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シフトレバーシャフト交換

2021年08月26日 00:28 グー！（9）｜コメント（7）

カワサキ ER-4n（2011年式）

交換理由は日記に記載してあります。(^^)

https://www.bikebros.co.jp/community/DRY_view.php?id=176162&uid=jtNTYauh

今回の作業。通常の仕様と言って良いのか分かりませんが、クラッチを分解して初めてシフトレバーシャフトを取り外すイメージですが、
私の車両はシフトペダル側だけを分解するだけで交換出来る仕様でした。
なので比較的簡単に交換する事が出来ましたが、
エンジン側のドライブスプロケを外す必要があるので、
ここのナットを緩めるのが一番の難関になります。

そしてこのような作業をする場合には必ずサービスマニュアルの内容を理解して行ってくださいね。
車両を見ただけでバラして組んでは出来ますが、組み付けの為に必要な注意や締め付けトルクなどが記載されています。

写真1：2021年08月26日投稿

車体をメンテナンススタンドに掛けて、分解の準備をしていきます。
メンテナンススタンドが無くても可能ですが作業はやり易くなります。
寝そべったり、座り込んだりにはお風呂のマットが安価で万能ですよ(^｡^)
ふにゃふにゃよりは硬めがオススメ！
私はトライアルで売っていた500円のを使っています。

写真2：2021年08月26日投稿

シフトペダルのロッドやスプロケカバーを外して、
私のはココに車速センサーが有るので外します。
スプロケナットの頭がセンサーの読み取り部になっています。

写真3：2021年08月26日投稿

ドライブスプロケを外す為にナットの回り止めを起します。
そしてナットをインパクトで緩めました。
この時、誰か居ればリヤブレーキを踏んで貰った方が楽です。
私はブレーキペダルとフットペグに棒を掛けてテコでブレーキを踏んでる状態にしています。
バックステップだから出来るんですけどね。

写真4：2021年08月26日投稿

マジで硬いナットを外しました。
コレを外すのは２回目です。
初回はかなりトルクの有るエアーインパクトを使用しないと外すのは無理だと思います。
27mmのディープソケットが必要です。

スプロケを外したらチェーングリスに砂や泥が混じったモノが周囲に付着していますので
コレを入念に取り除き、パーツクリーナーで洗浄します。
この時にエンジンオイルも抜きました。

写真5：2021年08月26日投稿

チェンジメカのカバーをボルトを緩め外しました。ガスケットもキレイに剥がします。
アルミのパーツにはカーボンスクレイパーが便利ですよ。
傷を付ける心配なく出来ますからね。

写真6：2021年08月26日投稿

チェンジメカのカバーにシールとベアリングが入っています。
そしてチェンジレバーシャフトを抜き取るとエンジン側にも同じようにベアリングがありシャフト両端を支持するようになっています。
今回はベアリングの交換はしません。
レバーの上がチェンジドラムのカムです。
6速なので突起が６個あります。

写真7：2021年08月26日投稿

防錆の為にグリスがベタベタに塗られた新品を洗浄してサービスマニュアルの指示どおりモリブデンをオイルで割ったモノを塗ります。
私は代わりにワコーズのアッセンブリーペーストを塗布しました。
サービスマニュアルが無ければグリスが付いたまま組んでしまうかもしれません。
サービスマニュアルは必要です(^^)

写真8：2021年08月26日投稿

そして新しい部品を装着しようとしたらチェンジドラムに当たります。
外す時は何の抵抗も無かったので新旧を比べて見ました。
それぞれを見た時は何処が部品変更されているのか分かりませんでしたが、
チェンジドラムにしっかりと接触するように長さが変更されていました。
可動部を下げて元のように装着して組み付けていきます。

写真9：2021年08月26日投稿

チェンジカバーを組み付け前にシャフト部のシールを打ち替えます。
ベアリングレースドライバーが無ければボックスレンチでも代用出来ます。
シール組み付け後にシールにはシリコングリスを塗布しています。

写真10：2021年08月26日投稿

新しいガスケットを入れてカバーを組み付けた後は、
スプロケを125Νmで締め付けます。
ここはトルクレンチを使ってやってください。
エンジンオイルや残りの部品を組み付ければ完成！
チョット走って問題無ければ良いでしょう(^^)
ゆっくりやって２時間有れば出来ますが、スプロケのナットだけがネックですね(⌒-⌒; )

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