ドゥカティ | DUCATI 1198

車輌プロフィール

ドゥカティのスーパーバイク、1098の後継モデルとして、2009年に発売されたのが、1198・シリーズ。1098の登場から、わずか2年ほどでバトンが渡ったかたちだった。「数字」が増えたことは、排気量が増えることと多くの場合イコールで、1198も、1098時代の1,099ccから、1,198.4ccへと拡大されていた。この排気量は、前年登場の1098R(1098ベースのスーパーバイクレース用ホモロゲーションモデル)と同じ。そもそもドゥカティのスーパーバイクが1,000ccを超える排気量を得たのは、SBK(スーバーバイク世界選手権)のレギュレーションが、2気筒エンジンに1,200ccまでを認めたことを見据えてのものだったので、1198・シリーズになって、ようやく本来の排気量を(ベーシックグレードから)獲得したことになる。なお、1198・シリーズには、同時に登場したSタイプのほか、2010年のコルセエディション(S/R)、2011年のSPタイプが展開された。ベーシックグレードの1198は、2011年モデルにして、トラクションコントロールやクイックシフターなどの上位モデル同等の装備を持つようになった。そして、2012年には、後継モデルとして1199パニガーレが登場。1199パニガーレのフレームは、トレリスではなく、アルミモノコックで、1198(及び宇1198SP)は、フラッグシップのスーパーバイクとして、トレリスフレームを持つ最後のモデルになった。※ミドルクラスの848EVO(トレリスフレーム採用)は、2013年までラインナップされた。

2009年 1198 (カタログメイン)
2009年 1198 2009年 1198
新登場
2009年モデル
ドゥカティ 1198

※諸元数値は本国仕様

基本スペック

タイプグレード名 1198
モデルチェンジ区分 新登場
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2100
全幅 (mm) 730
全高 (mm) 1100
ホイールベース (mm) 1430
最低地上高(mm) 120
シート高 (mm) 820
乾燥重量 (kg) 171
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 V型(L型)
シリンダバンク角(°) 90
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 1198.4
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 106
行程(ピストンストローク)(mm) 67.9
圧縮比(:1) 12.7
最高出力(kW) 125
最高出力(HP) 170
最高出力回転数(rpm) 9750
最大トルク(N・m) 131.4
最大トルク(kgf・m) 13.4
最大トルク回転数(rpm) 8000
燃料供給方式 フューエルインジェクション
燃料タンク容量 (L) 15.5
燃料タンク・リザーブ容量 (L) 4
燃料(種類) ハイオクガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ標準搭載・型式 MAR10A-J
点火プラグ必要本数・合計 2
搭載バッテリー・型式 YT12B-BS
バッテリー容量 12V-10Ah
クラッチ形式 乾式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 1.840
変速比 1速 2.467/2速 1.765/3速 1.350/4速 1.091/5速 0.958/6速 0.880
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 38
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 98
フレーム型式 トレリスフレーム
キャスター角 24°30′
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
フロントフォーク径(φ) 43
フロントホイールトラベル(mm) 127
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
リアサスペンションストローク(mm) 59.5
リアホイールトラベル(mm) 127
タイヤ(前) 120/70ZR17
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 190/55ZR17
タイヤ(後)構造名 ラジアル
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 3.5
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 7.0
ヘッドライト定格(Hi) 55W/55W
ヘッドライトタイプ(Hi) H11
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:エンジン回転計
メーター表示:時計
メーター表示:ツイントリップ