スズキ | SUZUKI GSX-R400/SP

車輌プロフィール

GSX-Rは、1984年に発売された、4ストエンジン搭載のレーサーレプリカ。前年の83年2月に、2ストレプリカのRG250ガンマが、市販車初のアルミフレーム車として登場し、人気モデルとなっていた中での登場だった。この項では、モデル名を「GSX-R400」としているが、84年の段階では、「GSX-R」がモデル名で、排気量クラスを表す数字はない。これは、排気量の大小に影響されないスポーツバイクであることを意図したものだった。エンジンは、398ccの水冷並列4気筒DOHCユニットで、ホイールサイズはフロント16インチ、リア18インチだった。最初のモデルチェンジは1986年で、この年、カウルを一新するとともに、ホイールを前後とも17インチに変更。エンジンは、シリンダーボアを拡大してショートストローク化をはかり、水冷と空冷と油冷を併用する「SATCS」という独自の冷却方式を採用した。87年6月には再びモデルチェンジを受け、モデル名をGSX-R400とした。これに先立つ3月に、GSX-R250が新登場しており、混同が避けられたもよう。スポーツプロダクションレース用のSPも設定された。88年には、エンジンの冷却方式を水冷式に戻した。SPも引き続き設定された。89年からは、名称をGSX-R400Rに改め、90年代半ばまでラインナップされた。※GSX-R400Rは別項

1985年 GSX-R (カタログメイン)
1985年 GSX-R
1985年モデル
スズキ GSX-R

GK71Bの2型。メーターパネル色が、黒から白になるなどの小変更を受けた。

基本スペック

タイプグレード名 GSX-R
型式 GK71B
発売年 1985
発売月 4
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 2090
全幅 (mm) 710
全高 (mm) 1185
ホイールベース (mm) 1425
最低地上高(mm) 135
車両重量 (kg) 176
乗車定員(名) 2
原動機型式 K701
原動機種類 4ストローク
気筒数 4
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 398
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 53
行程(ピストンストローク)(mm) 45.2
圧縮比(:1) 11.3
最高出力(PS) 59
最高出力回転数(rpm) 11000
最大トルク(kgf・m) 4
最大トルク回転数(rpm) 9000
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 18
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
点火プラグ必要本数・合計 4
搭載バッテリー・型式 YB10L-B2
バッテリー容量 12V-12Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 3.0
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・6段変速
変速機・操作方式 フットシフト
1次減速比 2.212
2次減速比 3.066
変速比 1速 3.166/2速 2.125/3速 1.631/4速 1.333/5速 1.173/6速 1.083
動力伝達方式 チェーン
スプロケット歯数・前 15
スプロケット歯数・後 46
チェーンサイズ 525
標準チェーンリンク数 114
フレーム型式 ダブルクレードル
キャスター角 27°25'
トレール量 (mm) 96
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 1
タイヤ(前) 100/90-16
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)荷重指数 54
タイヤ(前)速度記号 H
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 110/90-18
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)荷重指数 61
タイヤ(後)速度記号 H
タイヤ(後)タイプ チューブレス
ホイールリム形状(前) MT
ホイールリム幅(前) 2.15
ホイールリム形状(後) MT
ホイールリム幅(後) 2.15
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) 2.00
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) 2.50
ヘッドライト定格(Hi) 35W/35W
テールライト定格(制動/尾灯) 23W/8W
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:エンジン回転計