カワサキ | KAWASAKI ニンジャZX-25R | Ninja ZX-25R

新車価格帯(実勢価格)

車輌プロフィール

ニンジャZX-25Rは、2020年9月10日に(2021年モデルとして)発売された、並列4気筒エンジンを搭載したフルカウルスポーツモデル。初めて公開されたのは、第46回東京モーターショー2019プレスカンファレンス(2019年10月23日)だった。カワサキにとっては、2007年モデルまで設定されたネイキッドスポーツのバリオス2以来の4気筒250ccエンジン車であり、フルカウルという条件を加えれば、1990年代末までラインナップされたZXR250以来となった。「ニンジャZX-25R」というモデル名から分かる通り、ニンジャZX-10Rを頂点とする(ツアラー的なZX-14Rを除く)スーパースポーツモデルのシリーズに加えられており、ZX-10R(ZX-10RR)がスーパーバイク世界選手権(SBK)参戦マシンであることを鑑みれば、ZX-25Rは、いわゆる「レーサーレプリカ」というカテゴリーにも充てられた。排気量249ccの水冷並列4気筒DOHCエンジンは、15,500回転時に45psを発生。45psという数値は、1991年以前の250ccクラスが上限としていた最高出力(92年からは上限40ps)と同じで、ZX-25Rの場合は、ラムエア加圧時には+1psを記録していた。エンジンと6速ミッションをつなぐクラッチには、アシスト&スリッパークラッチ機構が備えられ、エンジンのパワーモードは、フルパワーとローパワーから選択可能。トラクションコントロールとABSも標準装備された。また、倒立式のフロントフォークには、ブレーキング初期での姿勢変化を穏やかにしてコントロール性を高めるSFF-BPが採用された。ニンジャZX-25Rには、上級仕様のスペシャルエディション(SE)が設定され、ニンジャZX-25Rではオプション設定だったクイックシフターなどが標準装備された(詳細は、別項のニンジャZX-25R SEを参照)。※ニンジャZX-25R SEは2023年モデルで平成32年(令和2年)排ガス規制に適合したが、「無印」のニンジャZX-25Rは未対応のまま(2023年3月時点)

年 Ninja ZX-25R (カタログメイン)
年 Ninja ZX-25R
年モデル
カワサキ Ninja ZX-25R

第46回東京モーターショー2019に参考出品されたニンジャZX-25R。発表は2019年10月23日で、同月25日には、2020年秋ごろの日本市場導入もアナウンスされた。プレスリリース資料によれば、トラクションコントロール(KTRC)やパワーモード(エンジンモード)、クイックシフター(KQS)などのライダーサポート技術も搭載されていることになっていたが、翌年7月に発表された市販モデルにおいて、クイックシフターは上級仕様のSEに標準装備されることになった。※画像は東京モーターショー出展車両

基本スペック

タイプグレード名 Ninja ZX-25R
仕向け・仕様 国内向けモデル
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 249
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
燃料供給方式 フューエルインジェクション
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
フレーム型式 トレリスフレーム
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
スピードメーター表示形式 デジタル
メーター表示:ギアポジション
メーター表示:燃料計
メーター表示:エンジン回転計
車両装備:走行モード切り替え
車両装備:トラクションコントロール