ヤマハ | YAMAHA シグナス125 | CYGNUS 125

車輌プロフィール

1984年に発売されたシグナス125は、これ以降、連綿と続く「4スト125ccスクーター、シグナス」の初代モデルだった。シグナスの車名は、82年末に登場していたシグナス180に続くものだが、シグナス125は、先行モデルと異なり、シティコミューターとしての性格が強調されていて、この性格は、以降のシグナス125シリーズにも受け継がれるものだった。1988年にマイナーチェンジを受け、騒音規制に対応。95年には、ヤマハモーター台湾製のニューモデルとして生まれ変わった。台湾ヤマハ製のシグナス125は、デラックスタイプの125D、コンパクトサイズの125Si、ディスクブレーキ採用の125SVへと進化して、シグナスXへと連なっていった。なお、シグナスとは「白鳥座」のこと。白鳥が羽ばたくような優雅な乗り味という面では、シグナス180(82年)にふさわしいモデル名だが、見つけやすく、夏の星座として代表的な白鳥座は、後に125ccスクーターの代表格になったシズナス125シリーズにも、違う意味でぴったりのモデル名となった。

1984年 CYGNUS 125 クリーミィホワイト(カタログメイン)クリーミィホワイト
1984年 CYGNUS 125クリーミィホワイト 1984年 CYGNUS 125ミストブルーメタリック
1984年モデル
ヤマハ CYGNUS 125

124ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンを搭載し、Vベルト無段変速を組み合わせた。セルフスターター仕様で、前後いずれかのブレーキを作動させないとセルモーターは回転しなかった。なお、後ろブレーキはフットブレーキ。チューブレスタイヤを採用。

基本スペック

タイプグレード名 CYGNUS 125
発売年 1984
仕向け・仕様 国内向けモデル
全長 (mm) 1880
全幅 (mm) 650
全高 (mm) 1095
ホイールベース (mm) 1250
最低地上高(mm) 110
シート高 (mm) 760
乾燥重量 (kg) 91
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 1
シリンダ配列 単気筒
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 124
カム・バルブ駆動方式 OHC(SOHC)
気筒あたりバルブ数 2
内径(シリンダーボア)(mm) 49
行程(ピストンストローク)(mm) 66
圧縮比(:1) 9.5
最高出力(PS) 11
最高出力回転数(rpm) 8000
最大トルク(kgf・m) 1.1
最大トルク回転数(rpm) 6500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 7
燃料(種類) レギュラーガソリン
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火プラグ必要本数・合計 1
バッテリー容量 12V-7Ah
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 1.2
クラッチ形式 自動遠心
変速機形式 Vベルト式・無段変速
フレーム型式 アンダーボーン
キャスター角 27°00′
トレール量 (mm) 78
ブレーキ形式(前) 機械式リーディングトレーリング
ブレーキ形式(後) 機械式リーディングトレーリング
懸架方式(前) ボトムリンクフォーク
懸架方式(後) ユニットスイング式
タイヤ(前) 3.50-10
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(前)プライレーティング 4PR
タイヤ(前)タイプ チューブレス
タイヤ(後) 3.50-10
タイヤ(後)構造名 バイアス
タイヤ(後)プライレーティング 4PR
タイヤ(後)タイプ チューブレス
スピードメーター表示形式 アナログ
メーター表示:燃料計
車両装備:キャリア