ヤマハ | YAMAHA ナイケン | NIKEN

車輌プロフィール

NIKENは、2017年の東京モーターショーで公開され、同年のミラノショー(EICMA)にて、2018年の市販予定が発表された、フロント2輪の3輪バイク。ヤマハのフロント2輪車(LMW)としては、トリシティ125(2014年)と同・155(2017年)に続くモデルとなるが、それらがスクーターベースであったのに対し、NIKENはマニュアルミッションのスポーツモデルを目指したもので、パワーユニットにはMT-09用をベースにしたクロスプレーン水冷並列3気筒エンジン(845cc)を搭載。クランクの慣性モーメントを18%増したことや、インジェクションセッティングの変更で、ややマイルドな特性に変更されていた。NIKENはナイケンと読むが、その意味は、前の2輪を2本の剣にたとえた造語。LMWによる旋回時の安定感によって、スポーツバイクを新しい世界へと斬りこませるモデルだった。2018年5月からは欧州各国で、同年9月からは日本で、受注販売の予約受け付けが開始された。2018年のミラノショー(EICMA)では、ツーリング機能を強化したバリエーションモデルのナイケンGTが発表された(別車種として記載)。

年 MWT-9 (カタログメイン)
年 MWT-9 年 MWT-9
その他
年モデル
ヤマハ MWT-9

ナイケンが市販される3年前、2015年の東京モーターショーでワールドプレミア(世界初公開)された試作モデル。このときの名称は、「MWT-9(エムダブリュティ ナイン)」だった。コンセプトは、「コーナリング・マスター」。様々に変化する路面状況、タイトコーナーが連続するワインディングロードを自在に駆け巡る高いスポーツ性を追求したとされていた。3気筒849ccエンジンを搭載。のちに、NIKENの由来ともなる2本づつのフロントフォークは、試作段階から存在していたことが分かる。

基本スペック

タイプグレード名 MWT-9
モデルチェンジ区分 その他
原動機種類 4ストローク
気筒数 3
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 水冷
排気量 (cc) 849
カム・バルブ駆動方式 DOHC
燃料供給方式 フューエルインジェクション
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク