ＳＡ
今話題の道路を通ってサービスエリアを見学に行きました。
さすがに新しい道路は走りやすく快適でしたが、サービスエリアは人だらけで満足に買い物もできない感じで、早々に立ち去りました。
ゆっくり出来るのにはもうしばらく掛かりそうですね。
スポット詳細情報
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