トライアンフ | TRIUMPH アメリカ | America

車輌プロフィール

トライアンフのアメリカは、2001年にデビューしたミドルクルーザー。その名前の通り、北米市場がメインターゲットで、彼の地におけるスタンダードモデルたらんとして投入された。ボンネビルと同じ並列2気筒エンジンを搭載し、当初の排気量は、ボンネビル同様の790ccだった。その後、2007年モデルから(ボンネビルT100などと同じ)865ccエンジンを得たのに続き、2008年からはフューエルインジェクションを採用するようになった。このように、ボンネビル系のエンジンを搭載したアメリカだが、ボンネビルとの大きな違いは、アメリカが、270°クランクを採用していたこと(ボンネビルは360°クランク)。これは、クルーザーらしい鼓動感やトラクション性能を求めるためだった。なお、2001年の登場から2010年代半ばまで、息の長いモデルとなったアメリカだが、日本国内には、登場当初の数年間導入されたのち、長い未導入期間があり、2013年(2014年モデル)から再導入。この時、スクリーン&パニアケース装備のアメリカLT(ライト・ツーリング)もラインナップされた。

2007年 America ファントムブラック/サンセットレッド(カタログメイン)ファントムブラック/サンセットレッド
2007年 Americaファントムブラック/サンセットレッド 2007年 Americaファントムブラック/トルネードレッド 2007年 Americaパシフィックブルー/ニューイングランドホワイト 2007年 Americaファントムブラック
マイナーチェンジ
2007年モデル
トライアンフ America

エンジンの排気量が、790ccから865ccに拡大された。これまでのスポークホイールからキャストホイールに変更された。

基本スペック

タイプグレード名 America
モデルチェンジ区分 マイナーチェンジ
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2420
全幅 (mm) 960
全高 (mm) 1170
ホイールベース (mm) 1655
シート高 (mm) 720
乾燥重量 (kg) 226
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 865
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 90
行程(ピストンストローク)(mm) 68
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(PS) 55
最高出力回転数(rpm) 6750
最大トルク(N・m) 69
最大トルク回転数(rpm) 4800
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16.6
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
エンジンオイル容量※全容量 (L) 4.5
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) 3.3
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) 3.8
推奨エンジンオイル(SAE粘度) 10W-40
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 鋼管製クレードル
キャスター角 33.3°
トレール量 (mm) 153
ブレーキ形式(前) 油圧式ディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 倒立フォーク
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/90-18
タイヤ(前)構造名 バイアス
タイヤ(後) 170/80-15
タイヤ(後)構造名 バイアス
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム幅(後) 3.5
スピードメーター表示形式 アナログ