トライアンフ | TRIUMPH スピードマスター | Speedmaster

車輌プロフィール

トライアンフのスピードマスターは、2003年のニューモデルとして発売されたミドルクルーザーだった。その2年前に登場していた「アメリカ」からの派生モデルという位置づけで、ハンドルバーやマフラーの形状、フットボードではなくステップバーを採用するなど、アメリカよりもスポーティな構成なのが特徴だった。当初は、同年式のアメリカやボンネビルと同様に、790ccの並列2気筒エンジンを搭載していたが、アメリカより2年早い2005年には865ccエンジンを獲得。2008年にはフューエルインジェクションを採用し、2011年には、フロントブレーキをシングルディスク化するとともに、フロントのホイールサイズを登場以来の18インチから19インチに大径化した。また、2気筒エンジンの爆発感覚は、ボンネビルの360°クランクとは異なり、アメリカ同様の270°クランク。これはクルーザーらしい鼓動感を得るためだった。スピードマスターは、2010年代半ばにカタログ落ちするが、ボンネビル系の2気筒エンジンが水冷化された(2016年)のち、2018年モデルから「ボンネビル スピードマスター」が登場。実質上の後継モデルとなった。

2004年 Speedmaster (カタログメイン)
2004年 Speedmaster 2004年 Speedmaster 2004年 Speedmaster 2004年 Speedmaster
2004年モデル
トライアンフ Speedmaster

基本スペック

タイプグレード名 Speedmaster
仕向け・仕様 海外メーカーモデル
全長 (mm) 2424
全幅 (mm) 844
全高 (mm) 1184
ホイールベース (mm) 1655
シート高 (mm) 720
乾燥重量 (kg) 229
乗車定員(名) 2
原動機種類 4ストローク
気筒数 2
シリンダ配列 並列(直列)
冷却方式 空冷
排気量 (cc) 790
カム・バルブ駆動方式 DOHC
気筒あたりバルブ数 4
内径(シリンダーボア)(mm) 86
行程(ピストンストローク)(mm) 68
圧縮比(:1) 9.2
最高出力(PS) 62
最高出力回転数(rpm) 7400
最大トルク(N・m) 60
最大トルク回転数(rpm) 3500
燃料供給方式 キャブレター
燃料タンク容量 (L) 16.6
エンジン始動方式 セルフスターター式
点火装置 フルトランジスタ式
エンジン潤滑方式 ウェットサンプ式
クラッチ形式 湿式・多板
変速機形式 リターン式・5段変速
変速機・操作方式 フットシフト
動力伝達方式 チェーン
フレーム型式 鋼管製クレードル
キャスター角 33.3°
トレール量 (mm) 153
ブレーキ形式(前) 油圧式ダブルディスク
ブレーキ形式(後) 油圧式ディスク
ブレーキオイル適合規格 DOT 4
懸架方式(前) テレスコピックフォーク
フロントフォークタイプ 正立フォーク
フロントフォーク径(φ) 41
懸架方式(後) スイングアーム式
ショックアブソーバ本数(後) 2
タイヤ(前) 110/80R18
タイヤ(前)構造名 ラジアル
タイヤ(後) 170/80R15
タイヤ(後)構造名 ラジアル
ホイールリム幅(前) 2.5
ホイールリム幅(後) 3.5
スピードメーター表示形式 アナログ