車輌プロフィール

ブルターレ1000RRに、2025年の限定モデルとして設定された「OTTANTESIMO」。OTTANTESIMO（オッタンテジモ）とは、イタリア語で「80番目」を意味する言葉。第2次世界大戦の荒廃の中から、MVアグスタがオートバイの製造を再開させ（戦時中に量産準備は進んでいた）てから、2025年で80年となるのを期に、6つのモデルに、それを記念しての限定モデルが設定されることが、2024年11月に発表された。それぞれ500台限定で生産され、トリプルクランプ又は燃料タンクの保護プレートにシリアルナンバーが刻印されていた。番号とともに刻まれた emmevi（エメヴィ）は、MVの発音を表していた。ブルターレ1000RRオッタンテジモも、6モデルの中の1台で、排気量998ccの並列4気筒エンジンを搭載したネイキッドスポーツ。Arrowと共同開発された4本出しのエキゾーストシステムを採用。なお、車名に「RR」が付くことは、同シリーズ中の最上位モデルを意味していた。サスペンションは電子制御式。欧州の環境規制、ユーロ5+（ファイブ・プラス）をクリアしていた。